初めての海外旅行や英語に不安がある人にとって、現地でSIMカードを購入する手続きはハードルが高く感じますよね。
私もアメリカの空港内でSIMカードを初めて買う時、スタッフの案内が聞き取れず、翻訳アプリに頼りながらなんとか理解した経験があります。
しかし、その後の海外旅行でSIMカードを使う機会が増える中で、手続きの流れや使われる英語表現には、定番パターンがあることに気づきました。
この記事では、海外でSIMカードを買う時の基本的な流れと、旅行中のトラブルにも役立つ英語フレーズを紹介します。
安心して現地で手続きできるよう、一緒に準備していきましょう。
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空港のカウンターでSIMカードを購入する時の会話例
海外旅行でSIMカードを手に入れるなら、空港のカウンターで手続きをすると安心です。
市内のショップに比べて少し割高なこともありますが、到着してすぐにインターネットが使えるのは大きな安心につながります。
スタッフは観光客対応に慣れているため、英語が苦手でもシンプルなフレーズで通じやすく、その場でSIMの差し替えや設定まで任せられます。
1. SIMカードが欲しいことを伝える
SIMカードを購入する時は、基本的に携帯ショップで「SIMカードください」と伝えて、店員に出してもらいます。
日本のコンビニや電気屋のように、パッケージ商品が棚に並んでいるケースは少なく、ほとんどはカウンターで希望を伝えて購入します。
\会話の例/

I’d like to buy a SIM card.
(SIMカードを買いたいのですが。)

Sure. Do you need data only or calls as well?
(データだけですか?通話も必要ですか?)

Data only, please.
(データだけで、お願いします。)
\音声を聞く/
短期滞在であれば、Google MapsやLINE、翻訳アプリを使うのが中心となるため、「データ専用プラン」でも十分です。ツアー会社などに直接電話できたほうが安心な人は、通話付きプランを選ぶと良いでしょう。
海外旅行に行くからといって、日本を出発する前にSIMカードを抜く必要はありません。ただし注意したいのは、海外に到着した後です。
日本のSIMを入れたままデータ通信やローミングがオンになっていると、現地のネットワークに自動で接続されて、高額な通信料が発生してしまいます。数日で数万円というケースもあるほどです。
対策として、飛行機に乗る前に「モバイルデータ通信」をオフにしておきましょう。
- iPhone:「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信をオフ」
- Android:iPhoneと同様
そして現地空港でSIMカードを購入したら、その場でスタッフに日本のSIMを抜いてもらい、海外用のSIMに差し替えてもらいましょう。
2. 滞在期間を伝える
次に、滞在期間を伝えます。滞在する日数に合わせて、スタッフが旅行者用におすすめプランを提示してくれます。
\会話の例/

How long will you stay?
(どのくらい滞在しますか?)

For one week.
(1週間です。)

We have a 7-day plan with 5GB of data. Would you like that?
(7日間・5GBのプランがあります。いかがですか?)

Yes, please.
(はい、お願いします。)
\音声を聞く/
1週間ほどの旅行で、地図検索やLINE、SNSを少し使う程度であれば、3〜5GBほどで十分です。
動画をよく見たり、写真を毎日SNSに投稿する方は、7〜10GBを選ぶと安心でしょう。
少し余裕をもったプランを選ぶと、途中でデータ不足に悩まず快適に過ごせますよ。
3. 金額と支払い方法を確認する
プランを提示されたら、次に確認するのは料金と支払い方法です。
\会話の例/

How much is the plan?
(このプランはいくらですか?)

It’s 20 dollars for 7 days.
(7日間で20ドルです。)

Okay, I’ll take it. Can I pay by credit card?
(それにします。クレジットカードで払えますか?)

Yes, credit card or cash is fine.
(はい、カードでも現金でも大丈夫です。)
\音声を聞く/
4. パスポートを提示する
多くの国では、SIMカードを購入する際にパスポートの提示が必要です。
スタッフはコピーを取ったり番号を控えたりするだけなので、手続きは数分で終わります。
\会話の例/

Could you show me your passport?
(パスポートを見せていただけますか?)

