温泉を英語で説明できる!マナーと温泉文化の魅力をわかりやすく伝えるフレーズ20選

温泉は海外からのゲストに日本文化を体験してもらう絶好の場所です。ただし、入浴前に知っておいてほしいマナーがいくつかあります。

ゲストを温泉へ案内する時に「裸で入るって言ったらびっくりするかな」「うまく英語で伝えられずトラブルになったらどうしよう」と悩む方も多いでしょう。

しかし、温泉に入る時のマナーは、シンプルな英語で十分に伝わります

この記事では、温泉に入る時の基本マナーをかんたんな英語で伝える方法と、「温泉に入るのが楽しみ!」と思ってもらえるフレーズを紹介します。

あなたの案内によって、ゲストが日本の温泉を心から楽しめるように、一緒に準備していきましょう。

かんたんな英語で温泉に入る時のマナーを伝えよう

日本の温泉が初めてのゲストを案内する時は、基本的なマナーをかんたんな英語で伝えましょう。

なぜそのマナーを守るのかを一言添えると、日本の「思いやりの心」や、昔から受け継がれてきた温泉文化の深さを感じてもらえます。

1. 裸で入る

海外からのゲストの中には、温泉には水着で入ると思っている方もいます。

「裸で入る」と伝えると驚く人も多いため、“part of the culture(文化の一部)”というフレーズを添えると、日本の習慣として自然に受け入れてもらいやすくなります。

あなた
あなた

You take a bath naked in Japan. It’s part of Japanese culture.

(日本では裸でお風呂に入ります。日本の文化の1つです。)

\音声を聞く/

Men and women have separate baths. (男性と女性でお風呂は別々です。)”と説明すると、より安心してもらえます。

2. 入浴前に体を洗う

多くの国では、バスタブの中でシャワーを浴びたり体を洗ったりする習慣があります。

そのため、日本の温泉では「湯に入る前に体を洗う」と伝える必要があります。

あなた
あなた

Please wash your body before entering the bath.

(湯に入る前に体を洗ってください。)

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3. タオルや髪を湯船に入れない

put…in the bath(…を湯船の中に入れる)” を使って、タオルや髪を入れないよう伝えましょう。

あなた
あなた

Please don’t put your towel or hair in the bath.

(タオルや髪を湯船の中に入れないでください。)

\音声を聞く/

We keep the water clean for everyone.”(みんなのためにお湯をきれいに保ちます。)と伝えると、日本の温泉文化の「思いやりの心」も伝わります。

4. 静かに過ごす

プールのような感覚で湯船に飛び込んだり、泳いだりしないように、日本の温泉では静かに過ごすことを伝えましょう。

あなた
あなた

Please keep quiet and relax.

(静かにリラックスしてください。)

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Japanese people enjoy the quiet atmosphere.”(日本人は静かな雰囲気を楽しみます。)と添えると、なぜ静かにするのかがやさしく伝わります。

5. 写真や動画を撮影しない

旅の思い出として温泉の様子を写真や動画におさめたい人もいますが、他のお客さんのプライバシーを守るために以下のように伝えましょう。

あなた
あなた

Please don’t take photos or videos.

(写真や動画を撮らないでください。)

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6. 飲酒後は入浴しない

海外では、ワインやビールを飲みながら温泉やスパを楽しむこともあります。

しかし、日本の温泉ではお酒を飲んだあとに入るのは危険とされています。

あなた
あなた

You cannot take a bath after drinking alcohol.

(お酒を飲んだあとはお風呂に入れません。)

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7. タトゥーがあると入場できないことがある

海外では、ファッションとしてタトゥーを入れている人も多いですが、日本では今でもタトゥー(刺青)を禁止している温泉施設があります。

ただし最近は、小さなタトゥーならシールで隠せば入れるという施設も増えています

あなた
あなた

Some onsen don’t allow people with tattoos.

(タトゥーがある人は入れない温泉もあります。)

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If it’s small, you can cover it with a sticker.”(小さなものならシールで隠せます。)と付け加えると、安心してもらえます。

観光庁(日本政府観光局)が公表している文書では、「入れ墨をしていることのみをもって、入浴を拒否することは適切ではございません」と明確に示されています。

そのうえで、タトゥーがある方への対応例として、以下のような方法が紹介されています。

  • シールなどで隠す
  • 小さいタトゥーであれば入浴可とする
  • 家族連れが少ない時間帯に入浴を案内する
  • 貸切風呂の利用を案内する

参照:観光庁

ただし、どのように対応するかは、それぞれの温泉施設の判断に委ねられています。

そのため、タトゥーがある方を温泉に案内する際は、事前に公式サイトや電話でタトゥーに関するルールを確認しておくと安心です。

8. 子どもの混浴には年齢制限がある

日本では小さな子どもが親と一緒に異性の浴場に入ることもあります。

これは海外の方には驚きや戸惑いを感じるポイントです。

あなた
あなた

Small children can bathe with a parent. But there’s an age limit.

(小さな子どもは親と一緒に入ることができます。しかし年齢制限があります。)

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9. よく体を拭いてから脱衣所へ戻る

温泉から上がるときは、体の水をしっかり拭いてから脱衣所に戻ることを伝えましょう。

あなた
あなた

Please dry your body well.

