英語を学んでいると、whatever(…するものは何でも)、whoever(…する人は誰でも)、whenever(…する時はいつでも)などの使い方に苦戦することが多いです。
あなたは次のような悩みを持っていないでしょうか?
- -everの使い方がわからない
- TOEIC文法問題で-everが問われる問題が苦手
- 英会話で-everをよく聞くが、使いこなせない
そこでトイグルでは、-everに関連する語の使い方をまとめました。例文を豊富に用いたので、学習の参考になるはずです。
1. 複合関係代名詞の使い方
複合関係代名詞にはwhatever、whoever(whomever)、whicheverの3種類があります。
それぞれ、名詞節を導く場合(名詞用法)と副詞節を導く場合(副詞用法)があります。意味の違いは次のとおりです:
| 名詞用法 | 副詞用法 | |
| whatever | …するものは何でも | 何が…しようとも |
| whoever | …する人は誰でも | 誰が…しようと |
| whichever | (限られた候補のうち)…するどれでも・どちらでも | どれが・どちらが…しようとも |
詳細を見ていきましょう。
1-1. whatever
- (1) Whatever happens is being carefully watched. (起こることは何でも注意深く観察されている)
- (2) I want to do whatever he says. (彼が言う事ならなんでもしたい)
- (3) Whatever happens, I have to pass the exam. (何が起きようとも、試験に合格しなくてはならない)
(1)はwhateverが名詞節の主語、(2)は名詞節の目的語として使われている例です。どちらも「…することは何でも」の意味となります。
(3)はwhateverが副詞節として使われている例です。「何が…しようとも」の意味となります。
それぞれの構造を分解すると、次のようになります:
- (1′) [Whatever / happens] / is / being / carefully / watched.
- (2′) I / want / to do / [whatever / he says].
- (3′) <Whatever / happens>, / I / have / to pass / the exam.
(2)は該当箇所が文の目的語として埋め込まれています。whatever he saysのみに注目すればwhateverはsaysの目的語です。
(3)はWhatever happensが主たる節(I have to pass…)とは独立した節です。
1-2. whoever / whomever
- (4) Whoever gets the highest mark wins the prize. (最高得点を出した人なら誰でも受賞します)
- (5) They could vote for whoever they wanted. (彼らの望む人なら誰でも投票できます)
- (6) Whoever you are, thank you very much! (あなたが誰であろうと、本当にありがとう!)
(4)はwhoeverが名詞節の主語、(5)は名詞節の目的語として使われている例です。どちらも「…する人は誰でも」の意味となります。
(6)はwhoeverが副詞節として使われている例です。「誰が…しようと(…が誰であろうと)」の意味となります。
それぞれの構造を分解すると、次のようになります:
- (4′) [Whoever / gets / the highest mark] / wins / the prize.
- (5′) They / could vote for / [whoever / they wanted].
- (6′) <Whoever / you / are>, / thank / you / very much!
1-3. whichever
- (7) Whichever of my friends was free that day could join us. (その日都合のよい友人なら誰でも参加できた)
- (8) Choose whichever you like. (候補のうち好きなものをどれでも選んでください)
- (9) Whichever route you choose, have a wonderful trip. (どちらのルートを選んでも、良い旅を!)
(7)は Whichever of my friends was free that day という名詞節全体が主節の主語で、節内部では Whichever of my friends が was free の主語です。(8)は whichever you like 全体が Choose の目的語になります。whichever は、限られた候補のうち「どれでも・どちらでも」という意味で、二つの選択肢に限られません。
(9)はwhicheverが副詞節として使われている例です。「候補のうち、どの~でも」の意味となります。
それぞれの構造を分解すると、次のようになります:
- (7′) [Whichever of my friends / was free / that day] / could join / us.
- (8′) Choose / [whichever / you like].
- (9′) <Whichever route / you choose>, have / a wonderful trip.
2. 複合関係副詞の使い方
複合関係副詞にはhowever、whenever、whereverの3種類があります。
複合関係副詞は副詞用法で使われるが、大きく分けて意味が2種類あります。それぞれ次のとおりです:
| 副詞用法1 | 副詞用法2 | |
| however | どのような方法で…しようとも | どんなに…しようとも |
| whenever | …する時はいつでも | いつ…しようとも |
| wherever | …する所ではどこでも | どこで…しようとも |
詳細を見ていきましょう。
2-1. however
- (10) Waste your time however you want. (あなたの望むように時間を無駄にすればいい)
- (11) However hard it is, you can make it. (どんなに困難でも、あなたは成し遂げられる)
(10)はhoweverが「どのような方法で…しようとも」の意味で使われている例です。直訳すれば「どのような方法を望もうとも…」
(11)はhoweverが「どんなに…しようとも」の意味で使われている例です。
それぞれの構造を分解すると、次のようになります:
- (10) Waste / your time / <however / you want>.
