はじめてのTOEICを成功させる10のポイント

TOEIC(トーイック)は日本でもっとも人気のある英語の資格試験である。

TOEICに興味のあるあなたは、次のような疑問をお持ちではないだろうか?

  • はじめてのTOEICで何をやればいいのかわからない…
  • 英語を学ぶのは学生時代以来10年ぶりだが、TOEICなんてできるのだろうか…
  • TOEIC初心者にも続けられる勉強法を知りたい…

はじめてのTOEICを成功させる鍵は、正しい情報を入手することである。誤った学習方法を元にいくら勉強しても「無駄な努力」に終わってしまう。

そこでトイグルでは、TOEICをはじめて受験する方のために、スコアアップに必要な知識を10のポイントにまとめた。この記事を読めば、はじめてのTOEIC学習で成功する具体的筋道が明らかになるだろう。

*筆者はTOEIC公開テストを毎回受験し最新の傾向を研究しています。当エントリーはそれを踏まえて、2018年4月に内容を全面改定しました。

1. はじめてのTOEICで625点を取得した事例

TOEIC対策のイメージを掴んでいただくため、20年ぶりの英語でTOEIC625点を取得した、社会人学習者のインタビューを紹介しよう。

TOEICスコアアップ事例

私は金融機関に務める40代(男性)です。会社の人事評価でTOEIC600点が必要なので、キャリアアップを目的にTOEICをはじめました。

仕事で英語を使うことはないので、英語学習は学生時代以来20年ぶりでした。特にリスニングに苦手意識を持っていたので、トイグルに相談してTOEIC学習を開始しました。

約2.5ヶ月の期間で、スコアを伸ばす総合的な学習を行いました。具体的には、単語帳を使った単語学習、ディクテーションによる音声の書き取り、問題集のやり込みなどです。

平日は仕事帰りに1〜2時間、土日は多い時で7時間近くの勉強ができました。目標を上回る625点を取得できたことに、大変驚いています。

社会人が成果を出すには、TOEICはダラダラやらない、短期集中で一気にやる、これにつきると思います。

TOEICスコアアップ事例

インタビューの本編はこちらに掲載している。

2. TOEICで最初にやるべきことは問題形式の理解

TOEICはリスニングセクションとリーディングセクションの2科目の試験である。それぞれ100問ずつ、合計200問を解く。

  • TOEIC L&R Test = リスニング100問+リーディング100問

試験時間はリスニングセクションが約46分間、リーディングセクションは75分間で、合計が約120分間(=約2時間)。途中の休憩はない。

リスニングセクションはPart1からPart4の4パートで構成される。

Part1 写真描写問題 6問
Part2 応答問題 25問
Part3 会話問題 39問
Part4 説明文問題 30問
合計 100問

リーディングセクションはPart5からPart7の3パートで構成される。

Part5 短文穴埋め問題 30問
Part6 長文穴埋め問題 16問
Part7 長文読解問題 54問
合計 100問

はじめてのTOEIC学習は、問題形式を覚えるところからはじめよう。TOEICをよく知ることが、スコアを上げる第一ステップである。

3. TOEICがはじめての方におすすめの参考書

マンガで攻略! はじめてのTOEIC(R)テスト 全パート対策【CD無しバージョン】

TOEIC各パートの出題傾向を知るには、参考書を使うと良い。『マンガで攻略!はじめてのTOEICテスト全パート攻略』は濱崎潤之輔氏によるTOEIC入門書。解き方をわかりやすく学べる。

初心者の方は最初に本書を購入し、1冊をじっくりやり込もう。全体像がある程度わかったら他の教材を使い、各パートの専門的な練習に入ると良い。

4. TOEIC勉強法の王道は「設問解答→復習」

TOEIC勉強法の王道は、問題集を使った「設問解答→復習」である。

  1. 市販のTOEIC問題集を解く。
  2. 解答編を見て丸つけを行う。
  3. 不正解だった問題の理由を分析する。

ここで重要なのは、問題集を解きっぱなしで終えないことだ。設問を解いた後、不正解だった問題、あるいは正解だったが自信のなかった問題を丁寧に復習する。

例を見てみよう。

TOEICリーディングの復習

TOEICは出題パターンがある程度一定なので、この「設問解答→丸つけ→不正解の分析」を繰り返すことで、スコアアップが期待できる。全パートで実施したい。

5. TOEICスコアアップに必要な3つの力

トイグルでは、TOEICスコアアップには3つの力が必要と考えている。

TOEICスコアアップに必要な3つの力

英語力とはリスニング・リーディング・単語・文法など、英語そのものに関する能力である。英語力を上げる主な勉強法に、音読、多読、精読、シャドーイングなどがある。

試験対策力とは各パートの出題傾向、解き方、コツなど、TOEICテストそのものに関する理解を指す。試験対策力は参考書を読んだり問題集を解くことで向上する。

本番力とは実際の試験で120%の実力を発揮する力である。「慣れ」と言い換えてもいいだろう。公式問題集等で事前に練習できる。

TOEICスコアアップに必要な3つの力 - 勉強法

仮に6ヶ月間でTOEICスコアアップを目指すなら、最初の3ヶ月は英語力と試験対策力を伸ばす勉強をする。問題集を書い、設問を解き、わからない単語を覚え、必要に応じてシャドーイングなどのトレーニングも行う。

