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英語の副詞とはhappily(幸せに)やoften(たびたび)に代表される一連の語句である。
英文法の世界では、副詞は「様々な用法を持つおまけ品詞」のように扱われる。「副詞についてよく知らないまま勉強を進めてきた」という方も少なくないだろう。
そこでトイグルでは、英語の副詞について詳細を解説していく。日本人が副詞で間違いやすい5つの点を指摘するため、学習の役に立つはずだ。
1. 副詞は動詞を中心に意味を追加する語
私たちが英語で何かを表現する時、意味の中心となるのが動詞である。
例えば、sing(歌う)であれば、「歌手がコンサートで歌った」とか「部長がカラオケで3曲歌う」など、状況によって様々な文を作れるだろう。
いま、「歌う」の動作そのものに焦点を当ててみよう。すると、「うまく歌う」とか「下手に歌う」など色々な種類の「歌う」があるものの、その違いに対する個別の動詞があるわけでないことに気がつく。
ここで役に立つのが副詞である。副詞は「うまく」や「下手に」に対応する語であり、動詞の意味を強調したり、補足したり、部分的に変化をさせる役割がある。
副詞が存在するおかげで、私たちは動詞の種類をむやみに増やすことなく、多種多様な表現を生み出せる。このように意味を付け足すことを修飾と呼び、英語で副詞は主に動詞を修飾する機能を持つ。
例を見てみよう。
- She sings beautifully. (彼女は美しく歌う)
- I can easily finish it tonight. (私は今夜それを簡単に終えられる)
(Oxford Advanced Learner’s Dictionary)
1は副詞beautifully(美しく)がsing(歌う)を修飾しており、「美しく歌う」の意味。
2は副詞easily(簡単に)がfinish(終える)を修飾しており、「簡単に終えられる」の意味。
副詞は多彩な用法を持つ語なので、動詞以外にも形容詞や他の副詞を修飾できる。また、用法によって文頭、文中、文末などの様々な位置に置かれる。
それでは、私たちは英語の副詞をどのように使っていけばいいのだろうか? 以下、詳細を見ていこう。
2. 副詞の語形
副詞は他の品詞(名詞/形容詞/接続詞など)と異なり、語句の形が複雑である。
ある語句が副詞かどうかを判別するには、副詞の語形について知っておくと良い。5つのパターンを紹介しよう。
2-1. 単純形の副詞
単純形の副詞とは、他の品詞にルーツを持たない純粋な副詞である。
else (その他に)、ever (かつて)、often(しばしば)、perhaps(あるいは)、quite(まったく)、seldom(めったに…ない)、thus(このように)などは単純形の副詞となる。
単純形の副詞の中は、前置詞や接続詞と同音異義のものがある。
例えば、byは前置詞(…の隣に)と副詞(過ぎて)のどちらにも使われる。
- The telephone is by the window. (電話機は窓の隣にある)
- Time goes by so quickly. (時間はとても速く経過する)
(Oxford Advanced Learner’s Dictionary)
2-2. 形容詞に-lyをつける副詞
多くの副詞は、形容詞の語尾に-lyをつけることで作られる。
- careful (形容詞: 注意深い)
- carefully (副詞: 注意深く)
語句によっては、つづりに若干の変化を加えるものがある。
y → i+ly | happy → happily |
e → ly | true → truly |
e → y | capable → capably |
+ally | intrinsic → intrinsically |
(Grammar for English Language Teachers)
2-3. 形容詞と同音異義の副詞
一部の副詞は、形容詞と同じ形を持つ。
例えば、hardは形容詞(熱心な)と副詞(熱心に)の両方で使われる。
- a very hard worker. (大変熱心な働き者)
- to work hard (一生懸命働く)
中には、形容詞と副詞で語形こそ一致するものの、意味が大きく異なる場合がある。
例えば、onlyは形容詞では「唯一の」だが、副詞では「…だけ」を意味する。
- She’s their only daughter. (彼女は彼らの唯一の娘である)
- Only five people turned up. (5人だけの人々が姿を表した)
(Oxford Advanced Learner’s Dictionary)
2-4. 2つの語形を持つ副詞
一部の副詞は「形容詞と同音異義の副詞」と「-ly副詞」の両方を持つ。
例えば、tight(しっかりと)とtightly(しっかりと)は共に副詞として使用される。
- He closed his eyes tight. (彼はしっかりと目を閉じた)
- He closed his eyes tightly. (彼はしっかりと目を閉じた)
(Collins Cobuild English Grammar)
中には、「形容詞と同音異義の副詞」と「-ly副詞」において、意味が大きく異なる場合がある。
例えば、hard(形容詞)は「熱心な」、hard(副詞)は「熱心に」だが、hardly(副詞)は「ほとんど…ない」を意味する。
- a very hard worker. (大変熱心な働き者)
- to work hard (一生懸命働く)
- I can hardly believe it. (ほとんど信じられない)
2-5. 他の品詞から派生した副詞
副詞の中には、形容詞以外の他の品詞から派生したものがある。
名詞から派生 | namely (すなわち) |
動詞から派生 | surprisingly (驚くべきことに) |
形容詞の中にはfriendly(友好的な)やcostly(高価な)のように語尾が-lyで終わるものがある。副詞と混同しないよう注意したい。
3. 副詞の使い方
副詞の主な機能は修飾である。修飾はある語句が別の語句や文に意味を付け足す現象を指す。
副詞が修飾する対象は主に、動詞、形容詞、副詞、名詞(代名詞)、文の5つである。これらの関係を図にすると次のようになる。
それぞれの使い方を説明しよう。
3-1. 動詞を修飾する副詞
副詞は動詞を修飾できる。
- She often works at the weekend. (彼女はしばしば週末に働く)
- Michelle smiled happily. (ミッシェルは幸せそうに笑った)
(Longman Dictionary of Contemporary English)
3-2. 形容詞を修飾する副詞
副詞は形容詞を修飾できる。
