英語の同族目的語とは?使い方をわかりやすく説明

同族目的語

英語の同族目的語とは、通例、自動詞として用いられる動詞の目的語になる要素である。

例えば、sing a song(歌を歌う)のsong(歌)が同族目的語である。

この記事では同族目的語について詳細を解説していく。学習の参考になるはずだ。

*目次

1. 同族目的語は動詞と同根の目的語

英語では、本来自動詞として使われる動詞が、その動詞と同じ形の名詞、あるいは意味的に関連のある名詞を目的語として伴うことがある。このような目的語を同族目的語と呼ぶ。例を見てみよう。

  • (1) Ann smiled her most pleasant smile. (アンはもっとも爽やかな笑顔で笑った)
  • (2) Lindsey ran a really hard race. (リンゼイは本当に大変なレースを走った)

(1)は同族目的語(smile)が動詞(smile)と同形の例。(2)は同族目的語(race)が動詞(run)と語形こそ異なるものの、意味的に関連性のある例。

自動詞が同族目的語を伴う時、その動詞は他動詞的に使われていると言える。したがって、学校文法の枠組みで言えば、(1)や(2)はSVOの文である。

主語述語動詞目的語
Annsmiledher most pleasant smile
Lindseyrana really hard race

他動詞的に使われているといっても、すべての同族目的語が受動文の主語になれるわけではない。これについては『2. 同族目的語の使い方』で述べる。

修飾語を伴わない同族目的語
dream a dreamなど修飾語を伴わない同族目的語は文語的な表現。通常はhave a dreamのように言う。

2. 同族目的語の使い方

同族目的語の使い方を見ていきたい。

2-1. 様態の副詞としての機能を持つ場合

  • (3) We lived a happy life. (私たちは幸せな生涯を送った)

同族目的語は様態の副詞としての機能を持つことがある。この場合、文は<自動詞+副詞>で書き換えられる。

  • (3′) We lived happily.

学校文法の枠組みで言えば、(3)は第3文型(SVO)、(3′)は第1文型(SV)である。

2-2. 目的語としての機能を持つ場合

  • (4) The girls sang a beautiful song. (少女たちは美しい歌を歌った)

同族目的語が「目的語」としての機能を持つことがある。この場合、文は<自動詞+副詞>で書き換えられない。

例えば、先の文において「美しい歌を歌った」と「美しく歌った」は意味が異なる。

  • The girls sang a beautiful song. (少女たちは美しい歌を歌った)
  • ≠ The girls beautifully sang. (少女たちは美しく歌った)

目的語としての同族目的語は、通例、受動態にできる。

  • (4′) A beautiful song was sung by the girls. (美しい歌が少女たちによって歌われた)
同族目的語の省略
同族目的語に最上級の形容詞が伴う場合、同族目的語が省略されることがある。
例: He breathed his last (breath). (彼は最期の息を引き取った)

3. まとめ

この記事では、同族目的語について詳細を解説してきた。

内容をまとめると次のようになる:

  1. 同族目的語は自動詞の目的語に相当する要素
  2. 同族目的語は動詞と同根の目的語
  3. 様態の副詞としての機能を持つ場合がある
  4. 目的語としての機能を持つ場合がある
  5. 同族目的語は受動態にできる場合と、できない場合がある

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