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英語の関係副詞とは?使い方をわかりやすく説明

英語の関係副詞

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英語の関係副詞とは、whenwherewhyhowに代表される一連の語を指す。

関係副詞は構造が複雑でわかりづらい。英語を勉強しているあなたは次のような悩みを持っていないだろうか?

  • そもそも関係副詞とは何?
  • 関係副詞と関係代名詞の違いは?
  • 関係副詞は前置詞+関係代名詞に置き換えられる?

そこでトイグルでは、関係副詞について詳細を解説していきたい。学習の参考になるはずだ。

1. 関係副詞は接続詞と副詞の働きをあわせもつ語

関係副詞を一言で表せば、それは接続詞と副詞の働きをあわせもつ語である。例を見てみよう。

  • This is the house. Mike was born there. (これは家です。マイクはそこで生まれました)
  • This is the house where Mike was born. (これはマイクが生まれた家です)

この例では、This is the house.(これが家です)とMike was born there.(マイクはそこで生まれました)の2つの文がある。これらはどちらも正しい文だが、関係副詞whereを用いて1つにつなげられる。

学校文法では、関係副詞を前置詞+関係代名詞に言い換えられると言われる。例文は次のように書いてもよい:

  • This is the house in which Mike was born.
  • This is the house where Mike was born.

ここでなぜ唐突にinが出現するかと言えば、それはthere(そこに)に対応するのがin the house(家の中で)だからである。つまり、例文は次のような複数のパターンで表現できる:

  • This is the house in which Mike was born. (フォーマル)
  • This is the house which Mike was born in. (ややカジュアル)
  • This is the house where Mike was born. (カジュアル)

関係「副詞」と呼ばれる理由は、文中で副詞の働きをするからである。先の例なら、where Mike was bornの中でwhereは副詞の働きをする。これは元の文がthere(副詞)あるいはin the house(前置詞句 = 副詞相当)だったことからもわかる。

なぜ文を1つにつなぐのか?
より情報量が多く、意味のある文を作るためと言ってよい。私たちが「これは本です。私はこの本を昨日買いました」より「これは私が昨日買った本です」のほうが自然と感じるのと同じである。

2. 関係副詞の使い方

先行詞関係副詞
when
場所where
理由why
方法how

関係副詞は主に、whenwherewhyhowの4種類が使われる。それぞれの用法を説明していこう。

2-1. when

  • (1) Winter is the time when people catch a cold. (冬は人々が風邪をひく時期である)
  • (2) Winter is when people catch a cold. (冬は人々が風邪をひく時期である)

関係副詞whenは、time(時)、day(日)、year(年)など、時間を先行詞にする際に用いる。

(1)はwhen people catch a cold(人々が風邪をひく)が先行詞the time(時期)を修飾し、「どのような時期であるか」を説明している。

(2)は先行詞が表面にあらわれない例。the timeが先行詞の場合、先行詞はしばしば省略される。

2-2. where

  • (3) London is the place where I grew up. (ロンドンは私が育った場所です)
  • (4) London is where I grew up.

関係副詞whereは、placetownなど、場所を先行詞にする際に用いる。

(3)はwhere I grew up(私が育った)が先行詞the place(場所)を修飾し、「どのような場所であるか」を説明している。

(4)は先行詞が表面にあらわれない例。the placeはしばしば省略される。

先行詞が場所なら常にwhereか?
先行詞が場所に関連しても関係詞whichを用いることがある。
次の例では、先行詞the city(都市)に対して関係詞whichが使われるのは、動詞loveの目的語だからである。
例: London is the city which I love most. (ロンドンは私が大好きな都市です)

2-3. why

  • (5) This is the reason why the problem happened. (これがその問題が発生した理由です)
  • (6) This is why the problem happened. (これがその問題が発生した理由です)

関係副詞whyreason(理由)を先行詞として用いる。

(5)はwhy the problem happened(なぜその問題が発生したか)が先行詞the reason(理由)を修飾し、「どのような理由であるか」を説明している。

(6)は先行詞the reasonが省略された例。the reason whyは少々くどい印象があるので、先行詞は省略されることが多い。

2-4. how

  • (7) That is how our parents and grandparents built wealth. (あんな風に私たちの両親と祖父母は富を築きました)
  • (8) That is the way our parents and grandparents built wealth. (あんな風に私たちの両親と祖父母は富を築きました)

関係副詞howway(方法)を先行詞として用いる。

ただし、the way howと書くことは通常なく、(7)のようにhowを単独で用いるか、(8)のようにthe wayを単独で用いる場合のどちらかである。

関係副詞that
whenやwhereのかわりにthatが関係副詞として使われることがある。この場合、thatは省略されることが多い。
例: Glasgow is the place (that) I lived for two years. (グラスゴーは私が2年間住んでいた場所だ)

