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暗記不要!イラストでわかる英語前置詞の使い方10種類まとめ

英語の前置詞

英語の前置詞とは、at、on、inなどに代表される一連の語句である。

日本語を母語話者とする私たちにとって、英語の前置詞は難しい。英語を勉強しているあなたは、次のような悩みを持っていないだろうか?

  • 前置詞の意味を覚えられない…
  • 前置詞の使い分けがわからない…
  • 前置詞の勉強法がわからない…

そこでトイグルでは、英語の前置詞についてわかりやすく解説していく。初心者の方にもわかりやすいよう、イラストをふんだんに用いた。ぜひとも学習の参考にしてほしい。

*目次

本記事は2017年の公開以来、累計で88万回以上の閲覧数を記録しました。2019年8月に3度目となる全面改訂を実施し、よりわかりやすい記事へと進化しました。どうぞお楽しみください。

1. 英語の前置詞は「イメージ」で覚える

前置詞は1つの単語に複数の意味が付与される多義語である。

例えば、前置詞inは位置(…に)、時間(…のうちに)、状態(…の状態で)など、20以上の用法がある。前置詞学習が困難なのは、一見関連のない意味をバラバラに覚えようとするからに他ならない。

実は、英語の前置詞は多くの場合、一つの核となる意味があり、それが比喩的に派生して複数の用法に発展している。inであれば「空間」が核の意味であり、多くの用法がこのイメージで解釈できる:

  • in Tokyo (東京で) → 場所を空間と見立てる
  • in December (12月に) → 時間を空間と見立てる
  • in trouble (トラブルの中で) → 状態を空間と見立てる

「inは空間のイメージ」と知っていれば、inの用法をすべて覚えなくとも、意味を推測できるようになる。丸暗記するより効率的に、そして確実に前置詞を習得できるだろう。

TOEIC対策にも前置詞は重要
筆者の調べたところによると、TOEICに出現する上位50語のうち10語が前置詞だった。前置詞は会話やビジネス英語だけでなく、TOEICスコアアップを目指す方にとっても重要である。

2. 前置詞の使い方

英語の前置詞は大きく分けて、atやinに代表される単一前置詞と、due to(…なので)に代表される複合前置詞がある。

単一前置詞の中で特に使われるのがat、on、in、to、for、from、of、with、by、overの10語であり、これらを知ることが学習において何よりも重要である。

以下、各前置詞の用法について説明していく。

2-1. 前置詞atは「点」

前置詞at
  • (1) I live at 150 Innis Road. (私は150 Innis Roadに住んでいる)
  • (2) The meeting starts at 3:00. (ミーティングは3時に始まる)

前置詞atの中心的な意味は「点」である。

(1)はatが場所を示すのに使われている。どんな建物も地図上では点に見えるように、番地付きの住所はatを使って表す。

(2)はatが時間を示すのに使われている。点のイメージが物理空間から時間へと拡張された用法。3時00分という時点を「点」のように捉えている。

2-2. 前置詞onは「接触」

前置詞onのイメージ
  • (3) The computer is on the desk. (コンピュータは机の上にある)
  • (4) I usually go to gym on Monday. (いつも月曜日にジムに行く)

前置詞onの中心的な意味は「接触」である。

(3)はonが位置を示すのに使われている。パソコンが机に接触していることから「…の上に」と解釈される。

(4)はonが曜日を表すのに使われている。「月曜日」など幅のある時間はonが使われる。

onは横や下でも使用可能
onは接触さえしていれば必ずしも何かの「上」でなくても構わない。カレンダーが壁に掛かっている(横)やハエが天井にいる(下)などでもonは使える。

2-3. 前置詞inは「内部」

前置詞inのイメージ
  • (5) She arranged the flowers in a vase. (彼女は花びんに花を生けた)
  • (6) The fall semester starts in September. (秋学期は9月に始まる)

