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英語の現在完了進行形とは?使い方のポイントは「出来事の継続」を知ること

英語の現在完了進行形とは、「have(has)+been+…ing」であらわされる動詞の形です。

完了形と進行形の組み合わさった場合の形です。

英語を勉強しているあなたは次のような疑問を持っていないでしょうか?

  • 現在完了進行形の使い方がいまいちわからない…
  • 現在完了進行形をうまく訳せない…
  • 現在完了進行形と現在完了形の違いを知りたい…

現在完了進行形はマイナーなためか、市販の文法参考書ではあまり詳しく扱われていません。困っている方が多いと思います。

そこでトイグルでは、現在完了進行形について詳細をまとめました。学習の参考になるはずです。

1. 現在完了進行形は出来事が現在まで継続している状態

現在完了進行形のもっとも基本的な意味は「過去に始まった動作が現在まで継続している」です。例を見てみましょう。

  • (1) Jane has been working for the company since 2018. (ジェーンは2018年からその会社に勤務している)
現在完了進行形の使い方

中央の太い矢印が時間の流れをあらわします。ジェーンは2018年に勤務をはじめ、2019年、2020年、202X年…と続き、現在までその状態が継続しています。ただし、将来も続くかどうかはこの形だけでは決まりません。

現在完了進行形のニュアンスをまとめると次のようになります。

  1. 出来事は過去に始まりました
  2. 現在まで、または現在の直前まで続いた活動に焦点があります
  3. 現在や将来も続くかは文脈によって判断します

以下、現在完了進行形のさらに詳しい用法に踏み込んでいきます。

2. 現在完了進行形の使い方

現在完了進行形は「完了」と「進行」が絡み合い、状況によって様々なニュアンスに変化して使われます。5つの使い方を紹介しましょう。

2-1. 現在も継続している動作

  • (2) I have been waiting for 25 minutes so far. (今のところ25分間待っている)

『1. 現在完了進行形は出来事が現在まで継続している状態』でも説明したように、現在完了進行形のもっとも基本的な意味は「現在も継続している動作」です。

(2)は「待つ」という行為が、過去のある時点から始まり、現在も継続している様子をあらわします。現在完了進行形の「進行(= 継続)」に焦点が当たった用法です。

現在進行形と現在完了進行形の違い
現在進行形は「今…している最中」の意味で出来事の途中を表すが、現在完了進行形は過去から現在まで続いている時の流れを表します。

2-2. 反復的な動作

  • (3) I have been knocking on the door. (私はドアをノックしてきました)

現在完了進行形は「動作の反復」をあらわすことがあります。

(3)は「ノックする」という動作を繰り返し行っている様子をあらわします。こちらも現在完了進行形の「進行(= 継続)」に焦点が当たった用法です。

2-3. 少し前に終わった動作

  • (4) I’m so sorry I’m late. Have you been waiting long? (遅れてすみません。だいぶ待ちましたか)

(実例英文法)

現在完了進行形は「少し前に終わった動作」をあらわすことがあります。

(4)は「待つ」という動作を過去から継続的に行ってきたが、話し手の到着により、それが完了しました(= もう待っていない)。現在完了進行形の「進行」と「完了」の両方に焦点が当たった用法です。

直前までの活動にも使える
現在完了進行形は、現在も続いている活動にも、直前まで続いていた活動にも使います。発話時に動作が終わっていても、その活動を現在の状況と結び付けて述べられます。

2-4. 行為の結果

  • (5) Your eyes are red. You’ve been crying. (目が真っ赤です。泣いていたんですね)

(ロングマン・アレクサンダー英文法)

現在完了進行形は「行為の結果」をあらわすことがあります。

(5)では「目が赤い」などの痕跡から、相手が泣いていたと推測しています。進行形が焦点を当てるのは泣く活動であり、赤い目という結果そのものの継続ではありません。泣き終わったかどうかは文脈によります。

いらだちの気持ち
Who’s been using my computer? (誰が私のパソコンを使っていたんだ)のように、現在完了進行形は非難・不快・いらだちの気持ちを含むことがあります。

2-5. 長期間にわたる反復

  • (6) Tom has been going abroad for years. (トムは何年も海外に繰り返し出かけている)

(6)の自然な読みは、海外への旅行を何年も繰り返しているというものです。行こうとして実現しなかったという意味にはなりません。未実現の計画なら、Tom has been planning to go abroad for years, but he has never managed to.(トムは何年も海外へ行く計画を立てているが、まだ実現できていない)のように明示します。

3. 現在完了形と現在完了進行形の違い

現在完了進行形は現在完了形と対比することにより、その使い方が詳しくわかります。

結論的に言うと、現在完了形と現在完了進行形の違いは次のようになります。

完了形完了進行形
完了・結果に焦点を置く用法がある活動・継続に焦点を置く
継続の事実・期間を述べる一時的な状況を示すこともある
完了した回数・量を示せる反復してきた活動を述べる

