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分詞形容詞とは?-ing形容詞と-ed形容詞の使い方を説明

英語にはinteresting(興味深い)やtired(疲れた)のように、語尾が-ingや-edで終わる形容詞がある。

これら分詞形容詞は日常的に用いられる頻出表現だが、その詳細について述べている文法書は少ない。

そこでトイグルでは分詞形容詞の詳しい用法を解説していきたい。はじめに分詞形容詞の基礎的な使い方を説明した後、動詞の分詞形と区別する方法を議論していく。

この記事を読めば分詞形容詞がわかる。正確な文法力を身につけるヒントになるはずだ。

*目次

1. 分詞形容詞とは

分詞形容詞とは語尾に-ingあるいは-edを取る形容詞である。代表的な例としてinteresting(興味深い)とtired(疲れた)がある。

分詞形容詞は動詞の-ing形/-ed形と見た目が似ているが、定義によって形容詞である。多くの場合、通常の形容詞と同じようにbe動詞への接続名詞を前から修飾名詞を後ろから修飾するはたらきを持つ。

-ing形容詞-ed形容詞
be動詞に接続His life has been interesting.The book was well worn.
名詞を前から修飾He has led an interesting life.The well-known book was a favorite of all the children.
名詞を後ろから修飾Marshall has made life interesting.The book, well worn from much use, was a favorite.

(The Grammar Bookより筆者作成)

用法1: be動詞に接続して使う

-ing形容詞と-ed形容詞は、be動詞に接続して使うことができる。

  • His life has been interesting. (彼の人生は興味深いものである)
  • The book was well worn. (その本は使い古された)

用法2: 名詞の前から修飾する

-ing形容詞と-ed形容詞は、名詞を前から修飾することができる。

  • He has led an interesting life. (彼は興味深い人生を過ごしている)
  • The well-known book was a favorite of all the children. )そのよく知られた本はすべての子供たちのお気に入りだ)

用法3: 名詞の後ろから修飾する

-ing形容詞と-ed形容詞は、名詞を後ろから修飾することができる。

  • Marshall has made life interesting. (マーシャルは人生を興味深いものにしている)
  • The book, well worn from much use, was a favorite. (その本は、たくさん使われていることから使い古されているが、お気に入りだ)
-ing形容詞と-ed形容詞の違い
一般的に-ing形容詞は「〜する/〜している」で能動的な意味を持ち、-ed形容詞は「〜される/〜された」で受動的な意味を持つ。
筆者注: -ed形容詞の中にはwritten(書かれた)やgrown(成長した)のように-ed以外の語尾を持つものがあるが、この記事ではまとめて-ed形容詞と呼ぶ。

2. 分詞形容詞と動詞の見分け方

分詞形容詞と動詞の分詞形は形が似ているため、その区別に迷うことが多い。これらを見分ける方法について議論していく。

2-1. be動詞に接続する分詞形容詞と動詞

分詞形容詞動詞
This was disturbing.She was sleeping.
He was very distressed.He was killed.

(CGELより筆者作成)

-ingあるいは-edの語句がbe動詞に接続する場合、動詞と分詞形容詞で判断が分かれる。

この場合、次の2つのテストによって区別される。

a. be動詞をseem/becomeなどの語句に入れ替える

be動詞をseem/becomeなどの語句に入れ替えた時、文が成立すればそれは分詞形容詞となる。

例えば、This was disturbing.はThis seemed disturbing.と言えるため、disturbingは分詞形容詞である。

一方、She was sleeping.を*She seemed sleeping.ということはできないから、sleepingは動詞の分詞形と判断する。

(筆者注: この記事では文法的に容認されない文に「* (アスタリスク)」をつける)

b. veryやtooで修飾できるか

該当箇所をveryやtooによって修飾できれば分詞形容詞と判断する。

例えば、He was very distressed.は文として容認されるため、distressedは形容詞である。

一方、*He was very killed.とは言えないから、killedは動詞の分詞形(この場合は受け身の意味)で使われているとわかる。

2-2. 名詞を修飾する分詞形容詞と動詞

分詞形容詞動詞
some disturbing newsa sleeping child
her very worried parentsa rarely heard work by Purcell

(CGELより筆者作成)

-ingあるいは-edの語句が名詞を修飾する場合、該当の語句をbecome/seemを使った別の文に入れ替えることで、分詞形容詞・動詞の判断をする。

例えば、some disturbing newsは、This seemed disturbing.と言えるため、形容詞である。

一方、a sleeping childは、*He seemed sleeping.のようには言えないので、動詞である。

-ed形に関しても同様で、worriedはbecome/seemと共に使えるので形容詞だが、heardはこれらの語句と使えないため、動詞となる。

2-3. 形容詞・動詞の違いが明確でない場合

形容詞・動詞の違いが明確でなく、解釈によって意味が変わる場合がある。

a. Martha Stewart is entertaining.

形容詞Martha Stewart is an entertaining person.
動詞Martha Stewart is entertaining guests.

entertainingを形容詞として解釈すれば、「Martha Stewartは愉快な人だ」となる。一方、動詞として解釈すれば「Martha Stewartは(客を)もてなしている」の意味となる。

b. We are relieved.

形容詞We felt a sense of relief.
動詞We were relieved by other workers.

