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英語の
ofは複数の意味を持つ多義語であり、使い方を覚えるのが難しい。英語を勉強しているあなたは、「ofの用法がわからない」とお悩みではないだろうか?
そこでトイグルでは、前置詞ofの使い方について詳細を解説していく。ofと他の前置詞の違いも紹介するため、英語初級者から上級者まで、学習の役に立つはずだ。
1. 前置詞ofの中心的な意味は「弱いまとまり」
ofを辞書で調べると、オックスフォード現代英英辞典には13、ジーニアス英和辞典には15、ロングマン英英辞典には25もの意味が掲載されている。「…の」の意味だけで、なんとなく解釈していた方が多いだろう。
実は、英語の前置詞は多くの場合、一つの核となる意味があり、それが比喩的に派生して異なる用法に発展している。ofの中核的な意味は「弱いまとまり」であり、多くの用法がこのイメージで解釈できる。
「弱いまとまり」を理解するため、ofを使った2つの例を見てみよう:
- a member of the library staff (図書館スタッフの一員)
- the citizens of the United States (アメリカ合衆国の市民)
上の例は「AがBの一部分」と解釈する。図書館のスタッフは複数人いるが、そのうちの1人であるということは、まとまりの一部を構成すると考える。
下の例は「AがBに所属する」と解釈する。世界中には様々な市民がいるが、ここではアメリカ合衆国の市民を指す。人と地域のまとまりを感じられよう。
ofには他にも多数の用法があるが、そのいずれも「弱いまとまり」に何らかの形で関連している。以下、ofの使い方の詳細を見ていこう。
2. 前置詞ofの使い方
前置詞ofは「弱いまとまり」を中心的な意味として、そこから様々な用法に派生する。トイグルでは、前置詞ofの意味を次のように定義した。
1つずつ見ていこう。
2-1. 部分・分量を表すof
- (1) Susan is a member of the Travel Bloggers Association. (スーザンは旅行ブロガー協会のメンバーだ)
- (2) Jamie is the taller of the two boys. (2人の少年のうちではジェイミーのほうが背が高い)
- (3) Squeeze some lemon juice in a glass of water. (レモンジュースをコップ1杯の水に絞り出してください)
- (4) A bunch of people have asked when the next book will be out. (多くの人が新しい本がいつ出るか尋ねてきた)
(1)は部分を表すof。「旅行ブロガー協会」には複数の人がいるが、スーザンはそのメンバーの1人、すなわち一部分であることを示す。
(2)は部分を表すofが比較表現と共に用いられる例。解釈は(1)と同じ。ジェイミーは全体を構成するうちの、より背が高いほう。
(3)は分量を表すof。「Aの量のB」の意味。水をグラス1杯という分量で表している。これは他にもa cup of(カップ1杯)などの表現で使われる。
(4)は集団を表すof。分量のofと原理は同じだが、人が群をなしている様子を示す。a bunch of(たくさんの)、a crowd of(…の群)などで使われる。
2-2. 所有・所属を表すof
- (5) David finally cut that long hair of his. (デイビッドは最終的に彼の長い髪を切った)
- (6) Mark Zuckerberg of Facebook donated $1 billion last year. (フェイスブックのマーク・ザッカーバーグは昨年10億ドルを寄付した)
- (7) Take the handle of the machine in the right hand. (右手に機械の取っ手を持ってください)
- (8) The Gulf of Alaska is the place where two oceans meet. (アラスカ湾は2つの海が出会うところです)
(5)は所有を表すof。「AがBの所有物」の意味。「彼の長い髪(that long hair)」は「彼の(his)」所有物であると考える。
(6)は所属を表すof。「AがBという組織に所属している」の意味。マーク・ザッカーバーグはフェイスブック社に所属している。
(7)も所属を表すof。「AがBに所属している」の意味。取っ手は機械に「所属」しているモノの1つである。
(8)は所在を表すof。「AがBに所在している」の意味。湾は世界にたくさんあるが、「アラスカに所在するその湾」から「アラスカ湾」という特定的な湾を示す。
2-3. 出所・要素を表すof
- (9) May I ask a favor of you? (1つお願いしてもよろしいですか?)