次の3ヶ月間は、英語力と試験対策力も伸ばしつつ、本番力を高められると良い。公式問題集を使って、リスニング/リーディングの両セクションを連続で解く。集中力や時間配分の練習になるだろう。

6. TOEIC公式問題集の使い方

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 3

TOEIC試験は問題用紙の持ち帰りを禁止しているため、過去問が存在しない。代わりに「公式問題集」を使えば、本番同様の質で練習できる。

公式問題集の特徴は次のとおり。

  • リスニング100問+リーディング100問の2セットが収録されている
  • 公式機関が作成しているため設問のクオリティーが高い
  • 難易度は本番レベル。解説は最小限につき「解いて学ぶ」

TOEICがはじめての方にとって、公式問題集はややレベルが高く感じられるかもしれない。先ほど紹介した別の問題集を使い、英語に慣れた後、公式問題集を解きたい。1冊を丁寧に仕上げれば、英語力の向上が実感できるだろう。

7. TOEICは合否ではなくスコアで結果が表示される

ここから、TOEIC試験の仕組みについて説明しよう。

TOEICはレベルごとに設問が分かれておらず、初心者から上級者まで全員が同じ試験を受ける。TOEICの結果は合否ではなく、スコアで表示される。

TOEICスコアの最低は10点、最高は990点満点となる。

TOEICの配点

8. TOEICの平均点は580点

日本人のTOEIC平均点は約580点である。リスニングセクションの平均点は318点、リーディングセクションの平均点は262点なので、リスニングのほうが平均スコアが高い。

2016年度の日本のTOEIC受験者数は250万人を越した。社会人と学生を比べると、社会人のほうが平均点がやや高い。1つの目安として覚えておこう。

TOEICスコアの平均

筆者注: 本データの「学生」は大学生だけでなく、小学生・中学生・高校生・短大生・大学院生・専門学校生等を含む。

9. TOEICの600点は英検2級レベル

TOEIC試験の難易度は、私たちに身近な実用英語技能検定(英検)と比較すると、わかりやすい。

次のグラフは、英検とTOEICスコア換算の目安を表している。

英検とTOEIC

英検準2級におけるTOEICスコアの目安は402点、2級は527点、準1級は713点、1級は955点となる。あなたがTOEIC600点を目標とするなら、レベルは英検2級から準1級の間くらいと考えられる。

筆者注: TOEICと英検は試験内容が異なるので、級とスコアが完全に一致するわけではありません。また、本データは受験者の自己申告が元になっています。参考程度にお使いください。

10. 目標TOEICスコアを決める目安は勉強時間

TOEIC受験に興味を持ったら、目標スコアを決めていこう。TOEICは勉強時間とスコアの間に関連性があるから、そこから逆算して目標スコアを立てられる。

次の表は縦軸が現在のTOEICスコア、横軸が目標スコアを表す。2つの軸が交わる点が、そのスコアを達成するために必要な勉強時間だ。

  目標スコア

現在のスコア

450 550 650 750 850
350 225 450 700 950 1,225
450 225 450 700 975
550 225 450 725
650 225 500

(出典: Saegusa 1985)

例えば、現在のスコアが450点の学習者が650点を目指すなら、必要な勉強時間は450時間だ。月に50時間の学習時間を確保できたとして、それをコンスタントに続けて9ヶ月必要ということになる。

TOEIC学習を始める時は、この表を目安にして、現実的な目標を立てていきたい。

*まとめ: あなたはなぜTOEICをはじめるのか?

これまで、はじめてのTOEICに必要な10のポイントを紹介してきた。

ところで、あなたがTOEICをはじめる理由は何だろうか?

会社の査定や転職など、英語がキャリアアップにつながるのであれば、TOEICは自分への投資である。

将来英語を使った仕事をしたいなら、TOEICを英語力向上のマイルストーンとして使うのもありだろう。その場合、TOEICは夢を実現する手段である。

明確な理由はないが、自己啓発の一環として英語を勉強する方もいるかもしれない。TOEICでスコアが上がれば、あなたの人生に大きな成功体験をもたらすだろう。

どちらの場合も、TOEICは単なる英語の試験を超え、最終的には人生の質の向上につながると、筆者は信じている。もしTOEICを初めるなら、全力で取り組み、良い成果を出したい。

TOEIC学習とは、私たちの人生の質を向上させるものである。

(トイグル)

トイグルでは、他にも様々なTOEIC勉強法を紹介している。気になった方はぜひ見てほしい。

Good luck!

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