前置詞inの中心的な意味は「内部」である。

(5)はinが場所を示すのに使われている。文字通り、花を花びんの内部に生けたの意味。

(6)はinが時間を示すのに使われている。内部のイメージが物理空間から時間へと拡張された用法。9月という空間の内部にいるの意味。

2-4. 前置詞toは「到達点」

前置詞to
  • (7) Jane went to Japan last month. (ジェーンは先月日本に行った)
  • (8) The light turned from red to green. (ライトが赤から緑へと変わった)

前置詞toの中心的な意味は「到達点」である。

(7)はtoが場所を示すのに使われている。ジェーンは日本を物理的な到達点として進み、そして到達した。

(8)はtoが状態を示すのに使われている。ライトが赤から緑に到達した、と考える。

2-5. 前置詞forは「目標」

前置詞for
  • (9) The train is bound for Shibuya. (電車は渋谷行きです)
  • (10) Here is an email for you, Dr. Ruth. (これはあなたへのEメールですよ、ルース博士)

前置詞forの中心的な意味は「目標」である。

(9)はforが物理的な方向を示すのに使われている。電車が渋谷行きということは、渋谷を目標として進むことに他ならない。

(10)はforが比喩的な方向を示すのに使われている。メールはルース博士を目標として書かれた。

2-6. 前置詞fromは「起点」

前置詞from
  • (11) We walked from the station to Tokyo Tower. (私たちは駅から東京タワーまで歩いた)
  • (12) We are open from 9 a.m. to 5 p.m everyday. (毎日9時から5時まで営業しています)

前置詞fromの中心的な意味は「起点」である。

(11)はfromが場所の起点として用いられてる例。駅を起点として、目標の東京タワーまで歩いた。

(12)はfromが時間の起点として用いられている例。場所の意味が時間に拡張されたもの。9時を起点として5時まで営業する。

2-7. 前置詞ofは「弱いまとまり」

前置詞of
  • (13) Susan is a member of the Travel Bloggers Association. (スーザンは旅行ブロガー協会のメンバーだ)
  • (14) Squeeze some lemon juice in a glass of water. (レモンジュースをコップ1杯の水に絞り出してください)

前置詞ofの中心的な意味は「弱いまとまり」である。

(13)はofが部分を示すのに使われている。A of Bで「AがBの一部分」の意味。スーザンは旅行ブロガー協会の一部分である。

(14)はofが分量を表すのに使われている。「Aの量のB」の意味。他にもa cup of(カップ1杯)などの表現で使われる。

2-8. 前置詞withは「一緒」

前置詞with
  • (15) Come along with your friends. (友人と一緒に来てください)
  • (16) Slice the cucumber with a knife. (キュウリをナイフで切ってください)

前置詞withの中心的な意味は「一緒」である。

(15)はwithが「一緒に来る」の意味で使われている。withのもっとも典型的な用法。

(16)はwithが道具を表すのに使われている。「切る行為をナイフと一緒に行う」は、ナイフが道具であることに他ならない。

付帯状況のwith
付帯状況のwithも前置詞withの用法の1つ。「…した状態で」の意味で、何かの状況が一緒に起こっている様子を示す。

2-9. 前置詞byは「近接」

前置詞by
  • (17) Smith stood by the window. (スミスは窓のそばに立っている)
  • (18) Please contact the IT support team by email. (EメールでITサポートチームに連絡してください)

前置詞byの中心的な意味は「近接」である。

(17)はbyが位置を示すのに使われている。スミスは文字通りに窓のそばにいる。

(18)はbyが手段を表すのに使われている。「…によって」と解釈するとわかりやすい。byの持つ近接のイメージが、方法へと変化したもの。

受動態のby
byは受動態(受身形)で行為者を表す際にも使われる。行為をした人は心的あるいは物理的に近いとされるのでbyが用いられる。

2-10. 前置詞overは「半円」

前置詞overのイメージ
  • (19) Oliver tried to jump over a fence. (オリバーはフェンスを飛び越えようとした)
  • (20) Spread a few paper towels over the sink drain. (何枚かの紙タオルを流しの排水管に広げてください)

