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試験前に必ず知っておくべきTOEIC時間配分のコツ

TOEICリーディングセクションにおいて、時間配分はスコアを左右する重要なスキルである。

受験経験のある方なら、リーディングセクションを最後まで解き終えられず、残り20〜30問を適当に「色塗り」してしまった経験があるはずだ。ゆっくり時間をかければ問題集を解けるのに、本番で思ったよりスコアが上がらないのは、時間配分のミスが原因である。

そこでトイグルでは、TOEICリーディングセクション時間配分の具体的方法を説明していこう。全パートの目安時刻、および各パートを時間内に解き終えるコツを解説する。

筆者はTOEICスクールを運営しているが、この方法を用いた指導を行ったところ、TOEIC経験ゼロの社会人学習者がPart7を最後まで解き終えられるようになり、3ヶ月の学習期間で600点を超える成果を出した。

この記事は本番直前にも有効なので、これから試験を受ける方もぜひ参考にしてほしい。

*筆者はTOEIC公開テストを毎試験受験し、最新の傾向と対策を研究しています。当エントリーはそれを踏まえ2018年4月に内容の一部を改訂しました。

1. TOEICリーディングセクションの時間配分

TOEICリーディングセクションは3つのパートからなる。

  • TOEIC Part5: 短文穴埋め問題
  • TOEIC Part6: 長文穴埋め問題
  • TOEIC Part7: 長文読解問題

これら3パートの合計は100問で、与えられる解答時間は75分(=1時間15分)。受験者はこの時間を自由に配分して解く。

しかし、リーディングは1問ずつ全力で解くと、多くの場合、Part7(長文読解)の後半で時間が足りなくなる。これはTOEICは目安として850点以上の英語力がないと最後まで解けないよう設計されているからである。

そこで意識したいのが時間配分である。パートごとに目安の時間を定め、本番中は常に時計を気にしながら解答を進める。

各パートに振り分ける時間は次のとおり。

  問題数 時間配分
Part5 30 10分
Part6 16 10分
Part7 54 55分
合計 100 75分

Part5とPart6はそれぞれ10分ずつ、合計20分で終了させる。設問数の最も多いPart7に55分間をかけ、全体を75分間で着地させる。

各パートを制限時間内に終えるポイントは「取捨選択」である。どのパートにも解きやすい問題と解きにくい問題があるが、設問を解いている時、時間がかかりそうだと思ったら潔く諦め、次の設問に進む。

多くの受験者は設問を捨てることに抵抗を持つだろう。ただ、正解の見込みが低い難問に手間をかけ、それが原因で時間が足りなくなって最後の20〜30問を「色塗り」するより、自分のレベルで解ける問題を確実に正解したほうが、結果的にスコアは上がる。

それでは、各パートはどのように進めていけばいいのだろうか? 以下、具体的な手法を説明していこう。

MEMO

TOEICはマークシート形式の試験である。捨てる問題のマークシートは空白にせず、見込みの高い選択肢を塗りつぶしておこう。

2. TOEIC Part5&Part6 時間配分のコツ

TOEIC Part5は短文穴埋め問題、TOEIC Part6は長文穴埋め問題である。

文章には空白が用意されている。与えられた4つの選択肢の中から、文法・意味的に最も適したものを選ぶ。

最近のTOEICリスニングセクションは46分間が多い。リスニングは13時00分から始まるので、Part5は13時46分から開始と考える。

TOEIC時間配分1

Part5とPart6は合計20分で解く。Part6が終わった段階で、時計が14時過ぎになっているのが理想だ。万が一20分を超えてしまうことがあっても、Part5&Part6に使える限度は最大25分と覚えておこう。

ここで、文法でスコアを稼ぎたいと思っている学習者の方は、Part5&Part6を20分で解くのに抵抗感を感じるだろう。

しかし、筆者のスクールの生徒様と実験したところ、Part5に割く時間を増やしても、正答数にさほど大きな影響はなかった。むしろ、30問だけのPart5に時間を使いすぎて、54問もあるPart7を犠牲にするほうが、全体のスコアにとってはマイナスである。

