海外でタクシーに乗る時の英語フレーズと困った時の対処法

海外で初めてタクシーを利用する時「ちゃんと目的地を伝えられるかな?」「料金でトラブルになったらどうしよう。」と不安になりますよね。

私も初めてイギリスでタクシーに乗った時、目的地をどう説明してよいのかわからず、焦った経験があります。

しかし、何度かタクシーを利用するうちに、「この場面ではこのフレーズ」という定番のやり取りがあることに気づきました。

この記事では、タクシーに乗る時の基本的な会話例や、トラブル時にそのまま使える英語フレーズをシーン別に紹介します。

安心してタクシーで移動できるよう、一緒に準備していきましょう!

タクシーで目的地まで行く時の流れ3つのステップと会話例

ここでは、運転手とのやり取りで使える会話例を交えながら、乗車から降車までの流れを3ステップで紹介します。

ステップに沿って伝えれば、スムーズに目的地にたどり着けますよ。

ステップ1:目的地を伝える

アメリカやイギリスなどの国では、タクシーのドアは自分で開けて乗り、自分で閉める習慣があります。

乗車したら、目的地を伝えましょう。

\会話の例/

運転手
運転手

Where are you going?

(どちらまで行きますか?)

あなた
あなた

I’d like to go to Central Park.

(セントラルパークに行きたいです。)

\音声を聞く/

渋滞や到着時間が気になる時は、”How long will it take?(どのくらいかかりますか?)”と聞きましょう。

有名なホテルや観光名所であれば、建物名だけで伝わるでしょう。

ただし、地元の人しか知らないようなカフェや個人宅などは、住所をはっきりと伝えましょう。

近くの大きな通りや目印を補足するとスムーズに伝わります。

  • 123 Main Street, near 4th Avenue. (メインストリート123番地、4番街の近くです。)
  • It’s near the post office on Oak Street. (オーク通りの郵便局の近くです。)

不安な時はGoogle Mapsなどを使って、目的地を見せながら伝えましょ

ステップ2:降ろしてほしいことを伝える

目的地に近づいたら、タクシーを止めてもらうタイミングをはっきりと伝えましょう。

\会話の例/

あなた
あなた

Could you stop here, please?

(ここで止めてくれますか。)

運転手
運転手

Sure.

(かしこまりました。)

\音声を聞く/

ステップ3:支払いを済ませてタクシーを降りる

目的地に到着したら、メーターに表示された金額を確認し、支払いを済ませましょう。

\会話の例/

あなた
あなた

How much is it?

(おいくらですか?)

運転手
運転手

It’s 18 dollars.

(18ドルです。)

あなた
あなた

Here you go.

(どうぞ。)

\音声を聞く/

領収書をお願いするときは、 “Receipt, please.” と言えば伝わります。

アメリカ・カナダなどの国では、運転手にチップを渡すのががマナーとされています。料金の15〜20%を上乗せするのが一般的です。

たとえば、料金が18ドルの時は20ドルを渡し、”Keep the change. (おつりは結構です。)”と伝えてチップ込みで払います。

渡航先にチップの習慣があるかどうか、事前に調べておきましょう。

タクシーに乗る前に役立つ英語フレーズ

ここでは、タクシーの乗車前に役立つフレーズを紹介します。

乗る前に知っておくべきポイントを把握しておけば、ぼったくりやトラブルに遭うリスクを減らせますよ。

①タクシー乗り場はどこか尋ねる時

タクシー乗り場の場所がわからない時は、周囲の人に以下のように尋ねましょう。

あなた
あなた

Where is the taxi stand?

(タクシー乗り場はどこですか?)

\音声を聞く/

②ホテルでタクシーを予約する時

ホテルで配車を依頼すると、提携しているタクシー会社に依頼してくれるため、ぼったくりの被害に遭うリスクが減ります。

あなた
あなた

I’d like to book a taxi, please.

(タクシーを予約したいです。)

\音声を聞く/

多くの観光地では、「Uber(ウーバー)」や「Grab(グラブ)」などのアプリケーションを使ってタクシーを呼ぶのが主流となっています。

特に海外旅行が初めての方にとって、以下の点で安心です。

  • 目的地を指定できる
  • 料金が表示される
  • 運転手の名前や評価がわかる
  • 到着予定時刻がわかる

③配車したタクシーかどうかを確認したい時

乗車する前に、配車したタクシーと同じ車両ナンバー・車種かどうかをチェックしましょう。

また、予約名を伝えて確認しましょう。

あなた
あなた

Is this the taxi for Yuki Tanaka?

(田中ユキの予約したタクシーですか?)