(体をよく拭いてください。)

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10. 衣服などを洗濯しない

旅の途中で衣服が汚れて、温泉で洗いたいと思う観光客の方もいるかもしれません。

しかし、日本の温泉は洗濯をする場所ではないことを伝えましょう。

あなた
あなた

Please don’t wash your clothes.

(服を洗わないでください。)

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温泉が楽しみになる!温泉文化の魅力を伝えるフレーズ10選

短いフレーズでも、温泉の魅力は十分に伝わります。 

ここでは、海外からのゲストが「温泉に行ってみたい」「日本で温泉巡りをしてみたい」と思えるフレーズを紹介します。

1. 「心身ともにリラックスできる」

温泉は「癒しの場所」だと伝えると、外国の方にも魅力が伝わりやすくなります。

あなた
あなた

You can relax your body and mind.

(体も心もリラックスできます。)

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2. 「健康や美容にも良い」

美容への関心が高いゲストには、美肌作りや健康にも良いことを伝えると喜んでもらえます。

あなた
あなた

Hot springs are good for your health and skin.

(温泉は健康や肌に良いです。)

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3. 「浴槽ごとに色や香りが異なる」

案内する温泉施設に複数の浴槽がある場合は、それぞれのお湯の色や香りの違いを楽しめることを伝えましょう。

あなた
あなた

You can enjoy different colors and smells in each bath.

(浴槽ごとに違う色や香りを楽しめます。)

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4. 「地域ごとに独自の温泉スタイルや歴史がある」

地域によって入浴のスタイルや歴史が少しずつ異なることを伝えれば、「日本のいろんな温泉へ行ってみたい!」と感じてもらえるでしょう。

あなた
あなた

You can enjoy different styles and histories of hot springs in each area.

(地域ごとに異なる温泉のスタイルや歴史を楽しめます。)

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5. 「露天風呂では美しい景色を楽しめる」

露天風呂につかりながら景色を楽しむ時間は、まさに日本ならではの癒しの体験です。

あなた
あなた

You can enjoy beautiful views while relaxing in an open-air bath.

(露天風呂でリラックスしながら、美しい景色を楽しめます。)

\音声を聞く/

露天風呂からの夜景がきれいな温泉施設を案内する時は、” You can enjoy the night view while taking a bath.(お風呂に入りながら夜景を楽しめます。)”と伝えると、ワクワク感が増します。

6. 「四季折々の自然を楽しめる温泉もある」

春に桜を見て、秋に紅葉を楽しみ、冬に雪見風呂を味わう体験は、多くのゲストにとって特別な思い出となるでしょう。

あなた
あなた

You can see cherry blossoms in spring and snow in winter.

(春は桜、冬は雪を見られます。)

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7. 「地元の人と交流できる機会がある」

地元の人と一緒にお湯につかることで、ちょっとした交流の機会となります。

can ではなく “may” を使うと、「話す機会があるかもしれない」という、やわらかいニュアンスで伝えられます。

あなた
あなた

You may talk with local people in the bath.

(お風呂の中で地元の人と話せるかもしれません。)

\音声を聞く/

地元の人に話しかける時は、Onsen is very nice!”や”I love Onsen.”など、かんたんな感想を笑顔で伝えられるようサポートしてあげましょう。

8. 「浴衣を着て日本の伝統を感じられる」

温泉宿では、浴衣を着て過ごすのも楽しみの1つです。

初めて浴衣を着る外国の方には、袖を通した瞬間に「日本に来た」と感じてもらえるでしょう。

あなた
あなた

You can feel Japanese tradition by wearing a yukata.

(浴衣を着ることで、日本の伝統を感じられます。)

\音声を聞く/

浴衣を知らないゲストには、“It’s like a light kimono.”(軽い着物のようなものです。)と説明すると、わかりやすく伝えられます。

9. 「温泉街は日本らしい風情を味わえる」

温泉街を歩く時間は、日本の文化や景色をゆっくり感じられる貴重な体験となります。

atmosphere(雰囲気)”という単語を使って伝えましょう。

あなた
あなた

You can enjoy the traditional atmosphere of a hot spring town.

(温泉街の日本らしい雰囲気を楽しめます。)

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10.「日本でしか味わえない特別な体験となる」

裸でお湯に浸かったり、四季を味わいながら露天風呂に入ったりすることは、まさに「日本ならでは」の特別な体験(a special experience)となります。

あなた
あなた

You can have a special experience only in Japan.

(日本でしか味わえない特別な体験ができます。)

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まとめ:シンプルな英語で温泉のマナーや魅力は伝えられる!

温泉には、海外の方には少し不思議に思うルールがいくつかあります。

そのため、「英語で説明するのは難しそう」と感じる案内役の方も多いかもしれません。

しかし、なぜその決まりごとがあるのかを一言添えるだけで、日本人が大切にしてきた「思いやりの心」や「静かに癒やされる空間づくり」も伝えられます

完璧な説明でなくても大丈夫です。

短く、シンプルな英語を使えば、温泉のマナーや魅力を十分に伝えられます。

あなたの案内がきっかけとなり、ゲストが日本の温泉文化をもっと深く楽しめますように。

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