したがって、Part5&Part6は少しでも時間のかかる問題は飛ばし、とにかく終わらせることを優先する。Part7のために時間を温存させるパートと考えよう。

MEMO

TOEIC Part6の文章挿入問題は時間がかかるため、初級者・中級者の方は捨て問題にしても構わない。

3. TOEIC Part7 時間配分のコツ

Part7は長文読解問題である。15の長文に54の設問があり、55分間を使ってじっくりと解く。

目安は次の通り。

  文章数 問題数 時間配分
シングルパッセージ 10セット 29 25分
ダブルパッセージ 2セット 10 10分
トリプルパッセージ 3セット 15 20分

3-1. TOEIC Part7 シングルパッセージの時間配分

TOEIC Part7 シングルパッセージは、1つの文章を読んで2〜5の設問に答える問題である。

Part5&Part6は20分強だから、Part7 シングルパッセージはきりが良い14時05分から始めると仮定する。

TOEIC時間配分2

Part7シングルパッセージは10セットの文章に29問が用意され、これを25分間で解く。

Part7では設問と本文の順番が概ね一致する。例えば、次の文章に2つの設問があれば、設問1は文章上段から中段、設問2は文章中段から下段にヒントがあることが多い。

TOEIC Part7 シングルパッセージ

長い文章の問題も同じである。段落が5つで設問が5問なら、概ね1段落に1箇所のヒントが隠されていると目星をつけられる。このようにヒントを探しながら読めば、そうでない場合に比べ、解答時間が格段に速くなるだろう。

また、シングルパッセージには該当しないものを探す「NOT問題」と、指定された文を入れる「文章挿入問題」があるが、これらは時間がかかるので、初級者・中級者の方は捨て問題にして構わない。

シングルパッセージを25分で解くのは至難の業だが、14時30分までに終わらせないとダブル・トリプルパッセージに時間を残せない。「目星をつける→読む→答える/捨てる」を高速で進めよう。

(もちろん、設問と本文の順番が常に一致するとは限らない。ただ、筆者の経験上、8割近い設問は期待通りの位置にヒントが隠されている)

3-2. TOEIC Part7 ダブル&トリプルパッセージの時間配分

ダブルパッセージは2つの文章を、トリプルパッセージは3つの文章を同時に読み、それぞれ5つの問に答える問題である。

シングルパッセージを終わらせ14時30分になったらダブル&トリプルパッセージに移行する。

TOEIC時間配分3

ダブルパッセージは2セット10問、トリプルパッセージは3セット15問あり、これを残りの30分で解く。

ここでも設問と本文の順番は一致することが多い。1問目は文章1の上部、2問目は文章1の下部、3問目は文章2の上部… と、順番通りにヒントがあると予想できる。

ただし、ダブル&トリプルパッセージでは2つの文章を参照する問題が出題される。また、トリプルパッセージでは、3つの文章を参照する問題が、1セットにつき1問程度出題される。

筆者の経験上、ダブル&トリプルの各セットにて、1問目はたいてい1文章のみを参照する問題である。2問目も1文章のみから出ることが多く、3問目は半々くらいの確率で2文章参照問題が出る。

初心者の方は1文章参照問題を中心に進める。また、ダブル&トリプルパッセージには語彙問題が出題されるが、これは時間がかからないので、サクッと解きたい。

これらの戦略を実施できれば、リーディングセクションを75分で解き終えられる。15時01分に試験終了だ。

TOEIC時間配分4

4. まとめ

当エントリーでは、TOEICリーディングパートの時間配分について解説してきた。

850点未満のレベルでは、すべての問に100%の力をかけられないことを前提として、スコアを最大化する戦略を述べた。

*当記事を読んでもっと知りたいと思った方は、次のエントリーも参考にされたい。

Good luck!

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