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主語と動詞の数の一致とは、英語の文をつくる際、主語の人称や数によって、動詞の形を変えることを言う。
たとえば、I like apples.(私はりんごが好きだ)で、主語をHe(彼は)にすると、He likes apples.(彼はりんごが好きだ)のように、動詞の語尾に-sがつく。
英語を学んでいるあなたは、次のような疑問を持っていないだろうか?
- 語尾に-sをつけるかどうかでわからなくなる…
- noneは単数形と複数形のどちらを取る?
- the number ofが単数、a number ofが複数で一致する理由は?
そこでトイグルでは、主語と動詞の数の一致について、詳細を解説していきたい。学習の参考になるはずだ。
はじめに: 一致は人称と数によって動詞の形を合わせること
英語では、主語の人称(1人称、2人称、3人称)および数(単数、複数)によって、動詞の形を文法上、一致させる必要がある。
一致のもっとも知られている例はbe動詞である。be動詞は人称と数によって、以下の変化をする(現在形の場合)。
- 1人称×単数: I am happy.
- 2人称×単数: You are happy.
- 3人称×単数: (S)he is happy.
- 1人称×複数: We are happy.
- 2人称×複数: You are happy.
- 3人称×複数: They are happy.
一般動詞の現在形では、「3人称×単数」では動詞の語尾に-s(あるいは-es)がつく。いわゆる三単現のsと呼ばれるものである。それ以外は、動詞の語尾はそのままの形となる。
- 1人称×単数: I speak Japanese.
- 2人称×単数: You speak Japanese.
- 3人称×単数: (S)he speaks Japanese.
- 1人称×複数: We speak Japanese.
- 2人称×複数: You speak Japanese.
- 3人称×複数: They speak Japanese.
学習上問題になるのは、主語の人称や数の判断がしにくい場合である。たとえば、Economics(経済学)は語尾に複数形の-sがつくが、動詞は原則的に単数形で一致する。
また、文体によって、単数扱いと複数扱いのいずれも可能な場合がある。たとえば、either of X(Xのうち一方)は単数での一致が原則だが、くだけた場面では複数動詞で一致することがある。
本記事の目的は、こうした難易度の高い一致を列挙しつつ、その背後にあるメカニズムを探ることにある。以下、具体例とともに見ていこう。
1. 名詞が主語の場合の一致
名詞単体が主語の場合、問題になるのは集合名詞や複数名詞の扱いである。
次の表は、本記事で紹介する名詞の種類と、その扱いをまとめたものである。
具体例とともに見ていこう。
1-1. 集合名詞
- (1) My family is important to me. (家族は私にとって重要です)
- (2) My family are all musicians. (私の家族はみんな音楽家です)
集合名詞は人や物の集まりをあらわす名詞である。単数扱いと複数扱いのどちらにも使えるが、意味が異なる。
(1)は集合名詞familyが単数扱いで使用されている例である。単数扱いでは、その集合体が1つのまとまりとして捉えられる。例文は「(複数人の集合体としての)家族が重要です」の意味である。
(2)は集合名詞familyが複数扱いで使用されている例である。複数扱いでは、その集合体の個々の構成員を指す。例文は「家族(の構成員たち)がみんな音楽家です」の意味である。
1-2. 複数名詞が動詞の複数形に一致する場合
- (3) Scissors are usually used for cutting paper. (はさみは通常、紙を切るのに使われる)
- (4) Leftovers make nacho toppings. (残り物はナチョスのトッピングになる)
名詞の中には常に複数形で使われて、動詞もそれに応じて複数扱いになるものがある。
(3)のscissors(はさみ)は、対をなす2つの部分から構成されるものである。このような種類の名詞は、他にもjeans(ジーンズ)やglasses(メガネ)があり、常に複数扱いとなる。
(4)のleftovers(残り物)は、異なる様々なものから構成される集合体である。このような種類の名詞は、他にもgoods(商品)やbelongings(所持品)などがあり、常に複数扱いとなる。
1-3. 複数名詞が動詞の単数形に一致する場合
- (5) Economics is the study of how people make choices to satisfy their wants. (経済学は人々が欲求を満たすためどのように選択するかの研究である)
- (6) The United States of America is a multicultural country. (アメリカ合衆国は多文化の国家です)
- (7) The New York Times is the national paper of news and culture. (ニューヨーク・タイムズはニュースと文化に関する全国紙です)
いくつかの名詞は、語形が複数にもかかわらず、動詞は単数形で一致するものがある。複数の集合体が個体を作るとみなされるからである。
