TOEICスコアが上がらない!5つの解決策

TOEICの点数に伸び悩んでいる人は多い。

筆者はTOEIC対策スクールを運営しているが、リスニングスコアが伸びない、リーディングスコアが低い、TOEICがスランプ状態…など、新規のお客様からたくさんの相談を受ける。

TOEICスコアが上がらない人の多くは、「音読のやり方」や「リスニングのコツ」など、スコアが伸びない原因をTOEICの技術論に求める事が多い。

しかし、これまで200名以上にTOEICを教えてきた筆者の観点では、スコアの上がらない原因は別にある。

端的に言えば、TOEICスコアが伸びないのは勉強の量と質が不足しているからである。勉強方法の些細な点よりも、学習方針そのものの最適化が必要なのだ。

実際、筆者のTOEICスクールでは、受講者に対して学習の抜本的な改善を行っている。その結果、短期集中プログラムで圧倒的な成果を出した。

TOEICスコアアップ事例

学生時代以来20年ぶりの英語学習だったが、2ヶ月半でTOEIC625点を取得した40代男性。

TOEICスコアアップ事例

1ヶ月半でスコアを100点上げ、その後TOEIC830点を取得した20代男性。

TOEICスコアアップ事例

リスニングセクションでほぼ満点の正答率を出し、TOEIC830点を取得した20代女性。

この記事では、TOEICスコアが上がらない主要な5つの原因と、その対処法を述べていきたい。

最後まで読み切れば、あなたがTOEICに伸び悩んできた根本原因がわかる。そして次に何をすればいいのかが明確になるだろう。

1. 勉強時間が不足している

次の表はTOEICスコアを上げるために必要な勉強時間を表している。

  目標スコア

現在のスコア

450 550 650 750 850 950
350 225 450 700 950 1,225 1,550
450 225 450 700 975 1,300
550 225 450 725 1,050
650 225 500 825
750 275 600
850 325

(出典: Saegusa 1985)

仮にあなたの現在のスコアが450点で、目標スコアが650点だとすれば、必要な学習時間は450時間である。

平日に毎日1時間、土日の両方を5時間ずつ英語学習に当てたら、週に15時間の学習機会を確保できる。これをコンスタントに続けられたとして、450時間達成には約8ヶ月が必要だ。

あなたは必要な勉強時間に到達しているだろうか? 自分なりの勉強量で満足していないだろうか? 普段は忙しいと言いながらゴールデンウィークに英語を休んでいないだろうか?

筆者の経験上、TOEICスコアに伸び悩む原因の9割は勉強量の不足である。

あなたがTOEICスコアを本気で上げたいと願うなら、生活における英語の優先順位を一時的に引き上げてみよう。人付き合い、飲み会、旅行など、コントロールできる余暇をいったん制限し、土日祝日も含めてTOEIC学習に集中すれば、見える世界は変わる。

2. 勉強に集中していない

TOEIC学習は量だけでなく質も重要である。

TOEICスコアに伸び悩む方の多くが、勉強中の集中力に欠けており、せっかくの学習時間を無駄に使っている。

あなたは次のような状態になっていないだろうか?

  • 勉強をしにカフェに行くが、学習よりもスマホを触っている時間が長い。
  • 勉強をはじめるとウトウトしてしまい、気がついたら居眠りをしている。
  • 勉強に集中できず5分から10分で飽きる。

集中力を持続できない場合、勉強量の上限を決めるのが良い。今日は30分だけ勉強すると決めて全力集中で取り組む。

貴重な時間を無駄にしないためにも、できるだけ学習の質を高める工夫をしよう。

学習時間と拘束時間の違い

13時から16時までカフェに滞在したら拘束時間が3時間と考える。目標達成に必要な学習時間は、注文してから席につく間、トイレに行く時間、スマホを触っている時間などを差し引いた実質の勉強時間である。

