英語を独学で身につける5つのステップ

英語を独学で身につけたいと考える人は多い。

多忙なので英語教室に通えない、育児をしながらTOEICスコアを上げたい、あるいはコストをかけずに英語を習得したいなど、様々な理由で学習を進めるケースがあるだろう。

そこでトイグルでは、独学で英語を学ぶ5つのステップを紹介する。この記事を読めば具体的な学習方法がわかり、すぐにでも英語をはじめられるようになるだろう。

1. あなたの英語力は独学で身につく

英語ができるようになるには、留学をするか英語教室に通うしかないと思う方は多い。たしかに、日本では日常生活で英語を使う機会に乏しいため、英語が使われる環境に身をおくのは有効な手段の一つである。

一方、現在はテクノロジーの発達により、スマートフォンで英語を学べる様々なツールが出現している。その多くは独学での学習を想定しており、自宅にいながら簡単に英語を練習できるようになっている。

リスニング学習の例を見てみよう。これまでリスニングと言えば、日本人向けに作られたわかりやすいが退屈な教材を使うか、ネイティブ向けに作られた面白いが難しい洋画を観るといった、極端な選択肢しか存在しなかった。しかし、今はYouTubeを使えば、理解しやすい英語の動画がたくさん観られる。

スピーキングも同様である。オンライン英会話サービスを使えば、高額な費用を払うことなく自宅で英会話のレッスンを受講できる。「会話は対面で行いたい」と思う方は、ネイティブスピーカーとカフェで話せるマッチングサービスを使っても良いだろう。

ライティングに関しても人工知能の技術が自動添削してくれるアプリがあるし、電子書籍を使えば大型書店に行かなくても英語圏の本や雑誌を読める。単語や文法に関しては、市販の教材に優れたものがたくさんある。

このように、今は日本国内にいながら英語を学べる環境が大変良く整っている。大切なのはこれらのツールを上手に選ぶ技術と、学習を一人で継続できるモチベーション管理である。

それでは、独学で英語を進めるポイントは何だろうか? 以下、具体的な方法を見ていこう。

2. 英語を独学で習得する5つの手順

トイグルでは、独学での英語学習を「目標設定から実行・改善を繰り返す一連のプロセス」と位置づけている。

独学で英語を学ぶ方法

1つずつ見ていこう。

ステップ1. 英語学習の目標を決める

英語学習に挫折してしまう場合、目標設定があいまいなまま学習をすすめ、途中で飽きてしまう…といったパターンになることが多い。独学で英語を成功させる場合、英語学習の目標を明確にする必要がある。

大人の学習者においては、次の3つの理由のいずれかに該当するだろう。

*キャリアアップ

  • 国内企業に勤務しているが、人事評価のためにTOEICスコアを取得したい。
  • 外資系企業に転職をしたいので、ビジネス英語とTOEICの両方を習得したい。
  • 業務で英語を使うため、ビジネスレベルの英語力を身に着けたい。

*夢の実現

  • 通訳案内士を目指している。
  • 英語を話せるようになってボランティア活動に参加したい。
  • 語学留学、ワーキングホリデー、大学院留学などで海外に行きたい。

*自己啓発

  • 英語を身に着けて世界中の人と話せるようになりたい。
  • 英語が話せる自分に憧れを持つ。
  • 英語で人生を変えたい。

読者の中には2つ以上の目標を持つ人もいるだろう。例えば、直近では外資系企業に転職するのでTOEICスコアが必要だが、将来的には海外MBAの取得を目指す場合もある。

ステップ2. 学習内容を決める

次に、学習内容の詳細を決める。

一般的に、英語力にはリスニング・リーディング・スピーキング・ライティングの四技能があると言われる。

*リスニング

  • 英語の音声を聞き取る能力。
  • 日常会話、会議、講義など、様々な英語を聞いて理解する力。
  • 資格試験のリスニング科目でスコアを取得する力。

*リーディング

  • 英語の文章を読む能力。
  • メール、チャット、広告、本、資料、メニューなど、様々な文を読んで理解できる力。
  • 資格試験のリーディング科目でスコアを取得する力。