Here you are.
(はい、どうぞ。)
\音声を聞く/
5. 設定を希望する
SIMカードを購入したら、最後にスマホへの差し替えと初期設定が必要です。
スタッフは観光客の対応に慣れているので、お願いすればその場で設定してもらえます。
\会話の例/

Can you set it up for me?
(設定をお願いできますか?)

Of course. Please wait a moment.
(もちろんです。少々お待ちください。)
\音声を聞く/
旅行中に役立つSIMカードの英語フレーズ
海外旅行でSIMカードを使っていて何か問題が生じたら、すぐに街中の携帯ショップへ相談に行きましょう。
ここでは旅行中に知っておくと役立つ、シンプルな英語フレーズを紹介します。
1. 売り場を探す時
空港内には「Mobile Shop」や「Telecom Counter」などと書かれたカウンターがあります。
見つからない時は、近くにいるスタッフやインフォメーションで聞きましょう。

Where can I buy a SIM card?
(SIMカードはどこで買えますか?)
\音声を聞く/
2. eSIMがあるかを確認する時
近年は物理的なSIMカードに加えて、カードの差し替えが不要な「eSIM(イーシム)」を販売する空港も増えています。
eSIMなら、SIMカードの差し替えや紛失の心配がなく、購入後すぐに利用を開始できるのが大きなメリットです。また、複数のプランを切り替えやすいため、短期旅行や出張でも柔軟に使えます。
対応機種を持っている人は、取り扱いがあるかどうかを確認してみましょう。

Do you sell eSIMs?
(eSIMは販売していますか?)
\音声を聞く/
おすすめのeSIMは Saily(セイリー)

おすすめの海外向けeSIMは Saily(セイリー) です。世界的に有名なNordVPNを開発した会社が手がけており、安心感も抜群です。 アプリで簡単に購入・設定できるので、到着した瞬間からストレスなくインターネットにつながります。
画像の出典: Saily
3. スマホをWi-Fi代わりにできるか確認する時
海外で購入したSIMカードを入れたスマホを、ポケットWi-Fiのように使えると便利です。これを「テザリング」と呼びます。
たとえば、家族のスマホやタブレットをネットにつなぎたい時に役立ちます。
ただし国やプランによっては、テザリングが制限されていることもあるため、購入前に確認しておくと安心です。

Is tethering allowed?
(テザリングは使えますか?)
\音声を聞く/
4. 通信量が足りなくなった時
旅行中に「契約したデータ量を使い切ってしまった!」ということは珍しくありません。
そうした場合、SIMカードにデータを追加する「トップアップ(Top-up)」という方法があります。
街中の携帯ショップで伝えれば、手続きしてもらえますよ。

I’d like to top up my SIM card.
(SIMカードを追加したいのですが。)
\音声を聞く/
5. トラブルが起きた時
旅行中に「ネットにつながらない」「SIMを入れても圏外になる」といったトラブルが起きることもあります。
まずはスマホを再起動してみて、それでも改善しない場合は、街中の携帯ショップでスタッフに相談しましょう。

SIM card is not working. Could you check it?
(SIMカードが使えません。確認していただけますか?)
\音声を聞く/
インターネットがつながらなくなった場合は、”The internet is not working. ” と言って相談しましょう。
まとめ:基本フレーズをおさえてスムーズにSIMカードを購入しよう
海外でSIMカードを買う時は、携帯ショップでの手続きの流れを理解しておくと安心です。
さらに、通信量の追加やトラブル時に使える英語フレーズを覚えておけば、万が一の時も落ち着いて対応できるでしょう。
SIMカードがあれば、地図検索や連絡もスムーズになり、旅先で行動できる範囲がぐっと広がります。
この記事で紹介した基本フレーズを活用して、より快適な海外旅行を楽しんでください。
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