英語の分詞形容詞とは?-ing形容詞と-ed形容詞の使い方を説明

英語の分詞形容詞とは、動詞の-ing形/-ed形と同じ形を持つ形容詞である。

たとえば、exciting(ワクワクさせる)やfrozen(凍った)などは分詞形容詞に該当する。

この記事では分詞形容詞について詳細を解説していく。学習の役に立つはずだ。

*目次

1. 分詞形容詞は-ing/-edと同じ形を持つ形容詞

  • The story is interesting. (そのストーリーはおもしろい)
  • We are trained to repair broken smartphones. (我々は壊れたスマートフォンを修理するよう教育されている)

分詞形容詞は動詞の-ing形/-ed形と見た目が似ているが、定義によって形容詞である。そのため、文中での使われ方も通常の形容詞と一致する。

例文上はinteresting(おもしろい)が補語として使われている。補語とはSVCのCに該当するもので、主語の性質を説明するはたらきを持つ。

例文下はbroken(壊れた)がsmartphones(スマートフォン)を修飾している。修飾とはある語が他の語の意味を詳しくするはたらきのこと。

分詞形容詞の特徴は次のとおり:

  1. 動詞の-ing/-edと同じ形を持つ
  2. 動詞としての性質を失って、完全な形容詞として使われる
  3. 辞書で見出し語になっていることが多い
  4. 分詞と異なるニュアンスで使われる場合がある
  5. 動詞に由来しない場合がある

以下、分詞形容詞の詳しい使い方をみていく。

分詞形容詞と動詞の分詞形を見分ける方法
補語の位置に-ing/-edが使われている場合、veryで修飾できれば概ね分詞形容詞と考えてよい。例えば、The story is very interesting.(その話はとてもおもしろい)は文法的に可能なのでinterestingは分詞形容詞。一方、He is very running.(彼はとても走っている?)とは言えないので、runningは動詞の進行形。

注: 不規則変化動詞は-ed以外の語形を取るが、本記事では-ed形として説明していく。

2. -ing形容詞の使い方

-ing形容詞の使い方を例文とともに見ていく。

2-1. 自動詞由来の-ing形容詞

  • Japan is an aging society. (日本は高齢化社会だ)

いくつかの-ing形容詞は自動詞に由来する。この場合、「…する/…している」と解釈するとよい。

例文のan aging societyは「高齢化社会」の意味。society(社会)そのものが高齢化しているのであって、「あなたを高齢化させる社会」ではない点に注意。

以下、他動詞に由来する-ing形容詞の例を示す。

aging
(高齢化している)
booming
(急成長する)
decreasing
(減少している)
existing
(存在する)
increasing
(増えている)
living
(生きている)
remaining
(残っている)
rising
(高まる)

(Collins Cobuild English Grammar)

用語の解説
自動詞とは目的語を取らない動詞のこと。例えばageは「年をとる」の意味。「自動詞由来の-ing形容詞」とは、こうした自動詞の-ingが形容詞化したものを指す。

2-2. 他動詞由来の-ing形容詞

  • I want to share my amazing story. (私は驚くべき話をシェアしたい)

多くの-ing形容詞は他動詞に由来する。この場合、「…させる」と解釈するとよい。

例文のmy amazing storyは「(聞き手を)驚かせる話」意味。驚くのは聞き手であって、「話」ではない点に注意。

以下、他動詞に由来する-ing形容詞の例を示す。

amazing
(驚くべき)
annoying
(イライラさせる)
boring
(退屈な)
challenging
(挑戦的な)
disappointing
(失望させる)
encouraging
(勇気づける)
exciting
(ワクワクさせる)
interesting
(興味深い)
misleading
(紛らわしい)
overwhelming
(圧倒的な)
relaxing
(和らげる)
satisfying
(満足な)
shocking
(びっくりさせる)
surprising
(驚くべき)
welcoming
(歓迎する)
worrying
(悩ませる)

(Collins Cobuild English Grammar)

用語の解説
他動詞とは目的語をとる動詞のこと。例えばamazeは「(物事が人を)びっくりさせる」の意味。「他動詞由来の-ing形容詞」とは、こうした他動詞の-ingが形容詞化したものを指す。

2-3. 動詞に関連しない-ing形容詞

  • We live in a neighboring town to you. (私たちはあなたの隣町に住んでいます)

いくつかの-ing形容詞は動詞に関連せず、独自の語として成立する。例えば、neighboring(近所の)はもとの動詞が存在しない。

以下、動詞に関連しない-ing形容詞の例を示す。

appetizing
(食欲をそそる)
cunning
(ずる賢い)
enterprising
(行動力のある)
impending
(今にも起こりそうな)
neighboring
(近所の)
unwitting
(知らない)