- (10) Jasmine is afraid of dogs. (ジャスミンは犬を怖がっている)
- (11) Our team consists of highly experienced staff. (私たちのチームは大変経験のあるスタッフで構成されています)
- (12) The fields need to be cleared of the stones. (その畑は石を取り除かれる必要がある)
(9)は出所を表すof。出所は何かが出てくる元を指す。「親切な行為(favor)があなたを出所とする」と解釈する。
(10)は原因を表すof。出所のofの一種。「犬という原因で怖がっている状態になっている」と解釈する。
(11)は要素を表すof。こちらも出所のofと解釈は同じ。a table of wood(木でできたテーブル)のように、材料を表す際にも使われる。
(12)は分離を表すof。「石から分離する→石を取り除く」と解釈する。
2-4. 性質・行為者を表すof
- (13) Shelly is a woman of many passions. (シェリーはたくさんの情熱のある女性です)
- (14) A CT scanner is a special kind of X-ray machine. (CTスキャナーは特別な種類のX線撮影機です)
- (15) This question is of importance in view of the practical consequences. (この質問は実務的影響の観点から重要です)
- (16) It is very kind of you to answer all the questions. (すべての質問に答えてくださりありがとうございます)
(13)は性質を表すof。「Bという性質を持つA」の意味。a boy of eight(8歳の少年)など、年齢を表す際にも使える(年齢という性質を持つ、ということ)。
(14)は種類を表すof。性質のofの派生形。他にもa type of(…の一種)などで使われる。
(15)は性質のofがbe動詞の直後に使われる例。「Bという性質を持つA」の意味は変わらない。この用法に関しては、後ほど『3-1. be動詞+of』で詳しく説明する。
(16)は行為者を表すof。「It is 形容詞 of A to do」の形で使われることが多い。「to doをするなんて、Aはなんて<形容詞>な人だ」が直訳。
2-5. 内容・主題を表すof
- (21) Any link for a map of Japan? (日本地図のリンクはありますか?)
- (22) Think of the money. (お金について考えよ)
- (23) Alex is slow of understanding. (アレックスは理解するのが遅い)
- (24) This story reminds me of my days as a teacher. (この話は教師だった日々を思い出させます)
(21)は内容を表すof。「…の」や「…の点の」と解釈すると良い。例文は「日本についての地図」、すなわち日本地図。
(22)は主題を表すof。こちらも「…の」や「…の点の」と解釈できる。このタイプは他にも、speak of(…について言及する)、hear of(…のことを耳にする)、know of(…を間接的に知っている)などの組み合わせで使う。
(23)も主題を表すof。こちらも「…の」や「…の点の」と解釈できる。このタイプは他にも、be aware of(…に気づいている)、be hard of(…が困難だ)、be capable of(…の能力がある)などの組み合わせで使う。
(24)も主題を表すof。こちらも「…の」や「…の点の」と解釈できる。このタイプは他にも、inform 人 of(人に…を知らせる)、persuade 人 of(人を…と納得させる)、suspect 人 of(人に…の疑いをかける)などの組み合わせで使う。
2-6. 同格を表すof
- (17) About 165,000 American citizens live on the island of Guam. (約165,000人の米国市民がグアム島に住んでいる)
- (18) That fool of a manager made this request. (あの愚かなマネージャーがこの依頼をした)
(17)は同格を表すof。A = Bの関係性で「BというA」の意味。例文は「グアムという島」が直訳(「グアムの中にある島」ではない。)
(18)も同格を表すof。A = Bの関係性で「AのようなB」と解釈する。例文は「あの愚か者のようなマネージャー」が直訳。
- 性質のof: a woman of courage (勇気のある女性)
- 同格のof: that fool of a driver (愚かな運転手)
<性質のof>はAの箇所に対象となるヒト(モノ)が来て, Bでその性質を説明する(Bの性質を持つA). 一方, <同格のof>はAとBが同格の関係(AのようなB).