前置詞overの中心的な意味は「半円」である。

(19)のoverは経路を表している。ジャンプをして、飛び越え、着地するまでの一連の様子は、まさに半円といった感じであろう。

(20)のoverは覆っている状態を表している。紙タオルが排水管を覆う様子は、半円形のイメージと一致する。

3. 前置詞の違いと使い分ける方法

前置詞をより深く理解するためには、ある表現を他の表現と比較して検証すると良い。

例えば、場所を表す前置詞にはat、on、inなどがあるが、これらはどのように使い分けるのだろうか? 日本語訳が同じであれば文の意味も同じなのだろうか?

以下、似た意味を持つ前置詞の違いについて説明していきたい。

3-1. 場所を表すat, on, inの違い

場所の前置詞at, on, inの違い

場所を表す前置詞は主に、at、on、inがある。それぞれの違いを大雑把に述べれば、atは点、onは面、inは空間でその位置を捉えるニュアンスがある。

まず、atとonを比較してみよう。以下の例文はどちらも「スーザンはビーチにいる」と訳されるが、そのニュアンスが異なる。

  • Susan is at the beach. (スーザンはビーチにいる)
  • Susan is on the beach. (スーザンはビーチにいる)

atはビーチを「点」と捉えるので、鳥が上空からビーチを見下ろしているようなイメージだ。一方、onはビーチを「面」として捉えるので、スーザンがビーチにいる様子をより近い視点で伝えている。

次に、onとinを比較してみよう。以下の例文はどちらも「スーはベッドに横たわった」と訳されるが、そのニュアンスが異なる。

  • Sue lay on the bed. (スーはベッドに横たわった)
  • Sue lay in the bed. (スーはベッドに横たわった)

onはベッドを「面」として捉えるので、ベッドの上、つまり掛け布団の上で寝転がっている様子を示す。一方、inはベッドを「空間」として捉えているので、ベッドの中、つまり布団の中で寝ている様子を示す。

最後に、atとinを比較する。以下の例文はどちらも「ケビンはスーパーマーケットにいる」と訳されるが、そのニュアンスが異なる。

  • Kevin is at the supermarket. (ケビンはスーパーマーケットにいる)
  • Kevin is in the supermarket. (ケビンはスーパーマーケットにいる)

atはスーパーを「点」と捉えるので、ケビンがスーパーの建物内にいるかどうかはわからない。スーパーの駐車場や、敷地周辺にいても成り立つ。一方、inはスーパーの建物内にいることが示唆される。

次の例文は、これまでの議論をまとめるとてもよい実例である(点>面>空間)。

  • I’ll meet you at the coffee shop on 125th Street in Harlem. (ハーレムの125番通りのコーヒー店にて会いましょう)

(Cognitive English Grammar)

3-2. 時間を表すat、on、inの違い

時間の前置詞at, on, inの違い

at、on、inは時間を表す際にも使える。atは点のイメージなので短い時間、onは面のイメージなので中程度の時間、inは空間のイメージなので長い時間に用いることが多い:

  • at 4 a.m. (午前4時に)
  • on Monday (月曜日に)
  • in September (9月に)

ただし、時間の前置詞は、必ずしも実際の時間と一致しない点に注意が必要である。例えば「日曜日」は「午前中」よりも長いが、英語では日曜日にonを使い、午前中にinを使う。

  • on Sunday (日曜日に)
  • in the morning (午前中に)