(5)のeconomics(経済学)は複数形の語尾-icsで終わるものの、動詞は単数形で一致する。このような種類の名詞は他にも、mathematics(数学)やpolitics(政治学)がある。
(6)のThe United States of America(アメリカ合衆国)は複数形の語尾で終わるものの、動詞は単数形で一致する。このような種類の名詞は他にも、the Netherlands(オランダ)やthe Philippines(フィリピン)がある。
(7)のThe New York Times(ニューヨーク・タイムズ)は複数形の語尾で終わるものの、動詞は単数形で一致する。このような種類の名詞は他にも、The Times(タイムズ)やThe Financial Times(ファイナンシャル・タイムズ)がある。
1-4. 単数形・複数形のどちらにも一致する名詞
- (8) There is [are] no means of contacting George. (ジョージと連絡を取る方法はない)
いくつかの名詞は単複両用で使われる。たとえば、means(方法)は単数動詞と複数動詞のいずれにも一致する。
このような種類の名詞は他にも、data(データ)やheadquarters(本社)がある。
1-5. 時間・距離・金額などの複数形を単数扱いにする場合
- (9) Ten days is a long time. (10日間は長い時間ではない)
- (10) Five kilometers is about three miles. (5キロメートルはおよそ3マイルです)
- (11) Twenty dollars isn’t a lot of money in general. (20ドルは一般的に多額ではありません)
時間・距離・金額などをあらわす複数名詞が、単数扱いで用いられることがある。(9)は時間、(10)は距離、(11)は金額をあらわす例である。
こうした用法が可能になるのは、時間・距離・金額などを、1つの「まとまり」として捉えているからである。Ten daysは「10日」というまとまりであって、「1日×10」を指すわけではない。他も同様である。
2. 不定代名詞が主語の場合の一致
次の表は、不定代名詞、あるいはそれを含む語が主語の場合の一致をまとめたものである。
具体例とともに見ていこう。
2-1. all
- (12) All is lost. (もはやこれまでだ)
- (13) All are welcome. (全員を歓迎します)
- (14) All of the information is on my website. (情報のすべては私のWebサイトにあります)
- (15) All of the books are fantastic. (その本のすべてが素晴らしい)
- (16) All sugar is not created equally. (すべての砂糖が同じように作られているわけではない)
- (17) All participants are females. (参加者全員は女性です)
(12)と(13)はallが単体で使用されている例である。(12)は単数扱い、(13)は複数扱いとなる。allの単独使用はかたい響きがある。
(14)と(15)は「all+of+名詞」の形で用いられている例である。このような場合、動詞はofの後の名詞と一致する。(14)は不可算名詞なので単数扱い、(15)は可算名詞の複数形なので複数扱いとなる。
(16)と(17)はallが形容詞用法で用いられている例である。(16)は不可算名詞を修飾することから単数扱い、(17)は可算名詞の複数形を修飾することから複数扱いとなる。
2-2. noneとno
- (18) None of the students have [has] any programming experience. (プログラミング経験のある学生は誰一人としていない)
- (19) No solution is perfect. (完璧な解決法はない)
- (20) No students were injured. (怪我をした学生はいなかった)
(18)は「none+of+可算名詞の複数形」の形で用いられている例である。一般に、noneは複数動詞で一致すると言われる。単数扱いも可能だが、フォーマルでかたい響きがある。
(19)と(20)はnoが形容詞用法で使われている例である。動詞は主語の数に一致する。
尚、none単体が主語になる場合も、複数扱いが一般的である。ただし、単数動詞で一致することもある。
2-3. eachとevery
- (21) Each of the questions has four possible answers. (それぞれの質問は4つの解答候補がある)
- (22) Every one of these shirts is black and white. (これらのシャツの1つ1つすべては白黒です)
- (23) Each smartphone has 25GB of storage. (各スマートフォンは25ギガバイトの容量がある)
- (24) Every printer is made in the same way. (どのプリンターも同じ方法で作られている)
- (25) The questions each have four possible answers. (それぞれの質問は4つの解答候補がある)
eachとeveryは通例、単数動詞と一致する。