2-7. 主語・目的語関係になるof
- (19) The start time coincides with the arrival of the train from Edinburgh. (開始時間はエディンバラ発の電車の到着と一致します)
- (20) All of those 5,000 people contributed to the writing of the article. (これら5,000人のすべてが記事の執筆に貢献した)
(19)は主語関係を表すof。BがAの主語のような関係になっている。例文のthe arrival of the train(電車の到着)は、the train arrivesと同義。
(20)は目的語関係を表すof。BがAの目的語のような関係になっている。例文のthe writing of the article(記事の執筆)は、They write the article.と同義。
3. ofによくある5つの間違いとその対処法
前置詞ofにかんしては、いくつか文法的に注意すべき点がある。ここでは、ofの使い方によくある5つの間違いとその対処法について議論していきたい。
3-1. be動詞+of
the cost of living(生活費)のように、ofは多くの場合、「名詞+of+名詞」のパターンで使われる。
- 名詞 + of + 名詞
ただし、場合によってbe動詞の直後にofを用いることもある。以下の例は<性質のof>である:
- The text is of average density. (本文は平均的な密度だ)
「be動詞+of」は日本語に訳しづらいが、考え方は「名詞+of+名詞」と同じで、主語がof以下の性質を持っている、と解釈すれば良い。
尚、beと似た動詞にbecomeがある。What become of(あるいはWhat of)は「…はどうなったのか?」の意味でフレーズ的に用いられる:
- What became of Luke is unclear. (ルークはどうなったのかは明らかでない)
3-2. 最上級表現におけるofの前置
最上級を使った文にofが使われる場合、of以下が文頭に配置されることがある。次の例文を比較してみよう:
- John is the most polite of the three boys. (ジョンは3人の少年のうちもっとも礼儀正しい)
- Of the three boys, John is the most polite. (3人の少年のうち、ジョンはもっとも礼儀正しい)
(A Comprehensive Grammar of the English Language)
2つの例文はどちらも同じ状況を表しているが、話題の焦点が異なる。John is…では話者の関心がジョンにあるが、Of the three boys…は「3人の少年のうち…」により強調が置かれる。
3-3. 所有のofと内容のofの違い
<所有のof>と<内容のof>は見た目が似ているが、その意味が異なる。次の2つの例文を比較してみよう:
- a portrait of my mother’s (母が所有している肖像画)
- a portrait of my mother (母を描いた肖像画)
上の例文はmy mother’sと所有格の表現が使われている。肖像画は母のもの(my mother’s)なので、<所有のof>と判断する。下の例文はmy motherがa portraitの内容と考えるので、<内容のof>と判断する。
尚、my mother’s portraitといった場合、「母が描いた肖像画」と「母が所有する肖像画」の両方の解釈ができるので、文脈のない限り意味は曖昧である。
3-4. 所有格表現(‘s)とof句の違い
所有格を使った表現(’s)とofを使った表現は、交換可能な場合が多い。次の2つの例文はどちらも使用可能である:
- What is the ship’s name? (船の名前は何ですか?)
- What is the name of the ship? (船の名前は何ですか?)
(A Comprehensive Grammar of the English Language)
一方、場合によってどちらか片方の表現が好まれる場合もある。
*’sが好まれる場合
- 人や動物: Mark’s sister (マークの姉)
- 日や時間: today’s newspaper (今日の新聞)
- 場所: Japan’s climate (日本の気候)
- 集団: the committee’s report (委員会の報告)
- 乗物: the yacht’s mast (ヨットのマスト)
*ofが好まれる場合
- 無生物: the roof of the house (その家の屋根)
- 修飾語を伴う: the name of the boy standing there (そこに立っている男の子の名前)
- 新出の情報: He is the son of a movie star. (彼はある映画スターの息子なんだ)
3-5. X UniversityとThe University of Xの違い
大学名を言う時、Harvard University(ハーバード大学)のように表記する方法と、The University of California(カリフォルニア大学)のようにofを使う場合があるが、これらはどのような違いがあるのだろうか?