このように時間と前置詞が一致しない原因は、前置詞のイメージは「人間がその時間をどのように把握しているか」が反映されるからである。

以下、時間を表す前置詞のパターンをまとめた。あなたが英語話者ならそれぞれの時間になぜその前置詞を用いるだろうか? 想像しながら読んでほしい。

時刻at 9 o’clock (9時ちょうどに)
at 3 a.m. (午前3時に)
at noon (正午に)
始点・終点at the beginning of May (5月の初めに)
at the end of the year (年末に)
日にちat Christmas (クリスマスに)
on Christmas day (クリスマスに)
on June 21 (6月21日に)
on the 21st of June (6月21日に)
曜日on Sunday (日曜日に)
時間帯on Sunday morning (日曜の朝に)
in the morning (午前中に)
in the early morning (早朝に)
月・季節in September (9月に)
in summer (夏に)
年・世紀in 1974 (1974年に)
in the 19th century (19世紀に)
漠然とした時間at any time (いつでも)
in weeks (ここ何週間か)
in my life (私の人生で)

3-3. 行き先を表すtoとforの違い

toとforの違い

行き先を表す前置詞にはtoとforがあるが、ニュアンスが異なる。例文を比べてみよう。

  • I have to go to Rome on business. (私は出張でローマに行かなくてはならない)
  • The plane leaves for Dallas at 12.35. (飛行機は12時35分にダラスに向けて出発する)

(Oxford Advanced Learner’s Dictionary)

上の例文は「到達点」のイメージのtoが使われている。話し手はローマに向かって出発し、そこに「到着する」ことが示唆される。

下の例文は「目的」のイメージのforが使われている。forは目的地に向かって進むものの、到着までは含意されない。関心の置かれているのは飛行機が「出発」する状況である。

3-4. 材料を表すmade ofとmade fromの違い

ofとfromの違い

ofとfromは共に材料を表す際に使えるが、ニュアンスが異なる。例文を比べてみよう。

  • The desk is made of wood. (その机は木でできている)
  • Yogurt is made from milk. (ヨーグルトは牛乳からできています)

上の例文は「弱いまとまり」を表す前置詞ofが使われている。机は木で作られたのがひと目でわかるように、原形をとどめる材料で構成される場合、前置詞ofが選ばれる。

下の例文は「起点」を表す前置詞fromが使われている。ヨーグルトは牛乳を加工して作られるが、製品となったヨーグルトに素材の姿は見えない。このように、原形をとどめない材料でつくられる場合、前置詞fromが好まれる。

3-5. inとintoの違い

inとintoの違い

inと似た用法の前置詞にintoがある。どちらも「…の中」と訳されることが多いが、どのような違いがあるのだろうか? 例文を比べてみよう。

  • Ada ran in the room. (エイダは部屋の中で走った)
  • Ada ran into the room. (エイダは部屋に走って入った)

上の例文は前置詞inが使われている。前置詞inは空間のイメージなので、エイダは部屋の中にいる。つまり、彼女は既に部屋にいて、その内部で走り回った。

下の例文は前置詞intoが使われている。前置詞intoは「内部に入っていく」の意味(空間のin+方向のto)。つまり、彼女ははじめ部屋の外にいて、そこから走って室内に入った。

「熱中している」のinto
intoは比喩的に「熱中している」の意味で使われることがある.
例: Fred is very into rock ‘n’ roll. (フレッドはロックンロールにとても熱中している)

まとめ: 前置詞を得意になろう

この記事では、英語の前置詞について詳細を解説してきた。

内容をまとめると次のようになる:

  1. 前置詞は1つの語に複数の意味がある多義語
  2. 前置詞はイメージで覚える
  3. at, on, in, to, for, from, of, with, by, overがよく使われる
  4. 前置詞の違いを知る

英語初級者の方は、基本的な用法である場所から覚えよう。中級者の方は比喩的に拡張された意味を理解すると良い。上級者の方は前置詞の使い分けができると表現の幅が広がる。

前置詞がわかるようになると、英語力の大幅な向上が実感できる。本記事によって「前置詞がわかった!」と思うようになれば、筆者としてこれほど嬉しいことはない。

トイグルでは他にも、英文法に関する記事を執筆している。興味のある方はぜひご覧いただきたい。

英文法まとめ!はじめて学ぶ英語文法の全知識

Good luck!