(21)は「each+of+名詞」で用いられている例である。(22)のように「every+one+of+名詞(1つ1つすべて)」でも、単数扱いとするのが標準的である。
(23)と(24)はeachとeveryがそれぞれ、形容詞用法で使われている例である。どちらも単数動詞に一致する。
尚、(25)のように、代名詞的用法のeachは名詞句から離れた位置に置かれることがある。その場合、動詞は主語と一致して、複数扱いになる点に注意したい。
2-4. someとany
- (26) Some are right handed, others are left handed. (右利きの人がいれば、左利きの人もいる)
- (27) Some of the money goes to you. (いくらかのお金があなたのところに行きます)
- (28) If any of those details are incorrect, please contact us. (もし詳細のいずれかが不正確な場合、私たちに相談してください)
- (29) Some people complain just to complain. (ただ文句を言いたいがために文句を言う人々がいる)
- (30) Is there any reason to limit coconut milk? (ココナッツミルクを制限する理由があるのですか)
(26)はsomeが単体で用いられている例である。「ある人たち」の意味なので、複数動詞で一致する。
(27)と(28)は「some/any+of+名詞」使われている例である。不可算名詞は単数動詞、可算名詞の複数形は複数動詞で一致する。
(29)と(30)はsome/anyがそれぞれ、形容詞用法で使われている例である。不可算名詞は単数動詞、可算名詞の複数形は複数動詞で一致する。
2-5. both
- (31) Both were wearing seat belts. (両者ともにシートベルトを着用していた)
- (32) Both of the boys are her sons. (少年たちの両方は彼女の息子です)
- (33) Both ways are simple. (両方の方法がシンプルです)
bothは常に複数で一致する。これは、bothのこれは「AとBの両方」の意味から明らかである。
(31)はboth単体、(32)は「both+of+名詞」、(33)はbothが形容詞用法で使われている例である。
注: both A and Bのような相関接続詞としての用法は、後ほど『4-3. both A and B』で取り上げる。
2-6. eitherとneither
- (34) Either is [are] fine. (どちらの方法でもよいです)
- (35) Neither is [are] wrong. (どちらも悪くありません)
- (36) Either of them is [are] good. (いずれも良いです)
- (37) Neither of the riders was [were] injured. (怪我をした乗り手はいなかった)
- (38) Either answer is correct. (いずれの回答も正解です)
- (39) Neither answer is correct. (いずれの回答も正解ではありません)
eitherおよびneitherは、原則的に単数動詞で一致する。これはeither(どちらか一方)やneither(どちらも…しない)の意味に合うものである。
一方、会話などのくだけた場面では、eitherやneitherを複数動詞で一致することがある。
(34)と(35)はeither/neitherが単体で使用されている例、(36)と(37)は「either/neither+of+名詞」で使用されている例である。単数および複数動詞のいずれの一致も可能となる。
(38)と(39)はeither/neitherが形容詞用法で使われている例である。形容詞用法の場合、単数動詞で一致する。
注: either A or Bやneither A nor Bのような相関接続詞としての用法は、後ほど『4-4. either A or B』および『4-5. neither A nor B』で取り上げる。
2-7. 疑問代名詞
- (40) Who is in charge of the project? (誰がそのプロジェクトを担当していますか)
- (41) What’s happened? (何が起きたのですか)
- (42) Who have not heard of his name? (彼の名前を聞いていないのはどなたですか)
疑問代名詞は通例、単数形で一致する。(40)はwho(誰)、(41)はwhat(何)が単数動詞と一致している例である。
(42)のように、答えが複数あるという前提では、疑問代名詞を複数動詞で受けることがある。
3. 部分や数量を表す語が主語に含まれる場合の一致
次の表は、most(ほとんどの)やthe number of(…の数)など、部分や数量を表す語が主語に含まれる場合の一致をまとめたものである。
具体例とともに見ていこう。
3-1. most/half/part/rest+of+名詞
- (43) Most of the information comes from Wikipedia. (情報の大部分はウィキペディアから来ている)
- (44) Most of the teachers are recruited from the U.S. (教師の大多数はアメリカで採用される)