(Collins Cobuild English Grammar)

2-4. 接頭辞+動詞の-ing形容詞

  • The food was outstanding. (食事は特にすぐれていた)

いくつかの-ing形容詞は、動詞に接頭辞をつけた形に由来する。例えば、outstanding(傑出した)は「接頭辞out+動詞stand+ing」と考えられる。

以下、<接頭辞+動詞の-ing形>の分詞形容詞の例を示す。

forthcoming
(近々くる)
incoming
(後を継ぐ)
oncoming
(近づいてくる)
ongoing
(継続している)
outgoing
(社交的な)
outstanding
(傑出した)
overarching
(包括的な)
upstanding
(正直な)

(Collins Cobuild English Grammar)

3. -ed形容詞の使い方

-ed形容詞の使い方を例文とともに見ていく。

3-1. 自動詞由来の-ed形容詞

  • Remove fallen leaves. (落ち葉を取り除いてください)

いくつかの-ed形容詞は自動詞に由来する。この場合、「…した」で完了の意味をあらわす。

例文はfallen leavesで「落ち葉」の意味。「落ちるという動作が完了した葉(完了)」であり、「落とされた葉(受動)」ではない点に注意。

以下、自動詞に由来する-ed形容詞の例を示す。

dated
(古めかしい)
escaped
(逃亡した)
faded
(色あせた)
fallen
(落ちた)
frozen
(凍った)
grown
(成長した)
learned
(学識のある)
retired
(退職した)
vanished
(消えた)
withered
(しおれた)

3-2. 他動詞由来の-ed形容詞

  • I am very interested in this topic. (私はこの話題にとても興味があります)
  • It’s a fully furnished house for $599. (599ドルの完全に家具付きの住宅です)

多くの-ed形容詞は他動詞に由来する。この場合、「…される/…された」で受動の意味をあらわす。

例文上は感情をあらわす過去分詞で、be interested in(興味がある)の意味。例文下は分類をあらわす過去分詞で、a fully furnished house(完全に家具付きの住宅)の意味。

以下、感情をあらわす-ed形容詞と、分類をあらわす-ed形容詞の例をそれぞれ示す。

*感情をあらわす-ed形容詞

amazed
(びっくりする)
bored
(うんざりした)
disappointed
(失望した)
excited
(興奮して)
frightened
(おびえた)
interested
(興味を持っている)
satisfied
(満足している)
surprised
(驚く)
tired
(疲れた)
worried
(不安で)

*分類をあらわす-ed形容詞

broken
(故障した)
closed
(閉じた)
concentrated
(濃縮した)
cooked
(加熱された)
fixed
(固定した)
furnished
(家具付きの)
hidden
(人目につかない)
known
(知れ渡っている)
paid
(有給の)
trained
(熟練した)

3-3. 名詞由来の-ed形容詞

  • You can find more detailed information on the website. (ウェブサイトでより詳細な情報を見られます)

いくつかの-ed形容詞は名詞に由来する。例えば、detailed(詳細な)は名詞detail(細部)を元にする分詞形容詞である。

以下、名詞由来の-ed形容詞の例を示す。

detailed
(詳細な)
flowered
(花模様の)
gifted
(才能のある)
principled
(主義をもった)
skilled
(熟練した)
spotted
(水玉模様の)
striped
(しま模様の)
turbaned
(ターバンを巻いた)

(Collins Cobuild English Grammar)

3-4. 動詞にも名詞にも関連しない-ed形容詞

  • Take your time to answer unexpected questions. (予期せぬ質問に答えるために時間をとってください)

いくつかの-ed形容詞は、動詞にも名詞にも関連しない独自の語形を持つ。例えば、unexpected(思いがけない)には対応する動詞も名詞もない。

以下、動詞にも名詞にも関連しない-ed形容詞の例を示す。

ashamed
(恥ずかしく思う)
assorted
(各種取り揃えた)
beloved
(人気のある)
concerted
(協調した)
indebted
(借りがある)
sophisticated
(洗練された)

(Collins Cobuild English Grammar)

-ingと-edの使い分け方
-ingと-edの使い分けについては別記事で解説している。より詳しく知りたい方はこちらも参照してほしい。

まとめ

この記事では、英語の分詞形容詞について詳細を解説してきた。

内容をまとめると次のようになる:

  1. 分詞形容詞は-ing/-edと同じ形を持つ形容詞
  2. -ing形容詞は「…する/…させる」の意味で使われる
  3. -ed形容詞は「…した/…された」の意味で使われる
  4. 分詞形容詞の多くは動詞に由来する
  5. 一部の分詞形容詞は名詞など他の品詞に由来する

トイグルでは他にも、英文法に関する記事を執筆している。興味のある方はぜひご覧いただきたい。

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