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英語発音の仕組みと練習方法(音声つき)

発音は一歩上の英語力を身につけるのに重要な役割を果たす。

私たちは無意識のうちに、発音の良い人を「英語ができる人」とみなす。発音が良ければ伝わる英語を話せるようになり、音の仕組みがわかるので聞き取り能力も向上する。

そこでトイグルでは、英語発音の練習方法を紹介していこう。20の母音と24の子音のすべてを音声つきで説明するため、実際に声に出しながら練習してみてほしい。

この記事を読めば英語の音の仕組みがわかる。そして、すぐにでも発音の上達を実感できるだろう。

*目次

1. 発音が英語学習に効果的な理由

はじめに、発音の練習が英語学習に効果的な理由について議論していこう。

1-1. 発音の上達で英語が伝わるようになる

英語を使って会話をする時、「伝わるように」と思って丁寧に文を作ったのに、話を相手に理解してもらえなかったことはないだろうか?

あるいは、会話中に相手の様子を見ると、一所懸命に聞いてくれてはいるものの、眉間にシワを寄せ、まるで「この人は何を言っているんだ」と言わんばかりの顔をされた経験はないだろうか?

英語が通じない原因は様々だが、日本人の場合、これらの問題は発音に起因する場合が多い。日本語と英語は音の仕組みが異なるため、意識的に発音の練習をしない限り、文構造が正しくても「伝わらない英語」になってしまう。

逆に言えば、発音を改善すればあなたの英語は一気に伝わるようになる。プライベートあるいはビジネスシーンで英語を使うなら、発音の練習はぜひとも取り組みたい科目である。

1-2. 発音の上達で英語が聞き取れるようになる

発音の練習は聞き取り能力の向上にも役立つ。

私たちが英語を聞き取れないのは、音の構造を知らないことが原因の一つである。LとRの違いを知らなければ、light(明かり)とright(正しい)の音が区別できない。

もちろん、私たちはリスニング時に音だけでなく文脈を使って内容を理解するから、lightrightであれば、文全体の意味から違いを推測することはできるだろう。

ただ、文脈に依存するリスニングには限度がある。音の判断ができない語句が複数出現すれば、脳の処理が追いつかなくなり、「最初は理解できたけど途中から何を言っているのかわからなくなった」の状態になる。

リスニング時に文脈を活用するのは望ましいが、音の識別能力を上げる重要性は変わらない。発音を練習して聞き取り能力を向上させよう。

1-3. 発音学習の全体像

トイグルでは発音学習の範囲を母音子音音のつながりの3つに分けた。

英語発音の全体像

 

