海外旅行中のショッピングで試着してみたいと思っても、「英語でどう言えばいいの?」「試着した後に断るのが気まずいかも…」と戸惑う人も多いでしょう。
筆者もアメリカのショップで「試着したい」と言い出せず、買ったパーカーが少しきつくて「やっぱり試着すればよかった」と後悔した経験があります。
その後、20か国以上で買い物をする中で、試着時の会話にはどの国でも共通する基本パターンがあることに気づきました。
この記事では、「試着したい」と伝える時や、試着後にスムーズにやり取りするための英語フレーズを紹介します。
海外での買い物を楽しみつつ、納得のいく商品が手に入れられるように、一緒に準備していきましょう。
試着でよく使う英語フレーズ
ここでは、店員に「試着したい」と希望を伝える時の英語表現を紹介します。
また、気に入った時や購入を見送る時に使える定番フレーズも押さえておきましょう。
①試着しても良いか確認する時
試着したいと思ったら、遠慮せずに店員に声をかけてみましょう。
日本とサイズ表記が異なる場合もあるため、実際に着て確認することをおすすめします。
\会話の例/

Can I try this on?
(これを試着してもいいですか?)

Sure, the fitting room is over there.
(もちろんです。試着室はあちらです。)
\音声を聞く/
服や帽子、メガネ、アクセサリーなど、体につけて確認するものにはすべて” Can I try this on? ”のフレーズが使えます。
店員側から”Would you like to try it on?(試着されますか?)”と聞かれたら、”Yes, please.(はい、お願いします。)”と答えましょう。
②購入する場合
試着が終わると、店員から声をかけられることがあります。
気に入った場合は「これにします。」と伝えましょう。
\会話の例/

How is it?
(いかがですか?)

It looks good. I’ll take this.
(良い感じです。これを買います。)
\音声を聞く/
新品の商品が欲しい時は、”Do you have a new one?” と聞いてみましょう。
③購入しない場合
試着して気に入らなかった時は、無理に買う必要はありません。
以下の定番フレーズを使えば、気まずくならずに断れます。
\会話の例/

Do you like it?
(気に入りましたか?)

It’s nice, but I’ll think about it.
(すてきですが、ちょっと考えてみます。)
\音声を聞く/
他の商品に変更したい時に使える英語フレーズ
ここでは、サイズ・色・柄の違う商品に変更したい時に使える英語フレーズを紹介します。
これらの表現を知っておくと、自分の好みにあった商品を選べるようになりますよ。
①サイズを変更したい時
試着してサイズが合わないと感じたら、遠慮せずにサイズ違いをお願いしましょう。

Do you have this in a larger size?
(これの大きいサイズはありますか?)
\音声を聞く/
「少し小さいサイズ」を頼みたい時は、”Do you have this in a smaller size?” と伝えましょう。
アメリカやヨーロッパでは、日本のサイズ表記と異なる場合があるので注意しましょう。
たとえば日本のMサイズは、ほかの国のSサイズに近いケースもあります。
海外サイズの目安を知りたい時は、eBay公式サイトのサイズ換算表をご覧ください。
世界中の販売者と購入者が利用しており、国ごとのサイズ対応が一覧で確認できますよ。
②色を変更したい時
試着して「別の色も見てみたい」と思ったら、店員に色違いがあるかどうか聞いてみましょう。

Do you have this in another color?
(この別の色はありますか?)
\音声を聞く/
ほしい色が決まっている時は、Do you have this in red?(この赤はありますか?)など、具体的に言うとスムーズです。
③柄を変更したい時
サイズや色は気に入ったけど「違う柄も見てみたい」と感じたら、以下のフレーズを使いましょう。

Do you have this in another pattern?
(これの別の柄はありますか?)
\音声を聞く/
具体的に柄を指定する時は、Do you have this in striped? (これのストライプ柄はありますか?)と聞いてみましょう。
- checked(チェック柄)
- polka dots (水玉模様)
- floral(花柄)
- plain(無地)
試着の前後で役立つ英語フレーズ
海外のショップでは、試着に関するルールやサービスが日本と少し違うことがあります。
ルールを理解したうえで問いかけると、店員とのやり取りもスムーズになりますよ。
①試着室の場所を尋ねる時
店内の試着室の場所がわからなければ、店員に以下のように聞いてみましょう。

Where is the fitting room?
(試着室はどこですか?)
\音声を聞く/
試着室をアメリカ英語では”fitting room”、イギリス英語では”changing room”と言います。
②試着枚数に制限があるか聞く時
国やショップによっては、盗難防止のために試着できる枚数が決まっていることがあります。
もし何枚まで持ち込めるのか分からない時は、店員に確認してみましょう。

How many items can I take in?
(何枚まで持ち込めますか?)
\音声を聞く/
③裾直しのサービスがあるか確認する時
気に入ったパンツを見つけても、買ったお店で裾直しをしてくれるとは限りません。
海外では、有料サービスだったり、仕上がりまで数日かかったりすることもあります。
旅行中に買い物をする場合は、帰国までに間に合うかを確認しておくと安心です。

Do you offer hemming service?
(裾直しのサービスはありますか?)
\音声を聞く/
まとめ:スムーズに試着のやり取りをして買い物を楽しもう
この記事では、試着にまつわる英語フレーズを紹介しました。
英語圏のショップで買い物する時は、以下の基本フレーズを覚えておくと安心です。
- Can I try this on? (これを試着してもいいですか?)
- I’ll take this. (これを買います。)
- I’ll think about it.(考えてみます。)
さらに、サイズや色、柄などを変更したいことを伝える表現も知っていれば、自分好みの商品を納得して選べるでしょう。
ぜひこの記事で紹介したシンプルなフレーズを使って、海外でのショッピングを楽しんでください。
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