3. 解きやすいパートだけを学習している

TOEICはリスニングセクションとリーディングセクションの2科目から成る。

リスニングセクションはPart1からPart4の100問、リーディングセクションはPart5からPart7の100問、合計200問を解く。

Part1 写真描写問題 6問
Part2 応答問題 25問
Part3 会話問題 39問
Part4 説明文問題 30問
Part5 短文穴埋め問題 30問
Part6 長文穴埋め問題 16問
Part7 長文読解問題 54問

TOEICは解きやすいパートと解きにくいパートがある。

例えば、Part1(写真描写問題)、Part2(応答問題)、Part5(短文穴埋め問題)はどれも短文の英語を扱うので解きやすい。

一方、Part3(会話問題)、Part4(説明文問題)、Part6(長文穴埋め問題)、Part7(長文読解問題)は長文の英語を扱うので、練習をするのに手間と労力がかかる。

TOEICの点数が上がらない人は、解きやすいパートばかりを勉強し、解きにくいパートに手を付けていない傾向にある。

TOEICリーディングで点数が上がらないあなたは、いつも文法問題ばかりを解いていないだろうか? TOEICリスニングで点数が上がらないあなたは、いつも応答問題ばかりを解いていないだろうか?

学習内容の見直しが望まれる。

4. 問題集を十分に解いていない

市販のTOEIC教材には、大きく分けて参考書と問題集がある。

参考書とは各パートの解き方を解説する教材だ。600点対策などのレベル別に分かれていることが多い。

一方、問題集は設問解答を中心に学習する教材である。文法問題集、長文問題集、リスニング問題集など科目別に分かれていることが多い。

参考書の例 【新形式問題対応】TOEIC(R) L & R テスト 究極のゼミ Part 5 & 6
問題集の例 TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問

参考書と問題集は役割が異なる。参考書は解説を中心にTOEICを理解するコンセプトであり、問題集は解いて学ぶ形式である。

TOEICスコアに伸び悩む場合、参考書は丁寧に読むものの、問題集を使った練習が不足しているおそれが強い。参考書に付属している少量の設問に満足してはいけない。

あなたは問題集を何冊持っているだろうか? 十分な量の設問を解いているだろうか?

スコアの上がらない方は複数の問題集を用意し、まずは1,000問を解いてみよう。100問ではない、1,000問だ。

5. 本番試験対策を行っていない

TOEICはリスニング100問とリーディング100問を2時間連続で解く過酷な試験である。

練習では高得点が取れるのに、本番試験でスコアが上がらない原因は、本番試験対策を行っていないからである。あなたは「TOEIC試験当日が設問をもっとも多く解いた日」になっていないだろうか?

TOEICを受験する際は必ず本番試験対策をすることが望まれる。試験日が近づいたら、『公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 4』などの模試を用意し、リスニングセクションとリーディングセクションをそれぞれ連続で解く練習をしてみよう。

  1. リスニングセクションを100問連続で解く
  2. リーディングセクションを100問連続で解く
  3. リスニングとリーディングを200問連続で解く

各セクションを連続で解くと、パート別で練習していた時とは異なる発見がある。

例えば、リスニングセクションは集中力が切れやすいため、意識が途切れたことに気が付き、それをリカバリーする能力が大切だ。

TOEICをある程度勉強している人なら、学習時間の半分を本番試験対策に当てても良い。TOEICは知識よりも習熟度が大切と覚えておこう。

まとめ: TOEICスランプは解消できる

この記事では、TOEICスコアが上がらない5つの原因とその対処法を説明してきた。

内容をまとめると次のようになる。

  1. 勉強時間が不足している
  2. 勉強に集中していない
  3. 解きやすいパートだけを学習している
  4. 問題集を十分に解いていない
  5. 本番試験対策を行っていない

筆者の経験上、これら5つの問題点を適切に対処すればTOEICスコアは上昇基調に入る。成果が出るから学習が楽しくなり、さらに成果が出る…といった正のループに入るだろう。

トイグルでは他にも英語学習に役立つ記事を発信しているため、興味のある方はぜひお読みいただきたい。

Good luck!

1 Comment

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です