48 COMMENTS

ゆた

とてもためになりました、前置詞の使い分けが全然わからなかったけど絵にしてみるととても分かりやすいです❗

ITO

in の前置詞の説明で、
◦I will arrive there in 10 minutes. (10分以内にそこに到着します。)
とあります。これで理解はできますが、「10分後に(10分経ったら)」の意味も持っているんでしょうか、アドバイスいただけたら幸いです。

田邉竜彦

>ゆた様
お褒めの言葉、ありがとうございます。これからも学習者視点の記事を書いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

田邉竜彦

>ITO様
コメントありがとうございます。
「10分後に到着する」ということであれば、前置詞inはイメージ通りに使うことができます。
どちらにしてもこれらは日本語の問題であり、英語のinには「(今から)10分後」という空間の中に自分がいる、という感覚を持っています。
ご参考になれば幸いです。

ryoum

in 10 minutes とした場合に10分以内と言う意味は持っていないと明確に英会話学校で指摘されました。
言った当人は10分以内には絶対来ないと思います。

田邉竜彦

>ryoumさま
コメントありがとうございます。
仰るとおり、日本語で「10分以内」と言えば、例えば3分後、5分後も含まれてしまいますね。
記事内でも修正をさせていただきました。

みやした

高校生のころから前置詞(特にin on at の使い分け)が苦手で、大変不便でしたが、この記事に出会えたことで理解できました!
ありがとうございます!

田邉竜彦

>みやしたさま

コメントありがとうございます。
学習のお役に立てたようでなによりです。今後ともトイグルをよろしくお願いします。

ななお

場所を表す前置詞で迷います。次の言い方はOKですか?

1)I am atShinjuku in Tokyo in Kanto area in Honshu in Japan.

2) I am in Shinjuku in Tokyo of Kanto area in Honshu in Japan.

質問の要点は
– in より狭い部分を表す前置詞は atを使うべきか?
- ワンセンテンスで inが多用されてても自然な英語なのか?

田邉竜彦

>ななお様
まず、2)の「in Tokyo of Kanto area」は表現として違和感を感じます。Shinjyukuの前はinでもatでも使用可能です。inではより場所の空間性を、atでは点としての場所をイメージさせます。

一般論として、1つのセンテンスに複数の同じ前置詞が使うことは可能です。ただ、あまり重複しないほうがいいですね。
1)の例ですが、「私は日本の本州の関東地方の東京の新宿にいます」という文章は、文法よりも意味として不自然さを感じます。自然な英文を作れば、前置詞が過度に重複することはあまりありません。

ななお

ご説明有難うございます。無理して不自然な例題を作る必要はないのですね。(笑)

気になったのですが、どうも前出の機論ですと、
I will arrive there in 10 minutes. (10分以内にそこに到着します。)というのは3分とか5分とかは入らないようですが、私は30秒だろうと9分59秒だろうとin 10 minuites のなかに入っているのだと思っていたんですが、違うようなので、正解を教えてください。

田邉竜彦

>ななおさま

ご質問ありがとうございます。
「30秒だろうと9分59秒だろうとin 10 minutes のなかに入っている」は間違った解釈ではありません。

inは「〜後」の意味で使われますが、時間内にその出来事が起こる可能性が示唆される場合もあります。
例: Dinner will be ready in five minutes. (夕食は5分で用意されます: 5分以内に用意される意味を含む)
(ジーニアス英和辞典より)

なぜこのような解釈の幅が生まれるか、ということを少し補足させていただきます。
まず、英語でも日本語でも、ある語句が必ず1通りの使われ方をするわけではありません。
ある語句の解釈は文脈によって変わるため、その根幹となるのが基本イメージです。

