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英語の目的格とは?5種類の使い方をわかりやすく説明

目的格|トイグル英文法

英語の目的格とは、主に目的語の名詞に対して付与される格です。

英語を勉強しているあなたは、次のような疑問を持っていないでしょうか?

  • 目的格とはそもそも何…?
  • 目的格はどのような場面で使う…?
  • 目的格を学ぶ際の注意点とは…?

そこでトイグルでは、英語の目的格について詳細を解説していきます。学習の参考になるはずです。

1. 目的格は主に目的語に使われる格

英語の格とは、名詞や代名詞の語形が、文中での使われ方によって変化することです。

学習英文法では一般に、主語に用いられる格を主格、目的語に用いられる格を目的格、所有をあらわす格を所有格として区別します。

この記事で扱うのは目的格です。例を見てみましょう。

  • (1) I met Susan. (私はスーザンに会った)

(1)では動詞の目的語であるSusan(スーザン)に目的格が付与されています。これは、Susan(スーザン)を代名詞で置き換えた時、目的格が選択されることからも明らかです。

  • (2) I met her. (私は彼女に会った)

現代英語の名詞では、主格と目的格の語形は変わりません。したがって、格を判断するのは、もっぱら文中での位置です。

例えば、同じSusan(スーザン)という語でも、それが主語の位置にあるときは主格、目的語の位置にあるときは目的格が付与されていると考えます。

  • (3) Susan met Keith. (スーザンはキースに会った)
  • (4) Keith met Susan. (キースはスーザンに会った)

以下、目的格の詳しい用法を見ていきましょう。

2. 目的格の使い方

目的格は動詞の目的語、前置詞や形容詞の目的語、形容詞的なはたらき、副詞的なはたらきなどをします。

2-1. 動詞の目的語

  • (5) We discussed the issue yesterday. (私たちは昨日その問題を話し合った)
  • (6) I gave him a call. (彼に電話しました)

目的格は、動詞の目的語となる名詞に付与されます。(5)は他動詞の目的語、(6)は二重目的語構文(SVOO)の直接目的語の例です。

間接目的語も目的格が付与される
I gave Mary a book.のMaryのように、二重目的語構文の間接目的語に付与されるのも目的格です。

用語の解説
直接目的語の名詞に付与される格を「対格」、間接目的語の名詞に付与される格を「与格」と呼んで区別することがあります。本記事ではわかりやすさを重視して、これら2つを「目的格」とまとめて扱います。

2-2. 前置詞や形容詞の目的語

  • (7) My cat sleeps in my room. (飼い猫は私の部屋で寝ます)
  • (8) The book is worth the money. (その本は代金に見合う価値があります)

目的格は、前置詞や形容詞の目的語となる名詞にも付与されます。(7)は前置詞の目的語、(8)は形容詞の目的語の例です。

注: worth(…の価値がある)やlike(…のような)のような一部の形容詞は、直後に目的語となる名詞をとります。辞書によってはこれらは前置詞扱いされることもあります。

2-3. 形容詞的な働きをする目的格

  • (9) When I was your age, I would sleep half the day. (私があなたの年齢の時、一日の半分は寝ていたものだ)
  • (10) We call her Momo. (私たちは彼女をモモと呼ぶ)
  • (11) I have a daughter about your age. (あなたと同い年ぐらいの娘がいます)

年齢、色、形、大きさなどをあらわす名詞が、補語や他の名詞の修飾といった具合に、形容詞的な働きをすることがあります。この時の名詞は一般に目的格と言われます。

(9)はyour age(あなたの年齢)が主語補語として使われている例です。of your age(あなたの年齢)のofが省略されたものと考えるとよいです。

(10)はMomo(モモ)が目的語補語として使われている例です。いわゆるSVOCのC(補語)に当たります。

(11)のabout your age(あなたと同い年ぐらい)は直前のa daughter(娘)を後ろから修飾しているものです。

注1: 斉藤・安井が『講座・学校英文法の基礎 名詞・代名詞』で指摘するように、ofが省略された後の名詞を「目的格」と捉えるのは、いささか無理があるように思えます。むしろ、主格と言っても良いかもしれません。

注2: こうした区別は、学問的な観点から英語を正確に分類するには役立ちます。ただし、英会話にせよTOEICにせよ、使える英語を身につけたい一般学習者にとっては、あまりこだわらなくてもよいものです。

用語の解説
形容詞的な働きをする目的格は「記述の対格」と呼ばれます。

2-4. 副詞的な働きをする目的格

  • (12) I read your book last night. (私は昨晩あなたの本を読みました)
  • (13) We walked four miles. (4マイル歩いた)
  • (14) James is four years old. (ジェームスは4歳です)
  • (15) Think about it this way. (この方法で考えなさい)
  • (16) I am trying to solve this problem step by step. (この問題を一歩一歩解決するようにしている)

時間、距離、程度、方法などをあらわす名詞は、副詞のような使われ方をすることがあります。この時の名詞は目的格です。

(12)は時間、(13)は距離、(14)は年齢、(15)は方法をあらわす例です。(16)のように対句表現で用いられることもあります。

「副詞的用法」とは何か
「副詞的用法」とは要するに、名詞が副詞のように動詞や形容詞を修飾することです。例えば、(12)のlast night(昨晩/名詞)は動詞read(読んだ)を修飾しています。(14)のfour years(4歳/名詞)はold(年)を修飾しています。

用語の解説
副詞的な働きをする目的格は「副詞的対格」と呼ばれます。

2-5. 目的格の他の用法

  • (17) We had no objection to him going forward. (彼が先に進むことに異論はなかった)
  • (18) I would like him to be successful. (私は彼に成功してほしい)
  • (19) I heard my name called. (私は名前を呼ばれるのを聞いた)

(17)では目的格の代名詞himが、going forwardの意味上の主語として使われています。動名詞つき対格とも呼ばれます。所有格を用いたhis going forwardという形も可能だが、ここでは目的格が明確に分かるhimを示しました。

(18)では目的格の代名詞himが、不定詞to beの意味上の主語として使われています。不定詞つき対格とも呼ばれます。

(19)は目的格の名詞が分詞の前にあらわれている例です。分詞つき対格とも呼ばれます。知覚動詞が用いられることが多いです。

3. まとめ

この記事では、英語の目的格について詳細を解説してきました。

内容をまとめると次のようになります:

  1. 目的格は主に目的語に付与される格です
  2. 目的格は他動詞の目的語に使われます
  3. 目的語は前置詞や形容詞の目的語にも使われます
  4. 目的格が形容詞や副詞的な働きをすることがあります
  5. 目的格が動名詞や不定詞の意味上の主語になることがあります

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Good luck!

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