結論的に言えば、日本語で「◯◯大学」というように、大学の「名」を示す場合、X Universityの形を取る。日本国内の大学ならMeiji University(明治大学)、Nihon University(日本大学)などがこれに該当する。
一方、国立大学などで「(Xの場所にある)大学」を意味する場合、the University of Xの形を取る。日本国内の大学ならThe University of Hokkaido(北海道大学)などがこれに該当する。
また、The Massachusetts Institute of Technology(マサチューセッツ工科大学)やThe Tokyo Institute of Technology(東京工業大学)のように、「BのA」で表記する大学もある。
いずれにしても、X UniversityとThe University of Xは決して交換可能なものではなく、誤った使い方は英語話者に大きな違和感を与える。マーク・ピーターセン氏はベストセラー『日本人の英語』の中で、次のように述べている:
この前、私の勤める大学の学園祭で、学生テニス同好会のクラブ・ジャンバーの背に次の言葉が大きく、派手な文字で書いてあるのを見かけた。
University of Meiji Tennis Club
いうまでもなく、明治大学のことを英語でいえば正確な名称はMeiji Universityであり、University of Meijiという英語はありえない。
(中略)
たとえば、もしアメリカ人が明治大学のことを「明治の大学」と間違えて言ったら、内容的には似たような間違いになるかもしれない。しかし、気持の上でいえば、むしろ「明治な大学」などというような、わけの分からない、やや気味の悪いような言い方をしないと、”University of Meiji”のおかしなニュアンスが通じないであろう。
日本人の英語
4. まとめ: ofの壁を乗り越えよう
この記事では、英語の前置詞ofについて詳細を解説してきた。
内容をまとめると次のようになる:
- 前置詞ofは「弱いまとまり」のイメージ
- 部分、所有、出所、性質、内容、同格、主語・目的語関係などの用法がある
- be動詞+ofの用法も用いられる
- 最上級ではof句が前置されることがある
- 所有格表現とof句の使い分けに注意する
英語初級者の方は「弱いまとまり」のイメージを理解するところからはじめよう。英語中級者の方は部分、所有など、典型的な用法を学ぶと良い。英語上級者の方は、例文を使ってofの分類を整理してみよう。
いずれにしても、ofはもっとも難しい前置詞の1つである。ofの壁を乗り越えた時、英語力の向上を実感できるに違いない。
トイグルでは他にも、英文法に関する記事を執筆している。興味のある方はぜひご覧いただきたい。
Good luck!
一度お電話いただけませんか・・・直接お聞きしたいので・・・先ほどのメールは届いていますか・・・
>岩本栄子様
コメントありがとうございます。
お電話番号のコメントは受信しました。
ただ、こちらを公開にすると、お客様の電話番号が誰にでも見られる状態になってしまいます。
したがって、お客様のプライバシーを守るため、非公開といたしました。
また、恐れ入りますが内容に関する電話での質疑応答は承っておりません。
当ブログは有料の学習サービスではなく、広く一般に公開している無料記事であること、何卒ご理解ください。
ただ、本コメント欄による質問は可能です。
ご質問はこちらのコメント欄にお書きください。
早速 お返事いただき有り難うございます。ofには 今までずっと悩んでいました。何回も読み直してみます。ところで、貴社からのアプリを開こうとした時に「有料会員限定」の文字が目に留まり、思い留まり削除してしまいました。あのアブリを開いたら有料になるのですか?
>岩本栄子様
ofに関してお役に立てたようで何よりです。
さて、アプリをお開きになったということですが、当方ではアプリの開発はしておりません。
また、有料の記事や、有料の会員サービス等も運営しておりません。おそらく、他社製のアプリかと存じ上げます。
大変恐れ入りますが、アプリの開発元にお問い合わせいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
He is no more of a sportsman than I am.
「彼は、私同様スポーツマンではない」
この of は性質を表す用法で、of + 名詞 = 形容詞 になっているのだと思います。
質問なのですが、何故 of が必要なのでしょうか?
「彼は、スポーツマンだ」は、He is a sportsman. と言えると思うのですが、何故、今回の文では of a sportsman で「スポーツマンの性質を持つ(スポーツマンだ)」とするのでしょうか?
He is a sportsman. と He is of a sportsman.にも違いがあるということでしょうか?
それとも、no more が副詞句で、形容詞句にする必要があるのでしょうか?
どうしてもわからなかったので、初めて質問させて頂きます。
>sakura様
お返事が遅くなり、申し訳ありません。
この用法は、『英語基本 形容詞・副詞辞典』で言うところの、「more of an A (than B)」に相当するものと思います (p.1133)。
同書にはofが必要な理由は書かれていませんでした。
私が推測するには、単純に、Aに相当する名詞に不定冠詞がつくからという理由になるかと思います。
*more a sportsmanでは変ですからね。
実際、同書では、Aが無冠詞の場合、ofは省略可能としています。
It’s more headache than it’s worth. (それは価値があるというより頭痛の種だ/p.1134)
先ほどの場合のofは、紛れもなく、性質をあらわすものです。
同書によれば、Aの位置にはsuccess, foolなど、段階的な意味の名詞が来ることが多いようです。
形容詞句や副詞句といった点については、現段階で私は詳しくはわかりかねますが、この場合のmoreは代名詞用法です。
ご回答を頂き、本当にありがとうございます。悩んで行き着いた先がこのサイトでしたので、ご回答を頂けて有り難く思います。
今回の文の場合は、He is more of a sportsman than I am.「彼は私よりもずっとスポーツマンである」という文の more を no で否定した形になっている。no 比較級 than … は「…と同様に(比較級)でない」という意味なので、He is no more of a sportsman than I am. では「彼は私と同様にスポーツマンではない」となる。
このような理解で良いのでしょうか?