議題に上がっているinは、時間を表す場合「時間という空間」をイメージさせます。
そのため、その空間の端を意識すれば「〜の後」で、空間の中を意識すれば「〜以内」のようなニュアンスになります。
ただし、翻訳が「後」か「以内」かは日本語の問題であり、英語の使い方とは関係ありません。

inのような多義的な語句の場合、使用場面でニュアンスが変わる事例が無数にあります。
英語ネイティブですら、それをすべて知っているわけではありません。
その意味で「◯◯という使い方は正しいか否か」を議論するより、基本イメージを知って英語を感覚で理解するほうが、より実践的な英語力が身につくと私は考えています。

以上、ご参考になれば幸いです。

とと

toも加えて説明してくれると非常に助かります。
for と混ざるというひとが多くて説明しづらいです

ななお

in と on の違いがちょっとわからないのが、Sign in と
Sign on の違いです。 どう理解したらいいでしょうか?

田邉竜彦

>>ととさま

コメントありがとうございます。
forとtoの違いに関してもさらにわかるよう、今後記事を改良する予定です。

もしよろしければ、トイグルのFacebookページをご覧ください。
こちらで更新情報を随時発信しております。

https://www.facebook.com/toeicguruclub/

田邉竜彦

>ななおさま

これは難しいですね。

辞書的には
sign in: ホテルやオフィス等に入る際、名前をフォームに記入する
sign on: 誰かのために働いたり助けたりすることを承諾するため、書類にサインする
といった違いがあります。

sign onに関してですが、昔は給料を得るために厚紙のフォームの上(on)にサインをしなくてはならなかったため、sign onがそのまま「仕事の契約のためにサインする」の意味で使われているようです。
sign inの語源はちょっと調べてみますね。

じん

とても助かりました^^*

テスト勉強に役立たせてもらいました!

ななお

With は取り上げられていませんね? Toの用法と似てたり、違ってたりと結構つまづきやすいです。又手法、手段を表すとき、Withにするかbyにするまかも迷います。レクチャーをお願いします。

田邉竜彦

>じん様

コメントありがとうございます。
他にも英文法の記事を書いているため、ぜひともご参考にいただければと思います。

田邉竜彦

>ななお様

承知しました。
withも含め、8月か9月くらいに前置詞の記事をリニューアルしようと考えています。少々お待ちくださいませ。

ゆきみ

この記事、ホントにためになりました
ありがとうございます^_^
「私は勉強会で興味深い事を学んだ」と英訳するときにatを使うのですか?
教えて下さい❗️

田邉竜彦

>ゆきみ様

お褒めのコメント、ありがとうございます!
そうですね、「勉強会」であればatが妥当かと思われます。

ちなみに、言葉とは話し手が単語や文法を使って自分の表したいことを表現するわけなので、「◯◯の時にはatを使わなくてはならない」といったルールに支配されているわけではありません。
ゆきみさんが勉強法の会場を空間として捉えれば、inを使うこともできるかも知れません。

なおまさ

受験勉強でわからなかったのでとても助かりました

田邉竜彦

>なおまさ様

コメントありがとうございます。
お役に立てたようで光栄です。

今後ともトイグルをよろしくお願いします。

なつめ

とても分かりやすく、改めて理解することが出来ました。
しかし、byに関しては説明不足に感じられます><
「対象物が何かの真横に位置している」というイメージだけですと、
''手段''や"期限"を表す用法に説明が付かないと思いますので、改善お願いいたします。
それと同時に、混同しやすい"with"や"until/till"についてもレクチャーよろしくお願いいたします。

田邉竜彦

>なつめ様

ご指摘ありがとうございます。
本記事に関しては、今年の秋頃に全面改訂を行う予定のため、しばしお待ちいただければと思います。

取り急ぎ、byに関して簡単に説明させていただきます。

・byの基本イメージ: 隣接している、何かの真横(隣)に位置している
・手段を表すby: byの隣接のイメージが比喩的に使われる用法。主語が手段を選んで使うのであれば、それは主語の心のなかで身近なものと捉えられる。そこで隣接を意味するbyが拡張的に使われる。
・期限を表すby: byの隣接のイメージが比喩的に使われる用法。実際の期限は先でも、主語の心理の中でそれは間近なものと捉えるため、隣接を意味するbyが拡張的に使われる。