*スピーキング

  • 英語を話す能力。
  • 日常会話、会議、プレゼンテーションなど、英語の発話ができる力。
  • 資格試験のスピーキング科目でスコアを取得する力。

*ライティング

  • 英語を書く能力。
  • メール、チャット、契約書など、目的に応じた英文を書く力。
  • 資格試験のライティング科目でスコアを取得する力。

また、英語ではこれら四技能に加えて、単語・文法・発音の能力も必要である。

*単語

  • 単語を読んだり聞いたりして理解できる能力。
  • 単語を書いたり話したりして産出できる能力。

*文法

  • 英文法の仕組みを論理的に説明できる能力。
  • 自然な文と不自然な文を直感的に判断できる能力。

*発音

  • 聞き手にストレスを与えない発音。
  • 話し手の発音を理解する能力。

例えば、あなたがTOEICで一定のスコアを取りたいなら、試験科目に含まれるリスニングとリーディングを重点対策する。加えて、単語や文法を学習すると良い。

あなたが日常会話を目指すなら、リスニングとスピーキングが学習課題となるだろう。単語や発音の練習も当然必要である。

英語にかかわるすべての能力を高めようとすると、それは不可能ではないものの、大変な時間がかかる。はじめは科目を絞り、能力の高まりと共に範囲を広げていくと良い。

ステップ3. 英語学習の環境を作る

英語を学ぶ上で見落とされがちだが、大人の学習者にとってもっとも重要なのが、学習環境づくりである。

学習環境は次の3つがある。

*英語を勉強する場所

  • 自宅
  • カフェ
  • 有料自習室
  • 通勤電車内
  • その他

*英語を勉強する時間

  • 平日の日中
  • 平日の仕事帰り
  • 休日
  • 連休

*英語学習に対する周囲の理解

  • 英語学習に対して家族の了解が得られるか。
  • 家族の了解が得られない場合、どのように勉強をすればよいか。

学習が成功する人は英語に対する優先順位が高い。仕事や家庭などの義務的な用事を終えたら、他の時間をできる限り英語学習に当てるよう努力する。

他方、学習に失敗する人は英語を片手間にやろうとする傾向がある。現在の生活習慣を維持したまま、英語学習を新たなタスクとして加えるから、「忙しくて勉強ができない」の状態になってしまう。

英語を学ぶ目的を今一度考え、適切な環境を構築できるか検証されたい。

ステップ4. 英語学習教材を用意する

英語を学ぶには教材が必要である。

*市販の教材

*スマートフォン向けアプリ

*Webサービス

独学で英語を学ぶ場合、学習の中心となるのはあくまで書籍教材と考えよう。スマートフォンアプリも英語学習に役立つが、アプリのみで成果を出すのは難しい。

英語の教材は2つ以上を使っても構わない。例えば、TOEIC対策をする人が文法書、単語帳、問題集を買いつつ、辞書アプリを併用する、といったこともあるだろう。

ステップ5. 実際に英語の学習を行う

ここまで準備が整ったら、実際に英語の学習を行う。学習には実行、評価、改善の3つのプロセスがある。

*英語学習を実行する

英語学習を継続する秘訣は上達の楽しみを実感することである。

知っている単語が増えた、リスニングの理解度が上がった、長い文章が読めるようになったなど、日常の学習から成長を見いだせるようにしよう。

*英語学習の成果を評価する

学習の成果を評価するには、ある程度客観的な指標も活用したい。例えば、あなたがTOEICを受験するなら、スコアは学習成果を表すフィードバックとなる。

英語学習は結果がすぐに出るとは限らない。むしろ、たくさんの学習をしても成果が出なかったり、上達が実感できないこともあるだろう。

ただ、仮に成果が出なかったとしても潜在的な力は確実に身についている。勉強を継続しれいれば、ふとした瞬間に英語のできる自分に気がつくときがある。英語はまさに「継続は力なり」だ。

*英語学習の内容を改善する

英語力を評価したら学習内容の改善を行う。得意分野を伸ばして苦手分野を克服できるよう、追加の学習計画を立てる。

成功する学習者は無意識のうちに「計画→実行→改善」のプロセスを繰り返し行っている。逆に、うまくいかない学習者は、これらのプロセスのどこかに問題があるか、あるいは途中で止めてしまっている場合が多い。

はじめて英語を学ぶ方は、ぜひともこれまで紹介した5つのプロセスをやってみてほしい。驚くほどの成果が出るはずだ。

3. 独学での英語学習に行き詰まった時の対処法

英語を学んでいると、時に思うような成果をあげられないことがある。

英語力に伸び悩んだときこそ、成長のチャンスである。よくある3つの悩みとその対処法を紹介しよう。

3-1. 目標を達成できない

初回のTOEIC受験で800点を目指す、半年以内にペラペラに話せるようになるなど、目標設定が高すぎると挫折の原因となる。高い目標を目指す場合、「TOEIC600点→700点→800点」のような中間目標を設定すると良い。

また、言語を習得するには数ヶ月から数年の時間が必要だから、すぐに成果が出ないのは誰もが経験することである。学習期間が短すぎる場合、ゆとりを持った計画を考え直すと良いだろう。

3-2. モチベーションが上がらない

モチベーションは英語学習の成果に大きな影響を与える。

大学受験や人事評価などモチベーションが外的要因に依存する場合、英語学習に前向きになれないのはある程度仕方がない。キャリアのためと割り切り短期集中で成果をだそう。

夢の実現や自己啓発などモチベーションが内部要因に依存する場合、イメージトレーニングが一つの有効な解決策である。YouTubeで英語のできる日本人を見ればポジティブな刺激を受けられる。

3-3. 同じ作業の繰り返しでマンネリ化している

独学で英語を学んでいると、同じような作業ばかりで学習がマンネリ化することがある。「飽きた」と感じるのは脳が疲れているサインだから、新しい勉強法を取り入れることで刺激を与えたい。

例えば、あなたは多読を試したことがあるだろうか? 多読はリーディング学習に効果的な学習法であり、英語を勉強から楽しみに変えてくれる。

あるいは、文法書を完読したことはあるだろうか? 文法は問題集でドリルを解くことだけが勉強ではない。文法書をはじめから最後のページまで読むと、これまでバラバラに蓄えていた文法知識が一つにつながるような感動を経験する。

4. まとめ

この記事では英語を独学で進める方法を紹介してきた。

内容をまとめると次のようになる。

  • 独学で英語を学べる様々なツールが整っている。
  • 目標設定、学習内容決定、環境づくり、教材の準備、学習の実行を繰り返す。
  • 学習に伸び悩んだときこそチャンスがある。

学習の参考になれば幸いである。

Good luck!

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