確認となりますが宜しくお願い致します。
>sakura様
概ね正しいと思います。
ただ、「no 比較級 than … は『…と同様に(比較級)でない』という意味なので」の箇所に少し引っかかりました。
この解釈はどちらの文献を参考にされたでしょうか?
1つ目のご質問にも関連しますが、「同様に」がどの要素から出てきたのかなと思います。
(「同様に…でない」はnot as X as…に近い気がします。)
He is no more of a sportsman than I am. (彼は私よりスポーツマンではないのだ。)
がシンプルに良いかと思います。
Eゲイト英和辞典の more の項目の成句 no more … than ~ 「~同様に…ではない」にこの文がありました。
He is no more of a sportsman than I am. 「彼は私同様スポーツマンではない」
A と B に名詞が来て「BよりもずっとAである」という意味を表す場合は more of an A than B となり、「Bと同様にAではない」は no more A than B で表すので、no more of an A than Bとなっているのかと思いました。
no more A than B で有名なクジラ構文を考えてみると、of がつかない言い方もあるなと思い出しました。
A whale is no more a fish than a horse is (a fish).
そう考えると、no more A than B でも no more of A than B でもどちらも可能なのかと推測します。
(新英和中辞典にも AとBが名詞の no more A than B の例文がありました)
>sakura様
なるほど、そういうことですね。
「同様に」の意味に関して、辞書に記載があるなら、そうした解釈で問題ないと思います。
ofなしの場合も、稀ではありますが、存在するようです。
ofなしでは原則的に無冠詞になるようですが、オーレックス英和辞典によれば、ofなしの場合にも、不定冠詞による名詞が続く場合があるそうです。
He’s more a film star than a singer.
(ofの有無の違いや根拠はわかりませんが、あまり大きな意味の差は内容に思えます。)
コメント失礼致します。
The police suspect him of murder.「警察は彼に殺人の疑いをかけている。」
という英文に関して質問させていただきます。
この英文中のofは(10)原因を表すofになるのでしょうか。
(彼をsuspectしている⇒murderという原因で)
以上、基本的な質問で恐縮ですが、よろしくお願い致します。
>おっちゃんいか様
こんにちは
こちらの用法ですが、本記事では「主題を表すof」と分類しています。
この用法は「…についての」の意味なので、例文では「殺人に関する疑いを…」の解釈になるでしょう。
尚、原因のofは、たとえばdie of cancer(癌で亡くなった)のように、of以下がそれの直接の原因になることを示します。
(先の例なら、殺人についてを疑っているわけで、殺人によって疑いをはじめたわけではないという違いになりますでしょうか。)
ご参考にしていただければ幸いです。
ご回答、ありがとうございました。
(24)主題を表すofにsuspect 人 of(人に…の疑いをかける)の記述があることを完全に見落としており、大変失礼致しました。
以上、よろしくお願い致します。
めちゃめちゃ参考になりました。
It’s more headache than it’s worth. (それは価値があるというより頭痛の種だ/p.1133)
これの worth は形容詞ですか?それとも名詞ですか?
価値があるという意味からすると、形容詞かと思いましたが、辞書には形容詞として用いる場合、目的語を取ると書いてありました。
しかし名詞の worth の意味は、「価値」「重要性」で、「価値がある」という意味にはなりませんし、「それが価値というよりは」という訳はおかしい気がします。
It is (of) worth ということでしょうか?
>hina様
こちらの文のworthですが、これは名詞と考えられます。
引用元には次のように書かれています。
「このofは省略が可能。このとき名詞は無冠詞となる」(p1134)
ご指摘のように、of worth ということで、「価値がある」の解釈になっているものと思われます。
(尚、当初の回答では p1133 からの引用と書きましたが、正しくは p1134 でした。)
コメント失礼致します。
the first [revised] edition of the book「その本の初(改訂)版」のofはどのよう用法になるでしょうか。
個人的には(1)部分ではないかと考えていますが、(21)内容に当てはまりそうな気もします。
基本的な質問で誠に恐縮ですが、宜しくお願い致します。
>おっちゃんいか様
これは分類がなかなか難しいところではありますが、おそらく(1)のような「部分」ではないかと思います!