英語のmaybeの使い方!読み方・意味・例文をわかりやすく説明

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英語の maybe は「もしかしたら」の意味で、断定を避ける際に使われる副詞です。

maybe の読み方

maybe

メイビー

/méɪbi/

【maybe の発音(男性声)】

【maybe の発音(女性声)】

maybe に比較変化はありません。

maybeの使い方 (副詞用法)

1. [不確実] もしかしたら, ひょっとしたら

  • Maybe the weather will clear up in the afternoon.
    (もしかしたら, 天気は午後に回復するかもしれません)

maybe は「もしかしたら」や「ひょっとしたら」の意味で、不確実な事態に対して、断定を避ける際に用いられます。

maybe のあらわす確率は50%程度と言われます。上記の例文であれば、話し手は天候が回復する見込みを50%程度と考えているでしょう。

Maybe some other time.

Maybe some other time.(またいつかね)は、相手からの誘いを暗に断る際に使われます。

  • A: Hey, would you like to grab dinner together this weekend?
    (「やぁ, 週末に夕食に行かないかい?」)
    B: Thanks for the invite, but I have plans already. Maybe some other time.
    (「お誘いありがとう, でも予定があって… またいつかね」)

Swan は “Practical English Usage” という本の中で、maybe と perhaps は同じ意味であると述べています(525)。

  • Maybe it’ll stop raining soon.
    (もしかしたら雨はすぐにやむかもしれません)
  • Perhaps it’ll stop raining soon.
    (もしかしたら雨はすぐにやむかもしれません)

ただし、使用頻度として、アメリカ英語では maybe のほうが多く使われます。

  • I thought maybe he was going to join us for dinner tonight.
    (もしかしたら, 彼は今夜の夕食会に参加してくれるんじゃないかと思いました)
  • There are numerous challenges to overcome, maybe even more in this case.
    (克服すべき課題はたくさんありますし, この場合はもしかしたらもっとあります)
  • Maybe she’ll come, maybe she won’t.
    (彼女は来るかもしれないし, 来ないかもしれません)
  • I will maybe not be able to join the meeting tomorrow.
    (明日の会議にはひょっとしたら参加できないかもしれません)
  • I’m busy right now, but maybe later we can catch up for coffee.
    (今は忙しいのですが, ひょっとしたら後で, コーヒーに間に合うかもしれません)
  • There’s a comedy show on TV later. Maybe tonight we can relax and watch it.
    (後でテレビでお笑いショーがあります. 今夜はリラックスして, 見れそうですね)

2. [丁寧な提案] …してみてはいかがでしょうか

  • The soup is delicious. Maybe you should have a taste.
    (このスープはおいしいですよ. 味わってみてはいかがしょうか)

maybe は「…してみてはいかがでしょうか」の意味で、提案(あるいは依頼)をあらわすことがあります。

maybeの「もしかしたら/ひょっとしたら」の方向性を相手に向けることで、相手に選択の自由を与えることで、提案の中に丁寧さを演出する表現です。

  • Maybe you could recommend a nice place to visit.
    (どこかいい場所を紹介してくれないかな)
  • The weather is nice today. Maybe we can meet in the park for a chat.
    (今日は天気がいいですね. 公園でおしゃべりでもしませんか)
  • I think maybe we should do a cooking class together.
    (一緒に料理教室を開こうじゃないか)

3. [婉曲] …のようだ

  • Maybe it’s time to take a break.
    (休みを取る時間のようですね)

maybe は「…のようだ」の意味で、婉曲的に何かを言う際にも使われます。

4. [譲歩] なるほど…だが

  • Maybe there is a shortcut, but I haven’t found it yet.
    (近道があるかもしれませんが, まだ見つけていません)

Maybe SV, but S’V’ の形で用いられることで、「なるほど…だが…」の意味で譲歩をあらわすことがあります。

maybeのアクセントの位置

この用法の maybe が文の後ろに使われる場合、/meɪbíː/ のように、アクセントの位置が変わります。

  • I’ll join you for dinner tonight, maybe; but I have to finish some work first.
    (今夜の夕食に参加したいのですが, 先に仕事を終えなければなりません)

5. [質問への返答] たぶんね, どうだろうね

  • A: “Do you think he’ll pass the exam?”
    (「彼は試験に通過すると思いますか」
    B: “Maybe.”
    (「たぶんね」)

maybe は「たぶんね」や「どうだろうね」の意味で、質問への返答をあらわすことがあります。

相手の質問に対して Yes-No をはっきりと答えられない(あるいは、答えたくない)時に用いられます。

婉曲的な否定をあらわす場合

No と直接的に言いたくない場合、maybe は婉曲的な否定をあらわすことがあります。

  • A: “I think we should invest in upgrading our software.”
    (「ソフトウェアのアップグレードに投資すべきと思います」)
    B: “Maybe.”
    (「どうでしょうね」)

6. [数量・程度] だいたい

  • We first met at that coffee shop maybe four years ago.
    (私たちはあの喫茶店で, だいたい4年前に最初に会いました)

maybe は「だいたい」の意味で、数量や程度に対して用いることがあります。

この用法の maybe は語修飾となります。

  • The flight delay might be maybe three hours.
    (フライトの遅れはだいたい3時間です)
  • I packed maybe 50 kilograms of luggage for our week-long trip.
    (1週間の旅でだいたい50キロの荷物を詰めました)
  • The bus can accommodate maybe 30 passengers.
    (バスはだいたい30人の乗客を収容できます)
  • I clean out my closet maybe once or twice a month.
    (だいたい1ヶ月に1回か2回, クローゼットを整理します)

7. [補足・訂正] 場合によっては

  • I’ll finish cleaning the living room by the end of the day, and maybe even earlier.
    (リビングルームの掃除は今日中, 場合によってもっと早く終わらせるつもりです)

maybe は「場合によっては」の意味で、直前に述べたことを補足、または訂正する際にも使われます。

I don’t mean maybe!

I don’t mean maybe! は「これは冗談ではないからな!」の意味で、やや脅迫的に使われるイディオムです。

  • You’d better apologize for it, but I don’t mean maybe!
    (謝ったほうがいいぞ, これは冗談ではないからな!)

『6. [数量・程度] だいたい』の場合を除いて、maybe は文修飾の副詞です。

maybe は It may be that… の形式から生まれた副詞です。助動詞 may の詳しい使い方は別記事で解説しているため、より深く知りたい方はご覧ください。

maybeの使い方 (名詞用法)

不確かな事柄; 可能性

  • There are many maybes in planning a surprise party.
    (サプライズパーティーの計画には, たくさんの不確かな事柄があります)

maybe は「不確かな事柄」や「可能性」の意味で、名詞として使われることもあります。

可算名詞(数えられる名詞)です。

That’s a maybe.

That’s a maybe. は「もしかしたらね」の意味で、明言を避ける際に用いられます。

  • A: “Are you coming to the party on Saturday?”
    (「土曜日のパーティーに来ますか」)
    B: “That’s a maybe.
    (「もしかしたらね」)
  • Our plans for the weekend are a bit uncertain, and there are all maybes depending on everyone’s availability.
    (週末の予定は少し不確定で, みんなの都合次第では可能性もあります)

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