- (11) <However hard / it / is>, / you / can make / it.
2-2. whenever
- (12) The roof leaks whenever it rains. (雨が降る時はいつでも屋根が雨漏りする)
- (13) I am here for you whenever you need me. (必要なときはいつでも、あなたの力になります)
(12)はwheneverが「…する時はいつでも」、(13)は「いつ…しようとも」の意味で使われている例です。(13)のmayは不確実性を強調する際に用います。
それぞれの構造を分解すると、次のようになります:
- (12′) The roof / leaks / <whenever / it / rains>.
- (13′) I / am / here / for you / <whenever / you / may need>.
2-3. wherever
- (14) Go wherever you like. (あなたの好きなところならどこでも行きなさい)
- (15) Let us join you wherever you may be on that journey. (あなたが旅でどこへ行こうとも、合流しましょう)
(14)はwhereverが「…する所ではどこでも」、(15)は「どこで…しようとも」の意味で使われている例です。(15)のmayは不確実性を強調する際に用います。
それぞれの構造を分解すると、次のようになります:
- (14′) Go / <wherever / you / like>.
- (15′) Let / us / join / you / <wherever / you / may be / on that journey>.
3. 複合関係形容詞の使い方
複合関係形容詞は、whicheverやwhateverを形容詞的に使う用法です。
3-1. whatever
- (16) Good luck with whatever decision you make. (あなたの行うどの意思決定にも幸運を祈る)
(16)はwhateverが複合関係形容詞として使われている例です。「…するどの…でも」の意味となります。
構造を分解すると、次のようになります:
- (16′) Good / luck / with / [whatever decision / you / make].
3-2. whichever
- (17) Select whichever car you like. (好きな車をお選びください)
(17)はwhicheverが複合関係形容詞として使われている例です。「限られた候補のうち、~するどの…でも」の意味となります。
構造を分解すると、次のようになります:
- (17′) Select / [whichever car / you / like].
*まとめ
この記事では、英語の複合関係詞について詳細を解説してきました。
内容をまとめると次のようになります:
- 複合関係代名詞はwhatever, whoever, whicheverがあります
- 複合関係代名詞は名詞用法と副詞用法があります
- 複合関係副詞はhowever, whenever, whereverがあります
- 複合関係形容詞はwhichever, whateverがあります
トイグルでは他にも、英文法に関する記事を執筆しています。興味のある方はぜひご覧ください。
Good luck!
Whichever route you choose, have a wonderful trip.
これが、関係代名詞になる理由がわかりません。
形容詞としてrouteを修飾するため、形容詞かと思ったのですが
>ハルヤ様
コメントありがとうございます。
先の例文において、whicheverは形容詞のようにrouteを修飾する一方、whichever route you chooseの箇所が副詞節となります。
副詞節となる以上、whicheverには形容詞的な用法を越えた使われ方をしており、それが複合関係代名詞と考えます。
ご参考まで…
(5) They could vote for whoever they wanted.
ですが、wantedの次にtoが欲しい様な気がしますがどうでしょうか。つまり「代不定詞」にする必要はありませんか。上手く説明できないのですが、They could kill whoever they wanted. とは違う気がするのです。自動詞と他動詞の違いから来る印象なのですが、、。
(17) Select whichever car you like. (好きな車ならどれでもお選びください)
について。細かすぎるかも知れませんが、「どれでも好きな車をお選び下さい」が普通の日本語ではないでしょうか。説明のために意図的に上記表現をとられているのかも知れませんが。
>シゲボ様
(5)の例文ですが、wantedの後にtoが必要かどうかは、少し判断が難しいですね。
少々調べる時間をいただければと思います。
現時点で軽く調べたところ、Collins Cobuildに以下のような例文があり、そこにはtoは記載されていませんでした。
Go ask whoever you want.
(17)に関しては深い意図はなく、私の日本語の問題でした。
記事を訂正いたします。