3. 関係副詞の非制限用法

非制限用法とは、先行詞に関する情報を補足的に追加する用法をいう。書き言葉では、関係詞の直前に「, (カンマ)」、話し言葉ではポーズ(間)を置くことで区別する。

関係副詞の場合、非制限用法はwhenwhereのみで使われる。

3-1. when

  • (9) We arrived at the store on Sunday, when stood in line for an hour to buy tickets. (私たちは日曜日にお店についた、そしてチケットを買うために1時間列に並んだ)

We arrived at the store on Sunday(私たちは日曜日にお店についた)だけでも立派な文だが、when以下が追加の情報を付け足す構造になっている。

この場合、whenand thenと考えるとわかりやすい。

  • (9′) We arrived at the store on Sunday, and then stood in line for an hour to buy tickets. (私たちは日曜日にお店についた、そしてチケットを買うために1時間列に並んだ)

3-2. where

  • (10) QR codes originated in Japan, where more than 5-million users have adopted the technology. (QRコードは日本で始まった、そこでは5百万人以上のユーザーがそのテクノロジーに適応している)

QR codes originated in Japan(QRコードは日本で始まった)だけでも立派な文だが、where以下が追加の情報を付け足す構造になっている。

この場合、whereand thereと考えるとわかりやすい。

  • (10′) QR codes originated in Japan, and there more than 5-million users have adopted the technology. (QRコードは日本で始まった、そこでは5百万人以上のユーザーがそのテクノロジーに適応している)

固有名詞を先行詞に取れるのは非制限用法
固有名詞を先行詞に取れるのは非制限用法のみである。

4. 関係副詞の省略

  • (11) By the time she was three years old, she already knew how to read aloud. (彼女は3歳になるまでに、どのように声を出して読めばいいか知っていた)
  • (12) The last place I lived was Arizona. (私が前に住んだ場所はアリゾナだった)
  • (13) That’s just the reason I love working here. (それが私がここで働くのが大好きな理由です)

関係副詞は場合によって省略できる。

(11)は関係副詞whenが省略された例。先行詞がtimeの場合、関係副詞whenはしばしば省略される。

(12)は関係副詞whereが省略された例。先行詞がplaceの場合、関係副詞whereはしばしば省略される。

(13)は関係副詞whyが省略された例。先行詞がreasonの場合、関係副詞whyは通例、省略される。

それぞれ、関係副詞を入れて書くと次のとおり:

  • (11′) By the time when she was three years old, she already knew how to read aloud.
  • (12′) The last place where I lived was Arizona.
  • (13′) That’s just the reason why I love working here.

なぜネイティブは省略がわかるのか?
省略があっても文構造が明白だからである。例えば、whereの先行詞が場所なのは明らかなので、省略があってもそれを「復元」できるのである。

*まとめ

この記事では、英語の関係副詞について詳細を解説してきた。

内容をまとめると次のようになる:

  1. 関係副詞は接続詞と副詞のはたらきを持つ語
  2. 関係副詞はwhen, where, why, howがある
  3. 関係副詞は先行詞がある場合とない場合がある
  4. 関係副詞は非制限用法でも使われる
  5. 関係副詞は場合によって省略される

トイグルでは他にも、英文法に関する記事を執筆している。興味のある方はぜひご覧いただきたい。

Good luck!

5 COMMENTS

日浦

how”を前置詞+関係代名詞に戻す際は、”the way for which”が決まり文句である。
とありますが、forは間違いでは
way とくればinが決まり文句なので”the way in which” が正解とおもいますが。。。

田邉竜彦

>日浦様

コメントありがとうございます。
howはthe way in whichとthe way for whichのどちらも使えるようですが、頻度としてより多いのはthe way in whichのようなので、こちらに訂正させていただきました。

秀ちゃん

the way S V についての質問です。  
 
 「ジーニアス英和大辞典」の like の項目に、 (v) [形容詞節を導いて] 「…のような」: I like you the way you are .「今のそのままのあなたが好きだ」という例があります。

 ”形容詞節を導いて”とありますが、この形容詞節は、代名詞 you を修飾して、「今のそのままのあなた」という意味になっているということでしょうか?

 また、you などの人称代名詞は、形容詞(形容詞節)で修飾できないことは、原則かと思いますが、この the way S V の用法は、例外的なことなのでしょうか?

(人称代名詞が形容詞の修飾を原則受けないのは、既に特定されているためであると聞きます。今回の用法は、you の一時的状況/状態を指しているので、可能ということかと思いましたが、どうでしょうか?)

田邉竜彦

>秀ちゃん様

申し訳ありません、ジーニアス英和大辞典が手元にないため、詳しく調べることができませんでした。

また、人称代名詞と形容詞に関しても、当方の現在の知識ではそこまでの理解に至っていないため、ご回答ができません。

研究が進み、お答えできるようになりましたら、こちらのコメント欄でまたお答えします。

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