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英語の間接疑問文とは、文中に埋め込まれた疑問文のことを言う。
英語を勉強しているあなたは、次のような悩みを持っていないだろうか?
- 間接疑問文の使い方を知りたい…
- 間接疑問文を作れるようになりたい…
- 疑問詞と関係代名詞の違いがわからない…
そこでトイグルでは、英語の間接疑問文について詳細を説明していきたい。学習の参考になるはずだ。
1. 間接疑問文の作り方: 疑問詞+S+Vの語順にする
間接疑問文について理解するには、実際の例を使うのがよい。
まずは、ふつうの疑問文(ここでは間接疑問文と区別するために「直接疑問」と呼ぶ)と、間接疑問の例を見てみよう。
- (1) Where is the conference room? (会議室はどこですか/直接疑問)
- (2) I’m not sure where the conference room is. (会議室がどこにあるのかわかりません/間接疑問)
(1)は直接疑問の例である。be動詞を使った疑問文では、be動詞と主語の倒置が起きる。
(2)は間接疑問の例である。間接疑問の場合、主語と動詞の倒置が起きない。文中で<疑問詞+S+V>の構造になっている点に注目したい。
直接疑問で助動詞を伴う場合も同様である。例を見てみよう。
- (3) Why did he call her? (なぜ彼は彼女に電話したのですか/直接疑問)
- (4) I don’t know why he called her. (なぜ彼が彼女に電話したのかわからない/間接疑問)
(3)は直接疑問の例である。助動詞didを伴って、助動詞と主語の倒置が起きている。
(4)は間接疑問の例である。間接疑問は<疑問詞+S+V>の構造になるから、助動詞didは用いられない。かわりに、動詞がcalledと過去形になっている点に注目したい。
尚、疑問詞が主語の場合、直接疑問と間接疑問は必然的に語順が一致する。
- (5) Who called the police? (誰が警察に電話したのですか)
- (6) Tell us who called the police. (誰が警察に電話したのか言いなさい)
2. 間接疑問文の使い方
間接疑問文は文の主語、主語補語、動詞の目的語、前置詞の目的語の位置に使われる。それぞれの用法をダイジェスト的に紹介したい。
2-1. 主語
- (7) Where you stay depends on your budget. (あなたがどこに住むかは予算によります)
間接疑問は文の主語として使える。
2-2. 主語補語
- (8) The question is who is responsible for this failure. (質問はこの失敗に誰が責任を持つのかです)
間接疑問は文の主語補語として使える。
2-3. 動詞の目的語
- (9) Ask her where she is from. (彼女にどこ出身か尋ねてごらんなさい)
間接疑問は動詞の目的語として使える。
2-4. 前置詞の目的語
- (10) We don’t talk about what will happen next. (私たちは何が次に起こるか話していない)
間接疑問は前置詞の目的語として使える。
3. 間接疑問文の発展的な使い方
間接疑問文の発展的な使い方について紹介しよう。
3-1. yes-no疑問文の間接疑問
- (11) I don’t know whether I am right. (私が正しいかどうかわからない)
Yes-No疑問文は疑問代名詞(whatやwho等)や疑問副詞(whyやwhere等)を使わない。そのため、Yes-No疑問文を間接疑問にするには、whetherやifが使われる。
(11)はAm I right?(私は正しいですか?)をI don’t know…に埋め込んだ文である。
3-2. What do you think 型
- (12) What do you think we should name our robot? (ロボットに命名すべきと思いますか)
What do you think…?は「…をどう思いますか」の意味。疑問詞whatが文頭に来るが、間接疑問文の一種である。
このタイプを取る動詞は他に、believe、guess、say、think などがある。
3-3. Do you know what 型
- (13) Do you know what I’m talking about? (私が何について話しているか知っていますか)
Do you know what…?は「…が何だか知っていますか」の意味。疑問詞whatが文中にあらわれる間接疑問文である。
このタイプを取る動詞は他に、explain、know、rememberなどがある。
3-4. 疑問詞と関係代名詞の区別
- (14) Tell me what you are looking for.
疑問詞と関係代名詞はときに区別が曖昧になることがある。
(14)はwhatを疑問詞と捉えれば「あなたが何を探しているのか教えて下さい」、関係代名詞と捉えれば「あなたが探しているものを教えて下さい」の意味で解釈される。
一般的に、疑問詞と関係代名詞は次の点で区別される。
- askやbe not sureなど、疑問・不確かさを表す述語の後のwhatは疑問詞である
- 疑問詞にはelseをつけられる(例: Tell me what else you are looking for.)
4. まとめ
この記事では、英語の間接疑問文について詳細を解説してきた。
内容をまとめると次のようになる:
- 間接疑問は文中に埋め込まれた疑問文
- 間接疑問は<疑問詞+S+V>の語順にする
- 間接疑問は主語、補語、目的語などの位置にあらわれる
- Yes-No疑問詞の間接疑問はwhether/ifを使う
- 疑問詞と関係詞を区別する
トイグルでは他にも、英文法に関する記事を執筆している。興味のある方はぜひご覧いただきたい。
Good luck!
疑問詞whatが文頭に来る、その他の動詞にknow、rememberがあり、同文中に来る、その他の動詞にもknow、rememberがあると記載されています。信用して良いのですか?
>山中三四郎様
表記がわかりづらく、申し訳ありません。
疑問詞whatが先頭に来るのは「What do you think 型」と呼ばれていますが、こちらは『ロイヤル英文法』などの著名な書においても、間接疑問文の例として紹介されています。
knowやrememberなどの動詞に関しては、出典が不明確な箇所があったため、修正をしました。
申し訳ありません。