YouTubeチャンネル開始!無料で英語学習のやり方がわかります!

英語の /w/(有声両唇軟口蓋接近音)の発音方法|口の図解と男女の音声で練習

英語の子音 /w/ の使い方

英語の /w/ は、唇を丸め、同時に舌の奥を上げた位置から、次の母音へ動く子音です。we、water、away などに含まれます。日本語の「ワ」だけで置き換えるのではなく、母音の前に小さな丸い口を準備することがポイントです。

この記事では、口の動かし方を確認してから、音、単語、フレーズ、文の順に練習します。お手本に続いて声に出し、最後は自分の声を録音して確かめましょう。

音声はアメリカ英語をモデルにした学習用の合成音声です。各お手本の後に、同じ内容を自分で発音する間があります。男性・女性のどちらかで練習し、慣れたらもう一方でも試してください。

1. /w/ はどのような音?

名称・観点発音の仕組み
有声声帯の振動を伴います。
両唇軟口蓋唇を丸める動きと、舌の奥を軟口蓋へ近づける動きを組み合わせます。
接近音口を完全には閉じず、強い摩擦も作らずに母音へ動きます。

発音記号は音を表す記号です。同じ文字でも単語によって別の音を表すため、綴りだけで判断せず、音声と一緒に確認してください。

2. 口の形と舌の動きを図で確認

/w/ の口の形と舌の位置を正面と横から示した図
口の動きと息の通り道を示す模式図です。実際の舌や唇の位置は、前後の音や話者によって変わります。
  1. 唇を軽く前へ出し、小さく丸いすき間を作ります。上下の唇を閉じ切らないようにします。
  2. 同時に舌の奥を上げますが、上あごにぴったりつけて /ɡ/ の閉鎖を作らないようにします。
  3. その準備から声を出し、すぐに後ろの母音の形へ開きます。上の歯を下唇に当てる /v/ とは違います。
田邉
トイグルEnglish・田邉

wet と vet が似てしまう場合は、wet では歯と下唇を触れさせないようにしてください。小さく丸めた唇から母音へ開く /w/ と、歯と唇で摩擦を作る /v/ は、鏡で見ても区別できます。

3. まずは /w/ の音を練習

/w/ の構えで出す音を5回練習します。唇を丸め、舌の奥を上げて声を出してください。単独で保つと母音 /u/ に近く聞こえます。実際の /w/ は次の母音へ移る音なので、続く単語練習で唇を開く動きも確かめます。

この音声は、練習する音を単独でAI生成したものです。5回の音の間に練習用の間を設けています。

男性音声

女性音声

4. 単語の中での位置と、似た音との違い

/w/ は通常、母音の前に現れます。we の語頭や away の語中で練習できます。一方、snow の w は /oʊ/ という母音を表す綴りの一部で、独立した /w/ を語末に足しません。write の w は黙字です。who は /huː/ なので、文字 w があっても /w/ ではありません。

wet と vet、west と vest を比べる

/w/ は唇を丸めて母音へ動く音、/v/ は上の前歯と下唇のすき間で摩擦を作る音です。wet・west では、唇を丸める準備から母音へ滑らかに移ります。

音声は wet → vet → west → vest の順です。

男性音声

女性音声

5. 単語で練習

音声は各表の上から順に単語を読みます。聞いた後に、同じ語を1回発音してください。続けて読む音声は、一時停止しながら練習します。太字は練習する音に対応する綴りです。ここでいう語頭・語中・語末は、文ではなく単語の中の位置を指します。

5-1. 語頭の /w/

単語・発音記号意味練習のポイント
we
/wiː/
私たちは丸い口から /iː/ へ開きます。
wet
/wet/
ぬれた上の歯を下唇につけません。
wait
/weɪt/
待つ「ウ」を長く引き伸ばしません。
water
/ˈwɑːtər/
水米語の t は弾き音になることがあります。
one
/wʌn/
1・一つ綴りは o でも /w/ から始まります。

男性音声

女性音声

5-2. 語中の /w/

単語・発音記号意味練習のポイント
away
/əˈweɪ/
離れて後半の前に唇を丸めます。
always
/ˈɔːlweɪz/
いつも/l/ から唇の動きへ続けます。
somewhere
/ˈsʌmwer/
どこかに母音の前に丸い口を作ります。
awake
/əˈweɪk/
目が覚めて強勢のある後半へ動きます。
quiet
/ˈkwaɪət/
静かな/k/ の後に /w/ が続きます。

男性音声

女性音声

田邉
トイグルEnglish・田邉

water の前に長い「ウ」を付ける必要はありません。唇の準備はするけれど、そこで止まらないことが大切です。ゆっくり練習した後は、単語全体のリズムに戻してみましょう。

6. フレーズで練習:短いまとまりを5つ

単語の発音に慣れたら、短いまとまりを続けて読みます。練習する子音や母音のたびに止まらず、意味のまとまりとして発音しましょう。

1. a warm day

暖かい日
発音のポイント:warm の語頭の唇を確認します。

2. a glass of water

一杯の水
発音のポイント:water の前に独立した「ウ」を足しません。

3. we can wait

私たちは待てます
発音のポイント:異なる母音へ開く二つの /w/ を練習します。

4. far away

遠くに
発音のポイント:away の後半の動きを確認します。

5. a quiet room

静かな部屋
発音のポイント:/kw/ の間に母音を挟みません。

男性音声

女性音声

7. 文で練習:会話で使える5文

音声は1番から5番の順です。すべての単語に同じ音が含まれる必要はありません。伝えたい内容を保ちながら、太字の部分の口の動きや音のつながりを確認してください。

1. We can wait here.

ここで待てます。
発音のポイント:we と wait の唇から母音への動きを比べます。

2. I’d like a glass of water.

水を一杯いただきたいです。
発音のポイント:water を一続きに読み始めます。

3. The floor is wet.

床がぬれています。
発音のポイント:wet を /v/ で始めないようにします。

4. She always walks to work.

彼女はいつも歩いて仕事に行きます。
発音のポイント:語中と語頭で唇を準備します。

5. This is a quiet room.

ここは静かな部屋です。
発音のポイント:quiet の /kw/ を一まとまりにします。

男性音声

女性音声

8. 仕上げの練習とセルフチェック

5つの文から2つを選び、お手本を止めて読んでみましょう。自分の声を録音できる場合は、お手本と交互に聞いてください。声の高さを似せる必要はありません。次の点を確認します。

  • 唇を丸める準備ができていますか。
  • 歯と下唇を当てて /v/ にしていませんか。
  • 長い「ウ」の音節を足さず、次の母音へ動けますか。

文になるとうまく言えないときは、まず短いフレーズへ戻ります。1回で速く読もうとせず、口の動きが確かめられる速さから始め、最後に文全体の流れへ戻しましょう。

9. 似た音も一緒に練習する

/j/ も母音へ動く接近音です。/uː/ と比べると、口の形を保つ母音と、次の母音へ移る /w/ の違いを練習できます。

母音・子音・音変化などの解説と練習記事は、英語の発音まとめに一覧で掲載しています。

参考資料

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です