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英語の人称代名詞とは、I(私は)、my(私の)、my(私を)などに代表される一連の語である。
英語を勉強中のあなたは、次のような疑問を持っていないだろうか?
- 人称代名詞の種類を知りたい
- 人称代名詞の使い分け方を知りたい
- 「人称」や「格」といった用語の意味を知りたい
そこでトイグルでは人称代名詞の使い方について詳細を解説していく。学習の参考になるはずだ。
1. 人称代名詞一覧: 私, あなた,それ以外を示す
英語では名詞句の代わりをするものを代名詞と呼ぶ。代名詞には様々な種類があるが、話題になっている人やモノを表す代名詞を人称代名詞と呼ぶ。
人称代名詞は人称によって使う語が変化する。人称とは自分と他人を区別するもので、「私/私たち」を1人称、「あなた/あなたたち」を2人称、「彼/彼ら(男性)、彼女/彼女ら(女性)、それ/それら(中性)」を3人称と呼ぶ。
人称代名詞は単数と複数の違いがある。単数は「1人(1つ)」、複数は「2人(2つ)あるいはそれ以上」を指す。
人称代名詞はその使われ方によっても語が変わる。簡潔に言えば、主語の位置で「…は」の意味になるものを主格、名詞の前で「…の」の意味になるものを所有格、目的語の位置で「…を/…に」の意味になるものを目的格と呼ぶ。
以上の点をまとめると、英語の人称代名詞は次の3つの要素によって異なる語を使っていくことになる。
- 人称: 1人称、2人称、3人称
- 数: 単数あるいは複数
- 格: 主格、所有格、目的格
冒頭に示した図は人称代名詞の一覧をあらわしている。例えば、「私は学生です」を英語で言いたい場合、「私は」に該当するのは1人称×単数×主格なので、人称代名詞I(私は)を選ぶ。
- (1) I am a student. (私は学生です)
人称代名詞は24通りのパターンに分かれるが、それらは一部重複した語が使われている点に注意が必要である。
例えば、3人称単数(女性)は所有格と目的格がどちらもherである。また、2人称は単数・複数のどちらの場合も、you/your/youが使われる。
したがって、文中の人称代名詞がどのタイプに属するか見極めるときは、語の形だけでなく、語の使われている位置に注目する必要がある。
以下、人称代名詞のより詳しい使い方を見ていこう。
2. 人称代名詞の使い方
上の図は英語の人称をあらわしたものである。英語の人称代名詞を選ぶときは、誰について語られているのか、その関係性を意識するようにしたい。
2-1. 1人称×単数
- (2) I became a pilot. (私はパイロットになった)
- (3) Here is my passport. (こちらが私のパスポートです)
- (4) Excuse me. (すいません)
1人称(単数)の人称代名詞は、主格がI、所有格がmy、目的格がmeである。
(2)は主格、(3)は所有格、(4)は目的格の例。
2-2. 1人称×複数
- (5) We waited for the bus. (私たちはバスを待った)
- (6) Thank you for your interest in our company. (私たちの会社に興味をよせてくれてありがとう)
- (7) He gave us a warm welcome. (彼は私たちに温かい歓迎をした)
1人称(複数)の人称代名詞は、主格がwe、所有格がour、目的格がusである。
(5)は主格、(6)は所有格、(7)は目的格の例。
2-3. 2人称×単数
- (8) You dropped your phone in the toilet. (あなたはトイレに携帯電話を落としました)
- (9) Enter your phone number. (あなたの電話番号を入れてください)
- (10) I told you that before. (私はあなたにそれを以前言いました)
2人称(単数)の人称代名詞は、主格がyou、所有格がyour、目的格がyouである。
(8)は主格、(9)は所有格、(10)は目的格の例。
2-4. 2人称×複数
- (11) What do you think? (あなた方はどう思いますか?)
- (12) I love your company. (私はあなた方の会社が大好きです)
- (13) I’d like to invite you to watch this video. (この動画を観るためにあなた方を招待したいです)
2人称(複数)の人称代名詞は、主格がyou、所有格がyour、目的格がyouである。
(11)は主格、(12)は所有格、(13)は目的格の例。
2-5. 3人称×単数
- (14) He bought a pair of shoes. (彼は靴を一足買った)
- (15) Do you have any of her books? (彼女の本を持っていますか?)
- (16) Don’t worry about it. (それについて心配は無用です)
3人称(単数)の人称代名詞は、主格がhe/she/it、所有格がhis/her/its、目的格がhim/her/itである。
(14)は主格、(15)は所有格、(16)は目的格の例。
2-6. 3人称×複数
- (17) I have four children. They all live in Japan. (私には4人の子供がいる。みんな日本に住んでいる)
- (18) Look at their new logo. (彼らの新しいロゴを見なよ)
- (19) I have two brothers. Both of them students. (私には2人の兄弟がいる。両方とも学生だ)
3人称(複数)の人称代名詞は、主格がthey、所有格がtheir、目的格がthemである。
(17)は主格、(18)は所有格、(19)は目的格の例。
3. 一般の人々をあらわすwe, you, they
we、you、theyは漠然とした人々(= 一般の人々)をあらわす用法がある。
3-1. we
- (20) We know that many teachers are over-worked. (我々は多くの教員が働きすぎと知っている)
weが一般の人々を指す場合、話し手を含めた社会の一般論を述べることが多い。
(20)は「我々は多くの教員が働きすぎと知っている」の意味。ここで言う「我々」は、話し手の所属する社会の多くの人々のこと。
3-2. you
- (21) You can cook the potatoes in the microwave. (電子レンジでポテトを調理できます)
youが一般の人々を指す場合、聞き手を含めた一般論を述べることが多い。
(21)は「電子レンジでポテトを調理できます」の意味。聞き手も含めた一般の人々が調理をできる、ということ。
3-3. they
- (22) They call me ‘The Doctor.’ (人々は私をThe Doctorと呼ぶ)
theyが一般の人々を指す場合、話し手と聞き手の両方を除外した第三者的なニュアンスが含まれる。
(22)は「人々は私をThe Doctorと呼ぶ」の意味。周囲の人々がそのように呼ぶということ。
4. まとめ
この記事では、英語の人称代名詞について詳細を解説してきた。
内容をまとめると次のようになる:
- 人称代名詞は人称を示す代名詞
- 人称には1人称、2人称、3人称がある
- 人称代名詞は単数形と複数形がある
- 主格・所有格・目的格が区別して使われる
- 一般の人々を表す用法がある
トイグルでは他にも、英文法に関する記事を執筆している。興味のある方はぜひご覧いただきたい。
Good luck!
英語で最初は難しかったけど問題を見た瞬間に簡単になってきた
のでこれは勉強になったなと思う事もありましたが、英語は得意
なのでこの単語を勉強して良かったなと思いました。
お役に立てたようで何よりです^^