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英語の数詞とは、数をあらわす語である。
たとえば、one(1つの)、two(2つの)、three(3つの)やfirst(第1の)、second(第2の)、third(第3の)などが数詞である。
英語を勉強しているあなたは、次のような疑問を持っていないだろうか?
- 英語の数字の読み方がわからない…
- oneとfirstの使い分け方は…?
- two of the booksとtwo booksの違いは…?
そこでトイグルでは、英語の数詞について詳細を解説していく。学習の参考になるはずだ。
1. 英語の数詞一覧
英語の数詞には、大きく分けて基数詞と序数詞の2つがある。
基数詞は数量をあらわすもので、one、two、threeなどが該当する。序数詞は順序をあらわすもので、first、second、thirdなどが該当する。
以下、数詞一覧と読み方のポイントを紹介していこう。
1-1. 基数詞: one, two, three…
基数詞 | |
---|---|
0 | zero |
1 | one |
2 | two |
3 | three |
4 | four |
5 | five |
6 | six |
7 | seven |
8 | eight |
9 | nine |
10 | ten |
11 | eleven |
12 | twelve |
13 | thirteen |
14 | fourteen |
15 | fifteen |
16 | sixteen |
17 | seventeen |
18 | eighteen |
19 | nineteen |
20 | twenty |
30 | thirty |
40 | forty |
50 | fifty |
60 | sixty |
70 | seventy |
80 | eighty |
90 | ninety |
100 | a hundred |
1,000 | a thousand |
10,000 | ten thousand |
100,000 | a hundred thousand |
1,000,000 | a million |
10,000,000 | ten million |
100,000,000 | a hundred million |
1,000,000,000 | a billion |
10,000,000,000 | ten billion |
100,000,000,000 | a hundred billion |
1,000,000,000,000 | a trillion |
- 0はzeroと読むのが普通だが、アメリカ英語ではnaught、イギリス英語ではnoughtと言うことがある。
- 1から12までは、それぞれone、two、three…twelveといった固有の形がある。13から19までは-teenの形を取る。20から29までは-tyの形を取る。
- 100をあらわす時はa hundredとone hundredの両方が可能。oneを使ったほうが形式張った言い方になる。1,000の位以降も同様。
- 100の位の数が2以上でも、数詞は複数形にしない。200はtwo hundredと読む(two hundredsは誤り)。
- 1,200はone thousand (and) two hundredと読むが、twelve hundredと言うことがある。
1-2. 序数詞: first, second, third…
序数詞 | |
---|---|
1st | first |
2nd | second |
3rd | third |
4th | fourth |
5th | fifth |
6th | sixth |
7th | seventh |
8th | eighth |
9th | ninth |
10th | tenth |
11th | eleventh |
12th | twelfth |
13th | thirteenth |
14th | fourteenth |
15th | fifteenth |
16th | sixteenth |
17th | seventeenth |
18th | eighteenth |
19th | nineteenth |
20th | twentieth |
30th | thirtieth |
40th | fortieth |
50th | fiftieth |
60th | sixtieth |
70th | seventieth |
80th | eightieth |
90th | ninetieth |
100th | (one) hundredth |
1,000th | (one) thousandth |
10,000th | ten thousandth |
100,000th | (one) hundred thousandth |
1,000,000th | (one) millionth |
10,000,000th | ten millionth |
100,000,000th | (one) hundred millionth |
1,000,000,000th | (one) billionth |
10,000,000,000th | ten billionth |
100,000,000,000th | (one) hundred billionth |
1,000,000,000,000th | (one) trillionth |
- 1番目、2番目、3番目をあらわすには、first、second、thirdといった固有の形がある。4番目以降は語尾に-thをつけてあらわす。
2. 基数詞の使い方
基数詞は形容詞用法、名詞用法、副詞用法の3つがある。
それぞれを例とともに説明していこう。
2-1. 基数詞の形容詞用法
基数詞を形容詞として使う場合、もっとも基本的なのは名詞の修飾である:
- (1) I have two computers. (2台のコンピュータを持っています)
名詞を特定する場合、定冠詞theをつけられる:
- (2) These are the ten best documentaries. (これらは10の最高のドキュメンタリーです)
allをつける場合、「all+the+基数詞+名詞」の語順になることに注意したい:
- (3) All the three volunteers had a wonderful weekend. (3人のボランティアは皆、素晴らしい週末を過ごした)
定冠詞theの代わりに、所有格の代名詞や指示代名詞を用いることもできる:
- (4) My two daughters live with me. (2人の娘と一緒に住んでいる)
- (5) After those seven days, the fine of $1,000 would start. (その7日後には1,000ドルの罰金が始まるだろう)
基数詞を名詞の前に用いる場合、意味的に複数であっても、単数形にする:
- (6) Four hundred students attended the meeting. (400人の学生たちが会議に参加した)
形容詞用法の基数詞を修飾するのは、当然、副詞である:
- (7) Rawhide Lake is approximately ten kilometers long. (ローハイド湖は約10キロの長さです)
2-2. 基数詞の名詞用法
基数詞を名詞として使う場合、ofやinをつけるのが一般的である:
- (8) Four of the players left the game. (4人の選手が退場した)
- (9) One in ten people live on an island. (10人中1人が島に住んでいる)
hundreds of(何百という)、thousands of(何千という)、millions of(何百万という)などは、漠然としたたくさんの数をあらわす:
- (10) Millions of people are shopping online. (何百万もの人がオンラインで買い物をする)
- (11) We spend tens of thousands of dollars every month. (毎月、何万ものお金を使っています)
基数詞を名詞として複数形で用いることで、「…歳代」や「…年代」の意味になることがある:
- (12) William is in his late twenties. (ウィリアムズは20代後半です)
- (13) I lived in Saskatoon in the nineteen-sixties. (1960年代にサスカトゥーンに住んでいた)
基数詞を単体で用いる場合、主として不可算名詞扱いとなる:
- (14) Nine is my lucky number. (9は私のラッキーナンバーです)
ただし、基数詞を複数名詞として用いることもある:
- (15) They are grouped in threes. (彼らは3人のグループに分けられました)
2-3. 基数詞の副詞用法
基数詞は副詞として使うことができる:
- (16) He would not sit thirteen to dinner. (彼は13人で食卓につくことを嫌がった)
(ロイヤル英文法)
3. 序数詞の使い方
序数詞は形容詞用法、名詞用法、副詞用法の3つの使い方がある。
それぞれを例とともに説明していこう。
3-1. 序数詞の形容詞用法
序数詞は形容詞として使うことができる。
序数詞は「…番目のX」の意味で、名詞を修飾できる。名詞を「特定」するので、定冠詞theをつける:
- (17) The third floor has a large bedroom. (3階には大きな寝室があります)
「特定」は所有格の代名詞によっても可能である:
- (18) English is my second language. (英語は私の第二言語です)
不定冠詞a/anをつけると、anotherと同義で、「もう1つの」の意味になる:
- (19) Both teams have a second chance. (両チームともセカンドチャンスがあります)
形容詞の序数詞は、補語の位置にも置かれる:
- (20) Williams is first among sixth men. (ウィリアムズは6人中の第1位です)
3-2. 序数詞の名詞用法
序数詞は名詞として使う場合、theをつけることが一般的である:
- (21) Today is the 22nd of December. (今日は12月22日です)
3-3. 序数詞の副詞用法
序数詞は副詞として使うことができる。
次の例では、序数詞が述語動詞を修飾する副詞として使われている:
- (22) I first heard a strange noise. (私は最初に異音を聞いた)
次の例では、序数詞が最上級の形容詞を修飾している:
- (23) Los Angeles is the second largest city in the U.S. (ロサンゼルスはアメリカで2番目に大きな都市です)
First, Second, Third…のように、序数詞が連結詞のように使われることもある:
- (24) First remove the cake from the oven. (はじめにケーキをオーブンから取り出してください)
4. まとめ
この記事では、英語の数詞について詳細を解説してきた。
内容をまとめると次のようになる:
- 数詞には基数詞と序数詞がある
- 基数詞は数量をあらわす
- 序数詞は順序をあらわす
- 数詞は形容詞用法、名詞用法、副詞用法がある
- 基数詞と序数詞を同時に用いる場合、<序数詞+基数詞>の語順になる。
トイグルでは他にも、英文法に関する記事を執筆している。興味のある方はぜひご覧いただきたい。
Good luck!
「私は昨日、二台目の車を買った」をネットで調べると、以下の2つが出てきます。
1. I bought the/my second car yesterday.
2. I bought a second car yesterday.
どちらが正しいのでしょうか?
>ハマダ様
ネイティブチェックをしたわけではないので断定的なことは言えませんが、おそらく、1と2のいずれも通じるものと思います。
1のmy second carとするのが自然ですね。the second carとすると、「その2台目の車」の意味で、前の文脈が必要になります。
2に関しても、聞き手との相互了解が出ていないという前提なら、十分可能です。
I want a second chance. (もう一度チャンスが欲しい) のような例と同じですね。
ありがとうございます。
もう一つの質問についてもお答え頂き、本当にありがとうございます。
質問1:以下のような理解で正しいでしょうか
・bought my second car で「二台目の車を買った」とするのが一番適切
・前の文脈で触れていて、共通理解があるなら、the second car も可能
・逆に、前の文脈で触れておらず、共通理解がないなら、a second car も可能
質問2:
I bought my second car. 「私は二台目の車を買った」
→ここでの my second car とは、私が購入したことによって、a car が「私の二台目の車」になったということ
I bought his car yesterday.「私は彼の(所有する)車を買い取った」
→ここでの his car は、その時点での「彼の(所有する)車」という意味で、それを私が購入したということ
このように違いがあり、日本語からすると違和感を覚えるのですが、何か文法的理解はありますか?それとも慣れるしかないのでしょうか
>ハマダ様
ご質問1ですが、ご認識のとおりです。
ご質問2ですが、これは文構造的に判別するのは難しいので、あくまで文の意味から捉える他ありません。
his carは「彼がもともと所有していた車を買って自分のものにした」と「彼がその時点では所有していなかったものの、私が買ったことで結果的に彼の車になった」の両方の解釈があり得ます。
教えて頂き、本当にありがとうございます。