most(大部分/大多数)、half(半分)、part(一部)、rest(残り)などにof+名詞がつくとき、動詞の数はofの目的語に一致する。
(43)はMost ofの直後にthe information(情報/不可算名詞)が使われている例である。単数動詞に一致する。
(44)はMost ofの直後にthe teachers(教師たち/可算名詞の複数形)が使われている例である。複数動詞に一致する。
3-2. the number ofとa number of
- (45) The number of employees is approximately 5,000. (従業員の数はおよそ5,000人です)
- (46) A number of employees are multi-lingual these days. (多くの従業員が今日、多言語を話します)
the number ofは単数動詞、a number ofは複数動詞に一致する。
(45)はthe number of(…の数)が使われている例である。the number ofが主語の中心と見られるため、number(数/単数名詞)に呼応して、単数動詞が使われる。
(46)はa number of(たくさんの)が使われている例である。a number ofがmany(あるいはseveral)と同じ意味なので、主語の中心はofの目的語(例文ではemployees)とみなされる。
3-3. majority/minority+of+名詞
- (47) The majority of water consumption comes from domestic use. (水道消費の大部分は国内利用である)
- (48) Only a small minority of treadmills offer both uphill and downhill motion. (ほんの少数のトレッドミルが上り坂と下り坂の両方の動きをもつ)
majority of(…の大多数)とminority of(…の少数)は、ofの目的語が単数であれば単数動詞、複数であれば複数動詞と一致する。
(47)はofの目的語に単数名詞が使われているので、単数動詞で一致している。(48)はofの目的語に複数名詞が使われているので、複数動詞で一致している。
注:「トレッドミル」は屋内でランニングをするための健康器具のこと。
3-4. many+a+単数名詞
- (49) Many a parent has to leave work to care for their child. (多くの親が子供の面倒を見るため仕事を辞めなくてはならない)
「many+a+単数名詞(多数の…)」は単数動詞と一致する。意味的には複数だが、単にmanyで修飾するのに比べて、1つ1つの個体を強調するからである。
3-5. more than one+名詞
- (50) More than one passenger was surprised by the power output. (コンセントに驚いた乗客は1人だけではなかった)
「more+than+one+単数名詞(1人/1つ以上の)」は単数動詞で一致する。意味的には複数だが、主語の中心は「one+名詞」とみられるからである。
くだけた場面では、複数動詞に一致するときがある。
3-6. plenty of+名詞
- (51) Plenty of money was raised for that project. (たくさんのお金がそのプロジェクトのために集められた)
- (52) Plenty of movies are released for the kids. (たくさんの映画が子供向けに公開される)
plenty of(たくさんの…)は、目的語に単数名詞をとる時は、単数動詞で一致する。一方、目的語に複数名詞を取る時は、複数動詞で一致する。
3-7. 分数+of+the+名詞
- (53) Three fourths of the world is covered by water. (世界の3分の4は水で覆われている)
- (54) Three fourths of the herbs come from abroad. (ハーブの3分の4は海外から来る)
「分数+of+the+名詞」では、ofの目的語が単数名詞なら単数動詞、複数名詞なら複数動詞で一致する。分数ではなく、ofの目的語に一致するということである。
4. 複合主語の一致
2つ以上の要素から成る主語を複合主語と呼ぶ。
次の表は、複合主語の一致についてまとめたものである。
具体例とともに見ていこう。
4-1. A and B
- (55) Bernie and I are good friends. (バーニーと私は良い友だちだ)
- (56) Fish and chips is awesome. (フィッシュ・アンド・チップスは素晴らしい)
A and Bでは、AとBが異なる要素の場合、複数動詞と一致する。(55)はBernie(バーニー)とI(私)という別個の要素である。
AとBが1つのまとまった要素を指す場合、単数動詞と一致する。(56)のFish and chipsは「フィッシュ・アンド・チップス」という食べ物の名称であり、fish(魚)とpotato(ポテト)という別のものを指しているわけではない。
4-2. A or B
- (57) Mary or Ken is coming to you. (メアリーかケンがあなたのところに行きます)