タカハシ ショウイチ

済みません、toとforのところでちょっと教えて頂きたいのですが、toは「動作がある方向に向かい、そこに到達する状態」のイメージ
forは「目的に向かっているが、まだ到達していない」イメージとあり、なるほどそういうことかと感心したのですが、toの例文で
◦I will read a presentation to the class tomorrow.
(私は明日クラスに対してプレゼンテーションをする。)
を見て、プレゼンテーションは明日でまだ到達していない、、、?のにここはforではなくて?to、、、と混乱しています。
初心者ですが宜しくお願い致します。

田邉竜彦

>タカハシショウイチ様

ご質問ありがとうございます。
toとforの違いについてですね。

まず、前置詞は「実際に行われているか」ではなく、あくまで話し手の捉え方によって変わります。心の中で状況をどのように把握しているか、が前置詞の選択を決定します。

I will read a presentation to the class tomorrow.の例では、実際のプレゼンテーションはまだ行われていません。
しかし、プレゼンテーションがいつ実行されるにしても、「プレゼンテーションがクラスに対して行われる」という状況を英語で表す時、forとtoのどちらが適切か考えてみます。すると、聴衆なしではプレゼンテーションは成り立たないため、「到達する」のイメージがあるtoが適切という結論となります。

尚、presentationを前置詞onで表すこともできます。

・He gave a presentation on ancient Japanese art. (彼は古代日本の芸術に関してプレゼンテーションを行った)

ここでは、プレゼンテーションの相手は意識されていません。代わりに、プレゼンテーションの内容をonで表しています。

このように、英語はルールで用法が定められているのではありません。話し手が伝えたい内容を適確に表すことができる語句・文法を選び、それを使用する、といった行為となります。

ご参考になれば幸いです。

タカハシ ショウイチ

詳しく教えて頂き有り難うございました。「話し手の捉え方によって変わる」との事、参考になりました。核心部分を理解していれば、それ程難しいものでは無い事を知りました。とはいえ晩学の身、息切れをしながら山を登っている状態で周りの景色を観る余裕はありません、楽になるように少しでも早く覚えたいと思っています。又分からない事があったら教えて下さい、宜しくお願い致します。

田邉竜彦

>タカハシショウイチ様

コメントありがとうございます。
またお気軽にご相談ください。

キノコワライ

不器用なんで、何度でも読み返したいです。
イメージも大切ですね。
自然と発する事が出来るまで~( `ー´)ノ

田邉竜彦

>キノコワライ様

コメントありがとうございます。
学習の参考になれば幸いです。

博司

世界地図の点のような島等はどう表現するべきでしょうか?

田邉竜彦

>博司様

コメントありがとうございます。

前置詞の選択は、話者が表現したい内容や文脈で変わるため、「◯◯の場合は前置詞××を使う」といったルールがあるわけではありません。
一般的には、世界地図上の位置を点で表す際は、atが使われることが多い気がします。

受験生

今中3なんですが、すごくわかりやすいです!学校もこのように指導すればいいのに…と思いつつ、質問です。IwanttotrytospeakEnglishやallyouhavetodoistotellthetruth(分かりにくくてすいません)上記のようにtoが2つ以上のときどのようにtoのイメージを使えばいいのでしょうか?

