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TOEIC公式問題集の使い方!スコアを100点上げる上手な勉強法

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「TOEIC公式問題集に興味があるが、どれを選べばいいかわからない…」

「公式問題集でスコアを上げたいから勉強法が知りたい…」

あなたはこのような疑問をお持ちではないだろうか。

公式問題集はTOEIC受験者なら誰もが持っておくべき必須教材である。しかし、本番と同じ難易度で解説も少ないので、正しく使わないと効果が半減してしまう。

そこでトイグルでは、TOEIC公式問題集を使った具体的な勉強法を紹介しよう。本メソッドは筆者の運営するTOEICスクールで採用しており、スコアが最大100点上がった実績がある。

当エントリーを読めば、公式問題集の使い方が明確にイメージできるだろう。これから購入するため学習法を知りたい方、あるいは既に持っているので効果的な方法を知りたい方、両方の参考にしていただけるはずだ。

*筆者はTOEIC公開テストを毎試験受験し、最新の傾向と対策を研究しています。当エントリーはそれをふまえ2018年1月に全面改訂しました。

1. TOEIC公式問題集は「本番力」を高める教材

公式問題集とは、TOEIC試験を制作する米国ETSが作成している問題集である。

現在のTOEICに対応する公式問題集は、2019年6月現在で6冊発売されている。最新版は『公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 5』である。

5冊の公式問題集は設問内容が異なるだけで、コンセプトは同じである。共通の特徴は以下の通り。

・リスニング100問+リーディング100問の2セットが収録されている
・公式機関が作成しているため設問のクオリティーが高い
・難易度は本番レベル。解説は最小限につき「解いて学ぶ」

TOEICには過去問が存在しないので、公式問題集は本番の予行演習に最適である。特に、本番では200問の設問を2時間連続で解くため、公式問題集は集中力や時間配分といった「本番力」を対策できる。

そこでトイグルでは、公式問題集を次のように定義したい。

公式問題集とは、擬似的な本番環境を作ることで「本番力」を高める教材

(トイグル)

トイグルでは「公式問題集1冊だけ」で学習することは推奨しない。公式問題集は1冊で全要素を網羅する「オールインワン」的な教材ではないため、他の参考書と併用するのが望ましい。

それでは、公式問題集はいつどのように使えば効果的だろうか? 具体的な方法を説明したい。

2. TOEIC公式問題集を使った勉強法 – 3つのステップ

現在、書店には100を超えるTOEIC関連教材が発売されている。その多くは単語力・文法力など、個々の能力に特化した本なので、通常はそれらの問題集で学習を進めると良い。

  • 学習参考書: 試験の全体像をつかむ
  • 単語帳: 語彙力の基礎を作る
  • 文法書: 文法力の基礎を作る
  • 問題集: リスニング・リーディング力の基礎を作る

公式問題集はこれらの教材とは別に、学習の総仕上げとして、試験の1ヶ月〜2ヶ月前に使用する。TOEICの基礎を理解した上で、本番前の追い込みを目的とする。

ここでは、最新版の公式問題集を1冊持っていると仮定しよう。収録されているのはTest1(リスニング100問+リーディング100問)とTest2(リスニング100問+リーディング100問)の2つである。

Step1: TOEIC公式問題集をパートごとに解く

はじめに、Test1の各パートをそれぞれ連続で解く。自宅などの静かな環境で、筆記用具と解答用紙を用意し、時間と体力が十分にある環境で設問を解く。

リスニングセクションは付属デイスクをパソコン等で再生し、音声に従って解答する。パートごとに休憩を挟んでも構わないが、1つのパートの途中で解答を止めないようにしよう。

  • Test1 Part1: 6問
  • Test1 Part2: 25問
  • Test1 Part3: 39問
  • Test1 Part4: 30問

各パートを連続で解く狙いは集中力の管理である。

例えば、Part2は25問を連続で解くから、途中で意識が途切れる瞬間が何度かある。TOEICは集中力が切れるように設計されているので、重要なのは集中力が切れたことに気づき、できるだけ早くリカバリーする能力である。

