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英語のアクセント(強勢)とは?単語・複合語・句・文を男女の音声で練習

英語のアクセント|使い方・例文・練習問題まとめ

英語のアクセント(強勢)とは、単語や文の中で、ある音節を周囲よりも目立たせることです。たとえば computer は、真ん中の pu に強勢があります。ただ大きな声を出すだけでなく、母音を明瞭にし、長さや声の動きにも違いをつけます。

この記事では、単語・複合語・句・文の順にアクセントを整理し、男女の音声で練習します。ここでいうアクセントは stress の意味です。「アメリカ訛り」のような、地域ごとの発音の特徴を指す accent とは区別します。

音声は、アメリカ英語をモデルにした学習用の合成音声です。各項目の後に練習用の間があります。男性・女性の両方を用意しています。強勢や声の動きを比較する一部の音声には、違いを聞き取りやすくするための調整を加えています。お手本の声の高さそのものをまねる必要はありません。

1. アクセントは「どこを目立たせるか」

強勢を置く単位は音節です。音節は、母音などを中心とした音のまとまりです。日本語のカタカナの文字数とは一致しません。computer は一般に3音節で、com・PU・ter の中央が中心になります。以下の大文字や青い下線は、練習で目立たせる箇所の目印です。通常の英語表記で大文字にするという意味ではありません。

単語の中
com・PU・ter
単語のどの音節に強勢があるかを確かめます。
複合語の中
BUS stop
二つの要素を組み合わせた語の、目立つ部分を確かめます。
句の中
a cup of COFFEE
意味のまとまりの中心を作ります。
文の中
MIA sent …
何を新しく伝えるか、何と対比するかで中心が変わります。

強勢には、母音の長さ、明瞭さ、声の高さの変化、音の強さなどが関係します。すべてが同時に大きくなるわけではなく、強勢のある音節が必ず一番高い声になるわけでもありません。まず、中心の母音をつぶさずに発音し、それ以外との差を作りましょう。

日本語にも強さや長さの違いはありますが、標準的な日本語の語アクセントでは高低が重要です。英語を練習するときは、高く読むことだけに集中せず、母音の質と長さにも耳を向けてください。

2. 単語のアクセント:辞書の記号と音声を使う

発音記号の ˈ は第一強勢のある音節の直前につきます。たとえば /kəmˈpjuːtər/ なら /pjuː/ の部分が中心です。長い語には ˌ で表す第二強勢もあります。information /ˌɪnfərˈmeɪʃən/ では /meɪ/ が第一強勢、最初の /ɪn/ が第二強勢です。

一音節語には語の内部で強勢の位置を選ぶ余地はありません。ただし、文中でその語を目立たせるかどうかは別の問題です。二音節以上の語は、一律の規則で推測するより、辞書の米国発音とセットで覚えると確実です。

1. TAble

テーブル//ˈteɪbəl/

練習のポイント:最初の /teɪ/ を明瞭に読み、後半を同じ長さにしないようにします。

2. beGIN

始める//bɪˈɡɪn/

練習のポイント:後半が中心です。語頭の be を長く引き伸ばしません。

3. baNAna

バナナ//bəˈnænə/

練習のポイント:中央の /næ/ が中心です。最初と最後の母音は /ə/ です。

4. comPUter

コンピューター//kəmˈpjuːtər/

練習のポイント:中央の /pjuː/ を保ち、前後を軽く添えます。

5. inforMAtion

情報//ˌɪnfərˈmeɪʃən/

練習のポイント:/meɪ/ が最も目立つ部分です。第二強勢と第一強勢を同じ強さにしません。

男性音声

女性音声

田邉
トイグルEnglish・田邉

カタカナの文字を一つずつ強く読むと、英語の音節のまとまりが見えにくくなります。まず中心の母音だけを少し長めに感じ取り、その前後をつなげる練習をしてください。声量を上げるより、違いを作りやすくなります。

品詞や接尾辞による傾向

同じ綴りでも、record は名詞「記録」で最初、動詞「記録する」で後半に強勢があります。ただし、すべての名詞が前、すべての動詞が後になるわけではありません。接尾辞にも次のような傾向がありますが、例外を含めて語ごとに確認します。

傾向例と確認点
-ness・-less などは元の強勢を保つことが多いHAPpy → HAPpiness、CARE → CAREless
-ee・-eer は接尾辞に強勢が来ることが多いemployEE、enginEER。例外もあります。
-ic は直前の音節に強勢が来ることが多いecoNOmic。接尾辞を機械的に切るのではなく、辞書で確認します。
-tion・-sion の前に強勢が来る例が多いinforMAtion、deCIsion。語全体の発音を覚えます。