以下、詳細を見ていきましょう。

3-1. 完了した結果と続いてきた活動への焦点

write や read などでは、現在完了形が完了した結果に、現在完了進行形がそれまでの活動に焦点を置く対比が見られます。進行形だけで必ず未完成と決まるわけではありません。

例を見てみましょう。

  • (7) I’ve read your book. (あなたの本を読んだ)
  • (8) I’ve been reading your book. (あなたの本を読んでいる)

(A Communicative Grammar of English)

(7)は現在完了形が使われている例です。動作の完結をあらわすので、「あなたの本を読んだ(= 読み終わった)」の意味になります。

(8)は現在完了進行形で、読書という活動に焦点を置きます。「まだ読み終わっていない」と示唆することが多いが、読み終えた直後に使うこともできるため、完成の有無は文脈で判断します。

結果と活動への焦点の違いを示す例を、もう一つ見てみましょう。

  • (9) Who’s eaten my dinner? (誰が私の夕食を食べてしまったんだ)
  • (10) Who’s been eating my dinner? (誰が私の夕食をつまみ食いしていたんだ)

(Meaning and the English Verb)

(9)は食べてしまった結果に焦点があり、夕食がもう残っていない状況で自然に使えます。

(10)は食べていた活動に焦点があり、つまみ食いの痕跡があり、まだ夕食が残っている場面に合います。ただし、残量そのものを進行形が文法的に決めるわけではありません。

3-2. 継続の事実と一時的な状況

work(働く)、live(住む)を代表とするいくつかの動詞では、現在完了形と現在完了進行形は共に継続をあらわします。

現在完了進行形は一時的な状況として提示することもあるが、長い期間にも使えます。現在完了形との意味の差が小さい場合もあり、永続的か一時的かで常に分けられるわけではありません。

例を見てみましょう。

  • (11) He hasn’t worked for years. (彼は何年も働いていない)
  • (12) I haven’t been working very well recently. (最近は仕事があまりうまくいっていない)

(Practical English Usage)

(11)は現在完了形で、働いていない状態を述べます。長い期間であることは for years が明示しています。

(12)は最近の仕事の調子に焦点を置きます。この時期の一時的な不調と捉えやすいが、今後すぐに回復することまでは示しません。

別の例を見てみましょう。

  • (13) Lynn and Josh have lived in that house since their marriage. (リンとジョシュは結婚以来ずっとあの家に住んでいる)
  • (14) Lynn and Josh have been living in that house since their marriage. (リンとジョシュは結婚以来あの家に住んでいる)

(Meaning and the English Verb)

(13)は結婚以来そこに住んでいるという事実・期間を述べます。

(14)は結婚以来続いてきた生活に焦点を置きます。結婚直後にも何十年も経った夫婦にも使えるので、結婚からの年月はこの形だけでは分かりません。

注: (13)と(14)はどちらも同じ居住期間を述べられ、文脈によって意味の差が小さいです。

3-3. 完了形は動作の反復, 完了進行形は反復の継続を表す

write(…を書く)やknock(ノックする)などの動詞では、現在完了形は動作の反復、現在完了進行形は反復動作の継続をあらわします。

例を見てみましょう。

  • (15) I’ve written six letters since breakfast. (朝食を食べてから手紙を6通書きました)
  • (16) I’ve been writing letters since breakfast. (朝食を食べてから手紙をずっと書いていました)

(実例英文法)

(15)は現在完了形が使われている例です。動作の反復をあらわすので、書き手は書くという動作を、この場合は6回行いました。

(16)は手紙を書いてきた活動に焦点を置き、完了した通数は示しません。途中に休憩や中断があった可能性を否定するものでもありません。

ニュアンスは動詞の性質の違いから生まれる
以上のようなニュアンスの違いが生まれるのは動詞の性質が異なるからです。解釈に迷った時は英和辞典を引いてみましょう。例文から答えが見つかるはずです。

参考: 現在完了進行形の作り方

現在完了進行形: have(has)+been+…ing
Ihavebeen working…
Youhavebeen working…
Hehasbeen working…
Shehasbeen working…
Ithasbeen working…
Wehavebeen working…
Youhavebeen working…
Theyhavebeen working…

現在分詞(…ing)の混同に注意
現在完了進行形(have/has been …ing)と受け身の現在完了形(have/has been …ed)の区別に注意しましょう。

まとめ: 現在完了進行形を克服する

この記事では、現在完了進行形について詳細を解説してきました。

内容をまとめると次のようになります:

  1. 現在完了進行形は「have(has)+been+現在分詞」
  2. 中心的な意味は出来事が継続している状態です
  3. 反復的な動作を示す場合があります
  4. 少し前に終わった動作を示す場合があります
  5. 現在完了形と異なるニュアンスを持ちます

トイグルでは他にも、英文法に関する記事を執筆しています。興味のある方はぜひご覧ください。

Good luck!