それぞれの練習方法を紹介していこう。

発音のゴール

大人の学習者がネイティブスピーカー並の発音に到達することは、不可能ではないものの、極めて困難である。発音は聞き手にストレスを与えないレベルを目標にしよう。

2. 母音の発音

母音とは口の中で音を共鳴させて作る音である。

日本語の母音は「a/i/u/e/o」の5つなのに対し、英語の母音は20以上の数がある。

当然、音の出し方は日本語と英語で異なる。日本人には同じ「い」に聞こえる音も、英語では/ɪ/と/iː/など複数の音がある。

この記事では英語の母音を20に分けた。1つずつ練習していこう。

/ɪ/

in(〜の中に)などに使われる/ɪ/の音。「エ」と「イ」の中間のような音で、小さく「ィ」と発音する。

「イー」と伸ばすと別の音になるため、短く音を出すのがポイント。

sing
dish

/e/

egg(卵)などに使われる/e/の音。口を大きく開けて「ェ」と発音する。

bed
desk

/æ/

cat(猫)などに使われる/æ/の音。「エ」の口の形を保ちながら「ア」と発音する。

「エ」と「ア」の中間のような独特の音だが、あまり強調しすぎるとわざとらしく聞こえるので、軽く自然に話すと良い。

fan
gas

/ɒ/

on(〜の上に)などに使われる/ɒ/の音。口を大きく開け、短く「オ」と発音する。

日本語の「オ」に近いが、やや「ア」のような響きもある。「オ」と「ア」の中間といった感じだろうか。

dog
mop

/ʌ/

up(上方へ)などに使われる/ʌ/の音。短く「ア」と発音する。

音は日本語の「ア」に近いが、日本語よりも短く音を出すのがポイント。

come
luck

/ʊ/

full(いっぱいの)などに使われる/ʊ/の音。短く「ウ」と発音。

「ウー」と伸ばすと別の音に聞こえるため、短く弱く音を出すのがポイント。

good
cook

/iː/

eat(食べる)などに使われる/iː/の音。唇を横に開き「イィ」と発音。

sea
speed

/ɑː/

half(半分の)などに使われる/ɑː/の音。口を大きく開いて「アー」と発音。

ah
spa

/ɔː/

saw(のこぎり)などに使われる/ɔː/の音。口を大きく開いて「オォ」と発音。

law
pause

/uː/

do(〜する)などに使われる/uː/の音。唇を丸めて「ウー」と発音。

音を伸ばして発音するが、強調しすぎると「ウーー」のようにわざとらしくなるため、軽く伸ばす程度で良い。

you
move

/ɜː/

curb(縁石)などに使われる/ɜ:/の音。唇を横に開き「アー」と発音する。

音色は「ア」と「エ」の中間くらい。先に紹介した/ɑː/と混同しないよう注意しよう。

fur
learn

/ə/

/ə/は弱母音と呼ばれ、「ェ」に近い音で小さく「ァ」と発音する。

英語では、強勢の置かれない母音は/ə/の音に変化することが多い。また、aなどに代表される機能語は、強調される場合を除いて/ə/で発音される。

about
drama

/eɪ/, /aɪ/, /ɔi/

/eɪ/, /aɪ/, /ɔi/は二重母音。

それぞれ、読み方は「エィ」、「アィ」、「オィ」に近い。

pay
cry
joy

/aʊ/, /eʊ/

/aʊ/, /eʊ/は二重母音。

それぞれ、読み方は「アゥ」、「オゥ」に近い。

now
show

/ɪə/, /eə/, /ʊə/

/ɪə/, /eə/, /ʊə/は二重母音。

それぞれ、読み方は「イァ」、「エァ」、「ウァ」に近い。

near
share
tour

3. 子音の発音

子音とは、舌や唇を使って空気の流れを止めたり、あるいは流れを変えることで作る音である。

日本語では、「ん」などの例外を除き、母音と子音を常にセットで発音する。「ク」は「ku」であって「k」ではない。「クリスマス」は「kurisumasu」と読む。

一方、英語ではChristmasを/krísməs/と読むように、子音を連続させて発音することが多い。伝わる発音を身につけるには、きれいな子音を発音できるようになりたい。