\音声を聞く/

一部の国や地域では、ライセンスを持たない一般の車がタクシーを装い、観光客に声をかけてくることがあります。

非公認タクシーの特徴は以下のとおりです。

  • 車体に会社名・登録番号がない
  • メーターが設置されていない
  • 乗車前に料金を要求してくる

安全にタクシーを利用するためにも、以下のポイントをおさえましょう。

  • 配車アプリケーションで予約する
  • ホテルや空港のタクシー乗り場を利用する
  • 乗車前にナンバープレートや社名を確認する

タクシー内でのトラブルを解決する英語フレーズ

タクシーに乗っていると、予期せぬ事態に遭遇することもあります。

しかし、トラブル例やその時に使える英語フレーズを知っておけば、落ち着いて対応できますよ。

①英語が聞き取れない時

運転手の英語が聞き取れないときは「ゆっくりと話してほしい」とお願いしましょう。

あなた
あなた

Could you speak more slowly?

(もう少しゆっくりと話してくれますか?)

\音声を聞く/

②メーターを使っていない時

アジアなどの一部の国の観光地では、タクシーにメーターがついていても、実際には使われないことがあります。

その場合は運転手の言い値で料金が決まり、相場より高額な金額を請求されることもあるため注意が必要です。

カナダ政府の海外安全情報サイトでも、一部の国のタクシー利用について次のような注意喚起が記載されています。(一部省略)

Unlicensed vehicles (bearing black and white licence plates) … may not use meters.

非認可タクシー(黒白のナンバープレート)はメーターを使用しない可能性があるため注意が必要です。

引用:カナダ政府 海外旅行アドバイス

発車してもメーターが動いていない時は、以下のようにやさしく伝えましょう。

あなた
あなた

Could you turn on the meter?

(メーターを使っていただけますか?)

\音声を聞く/

③高額な料金を請求された時

料金が高すぎると感じた時は、すぐに支払わず理由を確認しましょう。

現地通貨に慣れていないと金額の感覚がつかみにくいため、事前に相場を確認しておくと安心です。

あなた
あなた

That’s more than I expected. Could you explain the charge?

(思ったより高いです。料金の理由を教えていただけますか?)

\音声を聞く/

④お釣りが返ってこない時

運転手が故意かうっかりか、お釣りを返してくれないこともあります。

あなた
あなた

Can I have my change, please?

(お釣りをいただけますか?)

\音声を聞く/

⑤遠回りをされた時

「明らかに遠回りされている気がする…」と気づいた時は、Google Mapsなどを使って、現在地から目的地へのルートを確認しましょう。

アプリケーションを見せながら伝えれば、こちらが最適なルートを把握していることが伝わります。

あなた
あなた

Could you take the shortest route?

(最短ルートで行ってもらえますか?)

\音声を聞く/

⑥急いでほしい時

予定に遅れそうな時は、やんわりと「急いでもらえますか?」とお願いしてみましょう。

あなた
あなた

I’m in a hurry. Could you please go faster?

(急いでいます。もっと速くしていただけますか?)

\音声を聞く/

⑦車内が暑い/寒い時

車内の温度が合わない時は、遠慮せずに運転手に伝えましょう。

あなた
あなた

It’s hot. Could you turn on the air conditioner?

(暑いです。エアコンをつけていただけますか?)

\音声を聞く/

寒い時は、”It’s cold. Could you turn off the air conditioner?(寒いです。エアコンを消していただけますか?)”とお願いしましょう。

⑧体調が悪くなった時

車内で体調が悪くなった時は、無理をせず運転手に伝えましょう。

あなた
あなた

I feel sick. Could you stop the taxi?

(気分が悪いです。タクシーを止めてもらえますか?)

\音声を聞く/

窓を開けても良いか尋ねる時は、”Can I open the window?”と聞いてみてください。

まとめ:会話のパターンをおさえて、安心してタクシーを使おう

この記事では、海外でタクシーを利用する際に役立つ英語フレーズを紹介しました。

タクシーに乗ってから降りるまでの会話の流れをイメージしておくと、運転手と英語でスムーズにやり取りできます

また、初めての海外でタクシーを利用する時は、以下のポイントをおさえましょう。

  • 現地通貨でのおおよそのタクシー料金の相場を把握しておく
  • ホテルフロントや配車アプリケーションを利用して予約する
  • 運転手がメーターを使っているかを乗車時に確認する

こうした準備をしておけば、トラブルを避けながら、安心してタクシーを利用できますよ。

ぜひこの記事を参考に、タクシーでの移動にチャレンジしてみてください。

海外で電車に乗ってスムーズに移動したい人は、以下の記事をご覧ください。
海外旅行でも困らない!駅や電車で使える英語フレーズ完全ガイド
安心してバスでの移動を楽しみたい人は、以下の記事をご覧ください。
海外でバスでの移動を楽しもう!役立つ英語フレーズ完全ガイド

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です