- (58) Mary or my parents are coming to you. (メアリーか私の両親があなたのところに行きます)
A or Bでは、動詞は原則的にBの数に一致する。(57)はケン(Ken)に一致するので単数動詞、(58)はmy parents(私の両親)に一致するので複数動詞が使われる。
4-3. both A and B
- (59) Both you and Kate are amazing. (あなたとケイトの両方が素晴らしい)
both A and Bは、常に複数動詞と一致する。これは「AとBの両方」の意味から明らかである。
4-4. either A or B
- (60) Either Mary or her husband cooks dinner. (メアリーか彼女の夫が夕食を作ります)
either A or Bでは、動詞は原則的にBの数に一致する。(60)はBがher husband(彼女の夫)なので、単数動詞が使われている。
4-5. neither A nor B
- (61) Neither my friends nor I am going to the festival. (友人と私のどちらもお祭りに行かない)
- (62) Neither you nor he get the right answers. (あなたと彼のどちらも正しい回答を得ていない)
neither A nor Bでは、動詞は原則的にBに一致する。(61)はBがI(私/一人称単数)なので、単数動詞が使われている。
くだけた場面では、Bが単数であっても複数動詞で受けることがある。(62)はBがhe(彼)だが、複数動詞で一致している点に注意したい。
4-6. not only A but also B
- (63) Not only my brother but my parents live there. (私の兄だけでなく、両親がそこに住んでいる)
not only A but also Bでは、動詞は常にBに一致する。
4-7. A along with B
- (64) You along with me are a music lover. (私に加えてあなたも音楽好きです)
A along with Bでは、動詞は原則的にAと一致する。along withは情報を付け加えているだけで、実質的な主語はAの要素(例文ならYou)と考えるからである。
4-8. A as well as B
- (65) The report as well as the presentation is available below. (プレゼンテーション資料だけでなくレポートが以下で入手可能です)
A as well as Bは、動詞は原則的にAと一致する。as well asは情報を付け加えているだけで、実質的な主語はAの要素(例文ならThe report)と考えるからである。
5. まとめ
この記事では、主語と動詞の数の一致について詳細を解説してきた。
内容をまとめると次のようになる:
- 主語の人称や数によって動詞の形が文法上変わる
- 集合名詞は単数・複数の間にゆれがある
- 複数形の名詞は複数動詞で一致する場合と、単数動詞で一致する場合がある
- 不定代名詞は語によって一致の原則が異なる
- 複合主語は近接性による一致が起こることがある
トイグルでは他にも、英文法に関する記事を執筆している。興味のある方はぜひご覧いただきたい。
Good luck!
A or Bの動詞の単複についてです。
疑問文などの場合はどうなるのでしょうか?
1.〈Is/Are〉your father or your brothers responsible for this?”
2.There〈is/are〉one or two horses here.
3.〈Is/Are〉there one or two horses here.
4. There〈is/are〉 (either) one nickel or two dimes on the desk.
5.〈Is/Are〉there (either) one nickel or two dimes on the desk.
1.は、後ろに単数形 your father が来ているので、is
2.は、倒置を直すと、one or two horses are there なので、are
4.も同様に、are
とは推測してみました。
残りの、3と5はわかりませんでした。
単複の正答と考え方を教えて頂けると嬉しいです。宜しくお願いします。
>蘭様
1は文としてあり得ると思いますが、IsとAreのどちらになるか、私の知識では判断は難しいですね…
色々な文献で「orは動詞に近いほうの語に一致させる」とありますが、こうした疑問文の例はありませんでした。
(非ネイティブですが、私の直感ではIs…のほうが合っている気がします。)
2から5のthere構文についても、調べた限り明確な答えを載せているものはありませんでした。
また、OALDの電子版で”there, is, or”や”there, are, or”を調べてみましたが、2から5のような、ひとつの文で単数と複数のいずれかを問うような文は見当たりません。
ただ、”The Grammar Book”では「andでつながれた複合的な主語の場合、近いほうの名詞に一致させる」 (p69)とあるので、おそらくこれらは単数主語のほうのisに一致させるものと推測されます。