田邉竜彦

>受験生様

コメントありがとうございます。
お役に立てたようで、大変嬉しく思います。

toが連続する時も「目的に向かい到達する」のイメージは同じです。

I want to try to speak English.なら、I / want / to try / to speak English. と意味の区切れで文を分けます。

[to speak English(英語を話す)]の状態に向かい[to try(やってみる)]、という状態をI(私)がwant(したい)、と解釈します。

不定詞・前置詞問わず、toには「目的に向かう」があることを知っておくと便利です。

土谷

只今受験勉強中です。ここでの情報のお陰で、ただ暗記していた内容が大分整然として助かりました。ここで一つ質問なのですが、offという前置詞で調べると「離れる」イメージと書かれているのですが、fromとの違いは何でしょうか?

田邉竜彦

>土谷様

ご質問ありがとうございます。
fromは「起点」のイメージです。場所や時間等を出発点として、そこから離れていく感覚を持っています。
一方、offは「外れる」のイメージです。そのため、「辞める」、「落ちる」、「下回る」といったネガティブなニュアンスを持つことが多いです。
offが「離れる」の意味で使われる場合、そのネガティブなニュアンスが若干薄れるものの、物理的・心的な距離を示すことになります。
例: a village off the main road (その道から外れた村)

マキ

こんにちは。とても分かりやすくありがたく拝見しています。

質問があります。
4-1.
I am now at the Dobutsuenmae station. (私は今、動物園前駅にいます。)

I am now in the Dobutsuenmae station. (私は今、動物園前駅にいます。)

どちらも同じ意味で書かれていますがこの場合、in とat どちらを使うべきなのですか?

田邉竜彦

>マキ様

ご質問ありがとうございます。

この場合、どちらを使っても構いません。atは点、inは空間をやや意識したニュアンスとなります。
(文法はある場面において正しい解があるというより、話者が伝えたい内容によって適切な文法を選択する、と考えると良いと思います。)

マキ

早々のご回答ありがとうございます!
どちらでもいいんですね。

あともうひとつ、

on は面に付いてるイメージとの事ですが、よくライブでメンバー紹介の時に 「on guiter ○○(名前)」
というフレーズを聞きます。

人に楽器が面している、という考え方で良いですか?

また、楽器には the を付けると覚えたことがあります。

正しくは、「on the guitar ○○」なんでしょうか?

子供みたいな質問ですみません。
ご存知でしたら教えてください!

田邉竜彦

>マキ様

前置詞では、用法によって基本イメージの強弱があります。
例えばon the wall(壁に)なら「面」のイメージが強く出ていますが、on guiterは「面」のイメージはあまり感じられません。
よって、on guiterのonは「面」というより、慣習として定着していると考えてもいいかもしれません。

the+楽器名ですが、これは通常その楽器を演奏する際に使われます。そのため、ライブメンバーの紹介といった場面では、おそらくtheは不要かと思われます。

マキ

わかりやすいご説明、ありがとうございました。スッキリしました。

タコ

とてもわかりやすく、理解が以前より深まり感動しました。
ですが1つ分からないところがあるます
ofはBの一部分である Aと書いてあるましたが、clear A of Bやcure A of Bなどが
AからBを取り除くや AのBを治すのように Aの一部分であるBであるようなのですが、これはなぜなのでしょうか?
教えていただければ、幸いです。
よろしくお願いします

田邉竜彦

コメントありがとうございます。

ご指摘のように、clear A of Bやcure A of Bでは、AをBから分離すると解釈します。
やや飛躍した解釈にはなりますが、例えばcure a person of a disease(人の病気を治す)であれば、cure [a person of a disease]、すなわちdiseaseの中にいるpersonをcureする、と考えられるかもしれません。

ofの用法に関しては別途研究を行い、記事の更新をしたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。

タコ

回答ありがとうございます
確かにそういう解釈も可能ですね
そのやり方でやってみます!

まお

とても分かりやすい説明でありがたいです!
一つ質問があるのですが、think ofだとofはどう解釈すればいいのでしょうか?
意味はわかるのですが何故ここでofを使うのか気になります

田邉竜彦

>まお様

コメントありがとうございます。

これはなかなか深い問題なので、ちょっと調べてみて、改めて記事にします…

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