6 COMMENTS

大学生

(15) I’ve written six letters since breakfast. (朝食を食べてから手紙を6通書きました)
(16) I’ve been writing letters since breakfast. (朝食を食べてから手紙をずっと書いていました)

(15)現在完了形:書くという動作を6回、反復して行った
(16)現在完了進行形:書くという動作の反復を繰り返し続けた(継続した)

このように認識しました。先生は、「書くという動作を中断することなく」と書かれていますが、その点で気になりました。

例えば、「私は手紙を、朝食後からずっと書いていた(その間に、短時間の休憩や気分転換を行っていた)」というような場合、中断してはいますが、概ね手紙を書くことは継続しているので、現在完了進行形を用いるように思います。
逆に、長時間の休憩(例えば、ゲームなどをしていたり)となると、現在完了進行形は使わないのかなと思います。

短時間の中断(手紙を書くという主たる動作の反復継続を阻害しない程度)なら、現在完了進行形を用いれるのでしょうか?

田邉竜彦

>大学生様

反復に関してですが、どのくらいまでの中断が許容されるかは、なかなか判断が難しいところですね。

例えば、knock(ノックする)のような動詞であれば、ドアなどを叩く瞬間的な動作をあらわすので、それをし続ける = 反復して繰り返す、と判断されます。
write(…を書く)はknockに比べると、瞬間的な感じはあまりしないですね。

ただ、この現在完了進行形の用法は「瞬間的な動作の継続」の趣旨があるので、少なくとも、ゲームをする等の長期間の休憩があった場合には、許容されない可能性が高いと思われます。

一方、トイレに行くくらいの短期間の休憩であれば、(16)の文は許容される気がします。

(最終的には、ネイティブの判断が必要にはなりますね…)

大学生

教えていただきありがとうございます。
追加での確認をお許しください。

(16)のような現在完了進行形の場合、「瞬間的な動作の継続」を表すので、少なくとも長時間の中断は許容されない可能性が高いということはわかりました。

(15) I’ve written six letters since breakfast. (朝食を食べてから手紙を6通書きました)

逆に、(15)のような現在完了形の場合は、長時間の中断をしたりしても問題ないという理解で正しいでしょうか?

田邉竜彦

>大学生様

(15)のような現在完了形の文も、基本的には中断は伴わない、ある程度連続した動作が前提となります。
write(…を書く)やknock(ノックする)は「瞬間的な動作」であり、その反復の連続です。

仮に、長時間休憩しつつ書いたなら、「私は朝食を食べてから、手紙を3通書きました。そして、少し休憩してから、また3通書きました」のように、分けて言うのが自然でしょう。

休憩時間が短ければ、「朝食を食べてから手紙を6通書きました」と言えるかもしれません。
それをどの程度許容するかは、少なくとも今の英文法の研究では、明らかになっていません。

いずれにしても、実際に休憩があったかどうかはともかく、話者にとっては「連続して行っている」と捉えられるからこそ、現在完了形(あるいは現在完了進行形)が使われているという背景があります。

大学生

教えていただきありがとうございます。

現在完了進行形であれ、現在完了形継続であれ、どちらも話者にとっては「連続して行っている」と捉えられているということ、理解しました。

質問1 この場合、現在完了形継続を用いるか、現在完了形進行形を用いるかは曖昧なように感じます。以下のように理解しましたが正しいでしょうか

現在完了形継続:ある動作を(何度か)反復して行った、その反復(自体)を表す場合 (例) 手紙を…通書いた、電話を何度もした、ピアノの演奏を複数回行った
現在完了進行形:ある動作をやり続けた、その継続(自体)を表す場合 (例) 手紙を(反復して)書き続けた、電話をし続けた

質問2 I’ve been writing letters since breakfast. この場合、letters なので複数の手紙を書いて、「ずっと手紙を書いている」という意味になると思います。
では、ある一つの手紙を書いていて、「ずっと手紙を書いている」という意味をあらわす場合は have been writing a(one) letter となりますか?

質問3 手紙を書くという動作の反復を表すのではなく、「手紙を三枚書き終えている」という意味なら、After breakfast, I have already finished three letters.と現在完了形(完了)で表しますか?

田邉竜彦

>大学生様

質問1:
そうですね、この場合、完了形と完了進行形の違いはかなり小さいので、仮にネイティブにチェックしてもらう場合、いずれの文もOKとなるかもしれません。
書かれているご認識は正しいと思います。

質問2:
はい、ある1つの手紙をずっと書いたということであれば、… have been writing a letter.で良いと思います。

オーレックス英和辞典にも近い英文がありました。
I’ve been writing a letter for two hours.

手紙3:
「手紙を3枚書き終えている」の場合、以下のように書くと良いと思います。
I have already finished writing three letters.

<完了>の意味なので、「現時点で3枚書き終えた状態である」の解釈になります。
そのため、after breakfastは省いたほうが良いですね。

after breakfastを言いたいのであれば、過去時制にします。
After breakfast I finished writing three letters.

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