3. 複合語のアクセント:前半が強くなる例

複合語は、二つ以上の要素を組み合わせて作る語です。複合名詞には前半が目立つものが多くあります。次の音声では、その代表例を練習します。空白があるかどうかだけでは、複合語か句かを判定できません。また、複合語でも後半に強勢を置くものや、話す場面によって強勢が動くものがあります。

1. TOOTHbrush

歯ブラシ

練習のポイント:前半の tooth を中心にします。brush の母音も消しません。

2. BUS stop

バス停

練習のポイント:bus を目立たせます。二つの語を別々に言い切らず、まとめて読みます。

3. LAPtop

ノートパソコン

練習のポイント:lap が中心です。後半に不要な「ウ」を加えません。

4. BEDroom

寝室

練習のポイント:bed を中心にし、room を続けます。

5. RAINcoat

レインコート

練習のポイント:rain の二重母音を明瞭にし、coat を添えます。

男性音声

女性音声

複合語・句、名詞・動詞を聞き比べる

音声は次の4項目の順です。greenhouse と green house は、特に対比のない場面での代表的な読み方を比べます。色を訂正する場面では green house の GREEN が強くなることもあります。

音声の順序意味と強勢
1. GREENhouse温室:複合名詞の前半が中心
2. green HOUSE緑色の家:句の後半が中心になる例
3. REcord記録:名詞の第一音節
4. reCORD記録する:動詞の第二音節

男性音声

女性音声

4. 句のアクセント:意味のまとまりを作る

句では、特別な対比がなければ、後ろの内容語が最も目立つことが多くあります。冠詞・前置詞などは軽くつながりやすく、内容語の母音は保ちます。以下は中立的に伝えるときの練習例です。coffee なら COF、morning なら MORN のように、単語本来の強勢のある音節を中心にします。

1. a cup of COFFEE

コーヒーを1杯

練習のポイント:最後の coffee が中心です。a と of を短くつなぎます。

2. very GOOD

とてもよい

練習のポイント:good を中心にします。very を一音ずつ強く区切りません。

3. in the MORNING

午前中に

練習のポイント:morning の最初の音節を目立たせます。

4. an old FRIEND

昔からの友人

練習のポイント:friend が中心です。old の音も保ちます。

5. at the STATION

駅で

練習のポイント:station の第一音節が中心です。最後の -tion を強くしません。

男性音声

女性音声

5. 文のアクセント:同じ文でも伝える中心が変わる

文のアクセントは、品詞だけで決まりません。相手の質問への答えや、訂正したい点が中心になります。下の5項目は同じ英文です。音声では青い下線の語を目立たせています。意味はどれも「ミアは昨日トムに写真を送りました」ですが、どの情報に注意を向けるかが変わります。

1. MIA sent Tom a photo yesterday.

「誰が送ったのですか」への答え

練習のポイント:Mia が中心です。後ろの情報はすでに話題に出ているものとして添えます。

2. Mia SENT Tom a photo yesterday.

「見せただけですか」への訂正

練習のポイント:sent を目立たせ、「送った」という動作を対比します。

3. Mia sent TOM a photo yesterday.

「誰に送ったのですか」への答え

練習のポイント:Tom が中心です。相手の名前を明瞭に伝えます。

4. Mia sent Tom a PHOTO yesterday.

「何を送ったのですか」への答え

練習のポイント:photo の最初の音節を中心にします。

5. Mia sent Tom a photo YESTERDAY.

「いつ送ったのですか」への答え

練習のポイント:yesterday の最初の音節を中心にし、後半もつなげます。

男性音声

女性音声

田邉
トイグルEnglish・田邉

一文を読む前に、「この文で相手に一番伝えたいのは何か」を決めてください。内容語を全部同じ強さで読むより、中心が伝わりやすくなります。中心以外の語をすべて弱形にする必要はありません。

6. アクセントとイントネーションの違い

アクセントは「どこを目立たせるか」、イントネーションは「声をどのように上げ下げするか」に関わります。両者は連動しますが、同じではありません。強勢のある音節から声を下げることも、上げることもあります。また、英語のリズムを作るために、強勢の間隔を機械的に等しくする必要はありません。意味が伝わる速さを保ちましょう。

仕上げの練習とセルフチェック

  • 第一強勢の位置を、辞書の ˈ と音声で確認できる。
  • 強い音節の母音を保ち、弱い音節との違いを作れる。
  • 複合語の傾向を、すべての語に当てはめていない。
  • 相手の質問に合わせて、文中の中心を変えられる。

音声を止め、練習した表現を場面に合わせて発音します。録音できる場合は、お手本と交互に聞き、次に直す点を一つ選んでください。

関連する発音も学ぶ

声の上がり下がりにはイントネーション、強調されない機能語の発音には弱形が関わります。アクセントの位置を確かめたら、声の動きと軽い音のつながりも意識して、文全体を発音します。

弱形の仕組みと音声練習も一緒に学ぶと、強く読む箇所との違いをつかみやすくなります。

参考資料

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