-ed形に関しても同様で、relievedは形容詞なら「私たちは安堵感を得た」だが、動詞なら「私たちは(他の労働者と)交替させられた」の意味となる。

尚、実際に英語を使う場面では、形容詞と動詞の文法上の区別が曖昧でも、文脈から意味を捉えられることがほとんどである。

「形容詞と動詞の違いを正確に分析しなければ文を読み聞きできない」ということはないから、細かな用法の違いにこだわりすぎず、英語を使っていくようにしたい。

(例文はThe Grammar Bookからの引用)

動詞に由来しない分詞形容詞
分詞形容詞の多くは動詞に由来するが、neighboring(近隣の)やskilled(熟練した)のように動詞と関連しない分詞形容詞も存在する。

3. -ing形容詞の使い方

-ing形容詞の使い方について、詳細を議論していく。

3-1. 影響の程度を表す-ing形容詞

-ing形容詞は影響の程度を表すのに使われる。このタイプの-ing形容詞はしばしば他動詞に由来する。

例えば、a surprising recoveryであれば、「(あなたを驚かせるほど)目覚ましい回復」を意味する。

このタイプの-ing形容詞はveryで修飾できる。

  • a surprising recovery (目覚ましい回復)
  • a very surprising recovery (大変目覚ましい回復)

*影響を表す-ing形容詞の例

amazing
(驚くべき)
encouraging
(勇気づける)
relaxing
(和らげる)
annoying
(イライラさせる)
exciting
(ワクワクさせる)
satisfying
(満足な)
boring
(退屈な)
interesting
(興味深い)
shocking
(びっくりさせる)
challenging
(挑戦的な)
misleading
(紛らわしい)
welcoming
(歓迎する)
disappointing
(失望させる)
overwhelming
(圧倒的な)
worrying
(悩ませる)

(Collins Cobuild English Grammarより筆者作成)

3-2. 過程や状態を表す-ing形容詞

-ing形容詞は過程や状態を表すのにも使われる。このタイプの-ing形容詞はしばしば自動詞に由来する。

例えば、an aging societyは「高齢化社会」の意味を持つ。これは「社会そのものが高齢化している」のであって、「あなたを老けさせる社会」ではない。

このタイプの-ing形容詞はveryによる修飾は不可だが、他の副詞で修飾されることがある。

  • an aging society (高齢化している社会)
  • a rapidly aging society (急速に高齢化している社会)

*過程や状態を表す-ing形容詞の例

aging
(高齢化している)
dying
(瀕死の)
recurring
(頻発する)
booming
(急成長の)
existing
(存在する)
remaining
(残っている)
decreasing
(減少している)
increasing
(増えている)
resounding
(決定的な)
diminishing
(縮小している)
living
(生きている)
rising
(高まる)
dwindling
(減少している)
prevailing
(一般的な)
ruling
(支配している)

(Collins Cobuild English Grammarより筆者作成)

A barking dogはよく吠える犬
A barking dogは「よく吠える犬」であって「今吠えている犬」ではない。前置修飾の形容詞は名詞の意味を限定する働きがあるから、犬の中でも「よく吠える」と分類する働きを持つ。「今吠えている犬」は特定の犬の一時的な性質を表すからThe dog barkingと表す。

4. -ed形容詞の使い方

-ed形容詞の使い方について、詳細を議論していく。

4-1. 感情を表す-ed形容詞

-ed形容詞はヒトの感情を表すのに使われる。例えば、a worried manは「途方に暮れている人」の意味を持つ。

このタイプの-ed形容詞はveryで修飾できる特徴を持つ。

  • She looked surprised. (彼女はびっくりしたようだった)
  • She looked very surprised. (彼女はとてもびっくりしたようだった)

*感情を表す-ed形容詞の例

alarmed
(怯える)
delighted
(喜んで)
interested
(興味を持っている)
amused
(面白がる)
depressed
(落ち込んで)
preoccupied
(夢中になった)
astonished
(仰天して)
disappointed
(失望した)
shocked
(ショックを受ける)
bored
(退屈した)
embarrassed
(恥ずかしい)
surprised
(驚く)
confused
(困惑した)
excited
(興奮して)
worried
(心配して)

(Collins Cobuild English Grammarより筆者作成)

4-2. 分類を表す-ed形容詞

-ed形容詞は分類を表すのにも使われる。例えば、a furnished apartmentは「家具の設置されたアパート」の意味を持つ。

このタイプの-ed形容詞はveryによる修飾は不可だが、様態や程度を表す副詞で修飾可能である。

  • a furnished apartment (家具付きのアパート)
  • a fully furnished apartment (家具のすべて備わったアパート)

*分類を表す-ed形容詞の例

abandoned
(捨てられた)
concentrated
(集中した)
improved
(進歩した)
boiled
(煮沸した)
divided
(分けられた)
known
(知られた)
broken
(壊れた)
established
(既成の)
paid
(有給の)
classified
(機密の)
fixed
(固定した)
required
(不可欠の)
closed
(閉じた)
furnished
(家具付きの)
trained
(訓練された)

(Collins Cobuild English Grammarより筆者作成)

fallen leavesは落ち葉
多くの-ed語句は「〜される」で受動的な意味を持つが、一部に「〜した」と完了の意味を持つものがある。fallen leavesは「落とされた葉」ではなく「落ち葉(leaves that have fallen)」と解釈される。

*まとめ

この記事では分詞形容詞について詳細を解説してきた。内容をまとめると次のようになる。

  1. 分詞形容詞は-ingや-edを語尾に持つ形容詞。
  2. be動詞に接続する用法、名詞の前から修飾する用法、名詞の後ろから修飾する用法がある。
  3. 分詞形容詞と動詞の分詞形を見分ける方法がある。
  4. -ing形容詞は主に影響、過程、状態を表す。
  5. -ed形容詞は主に感情、分類を表す。

分詞形容詞の文法的な解釈は複雑だが、-ing形と-ed形の持つ意味を理解すれば、実際の英語使用場面に応用できる。ぜひとも試してみてほしい。

トイグルでは他にも、英文法に関する記事を執筆している。興味のある方はぜひご覧いただきたい。

英文法まとめ!はじめて学ぶ英語文法の全知識

Good luck!

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