続いて、リーディングセクションも各パートを連続で解く。とりわけ、リーディングは時間を測って解くと良い。理想の時間配分は次の通り。

  • Test1 Part5&Part6: 46問(20分)
  • Test1 Part7 SP: 29問(25分)
  • Test1 Part7 DP&TP: 25問(30分)

(SPはシングルパッセージ、DPはダブルパッセージ、TPはトリプルパッセージ)

目安として、TOEICは850点レベルがないとリーディングセクションを時間内に解き終えられない。自分のペースで解くと後半で時間が足りなくなり、残り20問程度を適当に「色塗り」することになる。

そこで、トイグルは「手をつける」方法を提案したい。リーディングは後半に連れて難易度が上がるわけではないから、中盤でも手間のかかる問題は思い切って捨てる。最後の設問まで手を付ければ、最後の20問をまるまる捨てるより、自分の意志で解ける問題が増える。結果、スコアの向上が期待できる。

以上、まずは全パートを一通り連続で解くことから始める。設問を解き終わったら丸つけをして、正解・不正解の理由も分析する。余裕があればわからなかった単語を辞書で調べると良い。

Step2: TOEIC公式問題集の同じ設問をセクションごとに解く

Step2では範囲を拡大し、リスニング・リーディングのセクションごとに問題を解く。使うのは先ほどと同じTest1で構わない。

リスニングはPart1からPart4まで、100問連続で解答する。

  • Test1 Part1-Part4: 100問

リーディングも同様に、Part5からPart7まで100問連続で解答する。Step1と同じ時間配分を厳格に適用する。

  • Test1 Part5-Part7: 100問(75分)

Step2のねらいは「解ける感覚」を得ることだ。一度解いた設問を使うから、集中力や時間配分に苦労せず解けるだろう。本番に対するイメージトレーニングになる。

ここでも設問を解いたら丸つけを行い、正解・不正解の分析をして、知らない単語の意味を辞書で調べると良い。

Step3: TOEIC公式問題集の新しい設問をセクションごとに解く

Step3は仕上げとして、リスニング・リーディングのセクションごとに問題を解く。使うのはまだ解いていないTest2である。

ここでも、リスニングはPart1からPart4まで、100問連続で解答する。

  • Test2 Part1-Part4: 100問

リーディングも同様に、Part5からPart7まで100問連続で解答する。Step1と同じ時間配分を厳格に適用する。

  • Test2 Part5-Part7: 100問(75分)

Test2は初見の問題なので、集中力と時間配分が思うようにいかないだろう。正答率がやや落ちる場合があるが、あまり気にしなくて良い。

大切なのは、「時間配分を意識しても、実際に解くと熱くなってしまい失敗する」経験を積むことである。これが本番でよくあるミスだから、事前に練習すれば、同様の失敗を繰り返さなくて済む。

さて、ここまで公式問題集をやり込めば、単語力が弱い、リスニングが苦手など、個々の課題が明確になっているはずだ。弱点を克服できそうな問題集を追加購入し、満足できるまで練習を繰り返す。

これらプロセスを一巡するだけで、重複する問題も含めて600問を解いたことになる。各ステップはテーマを決めて解いているから、目的意識なく問題集を進めるのに比べ、はるかに高い能力の向上が期待できるだろう。

3. TOEIC公式問題集は新形式対応版を選ぶ

これまで、TOEIC公式問題集を使った勉強法を紹介した。手間はかかるが、確実に成果が出ることがお分かりいただけたと思う。

TOEIC公式問題集は現在4冊が発売されている。新形式に対応している限りどれを選んでも構わない。

だた、筆者個人の意見として、旧形式の公式問題集はあまりおすすめできない。旧形式は設問の内容が異なるため、公式問題集の目的である本番力向上につながらないからだ。

どれか1冊を迷っているなら、最新の『公式 TOEIC Listening&Reading 公式問題集5』を選ぼう。

トイグルでは他にもTOEIC学習に役立つ記事を書いている。勉強の途中にわからない点があれば、ぜひとも他の記事も参照してほしい。解決策が見つかるはずだ。

Good luck!

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