24の子音を見ていこう。

/p/

pay(支払う)などに代表される/p/の音。唇を閉じて軽く「プ」と発音する。

強く発音すると「プゥ」や「ブ」になるため、弱く音を出すのがポイント。

pen
stop

/b/

bay(入り江)などに代表される/b/の音。唇を閉じて「ブ」と発音する。

強く発音すると「ブゥ」のようになるため、弱く音を出すのがポイント。

beef
job

/t/

tea(紅茶)などに代表される/t/の音。

舌先を上の歯茎につけた後、舌を離しながら「ト」と発音する。

time
beat

/d/

dog(犬)などに代表される/d/の音。

舌先を上の歯茎につけた後、舌を離しながら「ド」と発音する。

day
card

/k/

kick(キック)などに代表される/k/の音。

「ククク…」と言う時の「ク」に近い。

car
bike

/g/

glad(嬉しい)などに代表される/g/の音。軽く「グ」と発音する。

game
egg

/f/

first(一番)などに代表される/f/の音。

上の歯を下唇に軽く当てながら息を出す。強く発音すると別の音に聞こえるのでリラックスをして弱く出す。

fast
if

/v/

visit(訪問する)などに代表される/v/の音。

上の歯を下唇に軽く当てながら有声の音を出す。息が強いと「ブー」と音が漏れてしまうので、軽く唇を震わせるのがポイント。

vase
drive

/θ/

thing(コト)などに代表される/θ/の音。thのつづりで使われることが多いため、「thの音」とも呼ばれる。

上の歯と下の歯の間に舌をかすかに当てる。舌を噛むほど口を動かす必要はない。

theory
ethics

/ð/

the(その)に代表される/ð/の音。

上の歯と下の歯の間に舌をかすかに当てて有声で発音する。舌を噛むほど口を動かす必要はない。

they
with

/s/

say(言う)に代表される/s/の音。

リラックスをして「ス」の音を微かに出す。力むと/ʃ/に聞こえるので注意。

simple
bus

/z/

zoo(動物園)に代表される/z/の音。リラックスをして「ズ」の音を微かに出す。

zone
browse

/ʃ/

ship(船)に代表される/ʃ/の音。shのつづりで使われることが多いため、「shの音」とも呼ばれる。

「シ」と「シュ」の間のような音を出す。

shape
fish

/ʒ/

television(テレビ)の-sionに代表される/ʒ/の音。

「ジ」と「ジュ」の間のような音を出す。

genre
collage

/h/

hat(帽子)に代表される/h/の音。寒くて「ハッハッハッ」と息を出すときに近い。

hear
household

/tʃ/

childに代表される/tʃ/の音。日本語の「チ」の音に近い。

chance
rich

/dʒ/

gin(ジン)に代表される/dʒ/の音。「ジ」あるいは「ヂ」のような音。

join
edge

/m/

map(地図)に代表される/m/。唇を閉じて鼻で「ム」を出す。

man
name

/n/

nap(うたた寝)に代表される/n/の音。「ナ」の音に近い。

nature
iron

/ŋ/

young(若い)に代表される/ŋ/の音。鼻にかかったような「ング」の音を出す。

wink
singing

/l/

light(光)に代表される/l/の音。舌先を歯茎につけて「ル」に近い音を出す。

life
gold
sell

/r/

right(正しい)に代表される/r/の音。

舌先をやや内側に巻いて、喉の奥底から声を出す。極端な巻き舌にする必要はない。

rice
carry
regret

/j/

yet(まだ)に代表される/j/の音。

喉の奥から「イ」あるいは「ユ」のような音を出す。

union
yes

/w/

wine(ワイン)に代表される/w/の音。唇を丸めて「ゥワ」の音を出す。

west
tweet

4. 英語の音のつながり

英語の実際の会話では、単語と単語がつながって発音されることが多い。

例えば、How are you?が「ハゥ/アー/ユー」のようにぶつ切れで発音されることは稀で、実際は「ハゥワァユゥ」のように音がつながることが多い。

音のつながりに関して、4つのルールを学んでおこう。

4-1. 子音と母音のつながり

前の単語の語尾が子音で終わり、次の単語の語頭が母音で始まる場合、音がつながることがある。

grab it
played on

4-2. 子音と子音のつながり

前の単語の語尾が子音で終わり、次の単語の語頭が別の子音で始まる場合、音がつながることがある。

let down
pet cat

4-3. 同じ子音のつながり

前の単語の語尾が子音で終わり、次の単語の語頭が同じ子音で始まる場合、音がつながることがある。

stop pushing
fall leaves

4-4. 母音と母音のつながり

前の単語の語尾が母音で終わり、次の単語の語頭が別の母音で始まる場合、音がつながることがある。

grow up
pay up

まとめ: 自信を持って英語を話そう

この記事では、英語発音の練習方法を音声つきで紹介してきた。

内容をまとめると次のようになる。

  1. 発音の上達で英語が伝わるようになる。
  2. 発音の上達で聞き取り力が上がる。
  3. 母音は20種類を練習する。
  4. 子音は24種類を練習する。
  5. 英語は音がつながることがある。

発音の練習をはじめたばかりの頃は、音の違いがわからず成長が実感できないかもしれない。似たような音ばかりで飽きてしまうこともあるだろう。

しかし、一つ一つの音を丁寧に練習すれば、「発音がうまくなった!」と感じられる日が必ず来る。発音が上達すれば英語力の幅が広がり、自信を持って会話ができるようになる。

発音で迷ったらぜひともこの記事に戻ってきてほしい。あなたの悩みを解決できるはずだ。

Good luck!

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