ほとんどの場合、副詞は形容詞の前に置かれる。
- very good (大変良い)
- easily debatable (討論が容易な)
- technically possible (技術的に可能な)
enoughとagoなどの一部の副詞は、形容詞の後ろに置かれる。
- This house isn’t big enough for us. (この家は私たちには大きすぎない)
- It was on TV not so long ago. (それはつい先頃テレビに出ていた)
(Oxford Advanced Learner’s Dictionary)
3-3. 副詞を修飾する副詞
副詞は他の副詞を修飾できる。
この場合、前に置かれた副詞が後ろの副詞を修飾する。
- very heavily (大変重く)
- extremely quickly (極めて敏速に)
- surprisingly well (驚くほどうまく)
- so clearly (大変明確に)
副詞が3つ連続する場合、修飾の組み合わせは場合によって異なる。次の2つの文を比較してみよう。
- She loses her temper only very rarely. (彼女はごくまれにしか怒らない)
- They had sung quite remarkably well. (彼らはとてもうまく歌った)
(The Cambridge Grammar of the English Language)
only very rarely(ごくまれ)はonlyがvery rarelyを修飾している(only [very rarely]の構造)。
一方、quite remarkably well(とてもうまく)はquite remarkablyがwellを修飾している( [quite remarkably] wellの構造)。
3-4. 名詞や代名詞を修飾する副詞
一部の副詞は名詞や代名詞を修飾できる。
- Nearly everybody came to our party. (ほとんど全員が私たちのパーティーに来た)
- Virtually all the students participated in the discussion. (ほとんど全生徒が議論に参加した)
- They will stay fully ten weeks. (彼らはまるまる10週間とどまるだろう)
- We counted approximately the first thousand votes. (我々はだいたい最初の千票を数えた)
(A Comprehensive Grammar of the English Language)
3-5. 文を修飾する副詞
一部の副詞は文全体を修飾する機能を持つ。
- Clearly, this will cost a lot more than we realized. (明らかに、これは私たちが気づいた以上のコストがかかる)
- Unfortunately, I won’t be able to attend the meeting. (不運にも、私は会議に参加できません)
- Personally, I prefer the second option. (個人的には、私は2番目の選択肢が良いです)
(Oxford Advanced Learner’s Dictionary)
Exactly.(その通りです)やDefinitely.(間違いありません)のように、副詞を会話の返答として単独で用いる場合もある。
4. 副詞の位置
副詞の出現位置は主に文頭・文中・文末の3つである。
文中の副詞は大きく「動詞の前」と「動詞の後ろ」の場合があるので、副詞の位置を簡略化すれば次のように図示できる。
副詞の位置について説明しよう。
4-1. 文頭に置く副詞
文頭に置かれる副詞は、文全体を修飾する文修飾の副詞が多い。
文修飾の副詞は『3-5. 文を修飾する副詞』で扱ったため、例文を再掲する。
- Clearly, this will cost a lot more than we realized. (明らかに、これは私たちが気づいた以上のコストがかかる)
- Unfortunately, I won’t be able to attend the meeting. (不運にも、私は会議に参加できません)
- Personally, I prefer the second option. (個人的には、私は2番目の選択肢が良いです)
(Oxford Advanced Learner’s Dictionary/再掲)
文頭には接続副詞も使われる。接続副詞とは、文と文を関連付ける際に使う副詞である。
- We do not own the building. Thus, it would be impossible for us to make any major changes to it. (私たちはその建物を所有していない。したがって、大きな変更をするのは不可能である)
(Oxford Advanced Learner’s Dictionary)
4-2. 文中に置く副詞
文中の副詞は「副詞+動詞(=副詞が動詞の前)」と「動詞+副詞(=副詞が動詞の後)」の違いがある。
「副詞+動詞」の順番で用いられるのは主に、頻度を表す副詞、程度を表す副詞、感情を表す副詞である。
- She sometimes goes away at weekends. (彼女は時々週末に留守にする)
- The explosion completely destroyed the building. (その爆発は完全にビルを破壊した)
- We reluctantly agreed with go with her. (私たちは彼女と同行することをしぶしぶ同意した)
(Oxford Advanced Learner’s Dictionary)
「動詞+副詞」の順番で用いられるのは主に、様態を表す副詞である。
- The heating switches off automatically. (暖房装置は自動的にスイッチが切れる)
(Oxford Advanced Learner’s Dictionary)
(筆者注: 様態を表す副詞は出来事がどのように起きるかを表す.)
4-3. 文末に置く副詞
場所を表す副詞や時を表す副詞は文末に置かれる。
- Put the box here. (箱をここに置いてください)
- I’ve got a piano lesson later today. (今日後ほどピアノレッスンがある)
(Oxford Advanced Learner’s Dictionary)
尚、以上に述べた法則はあくまで一般的なものであり、場合によって副詞の位置が変わることがある。
例えば、副詞の内容を話題化するため、通常は文中(文末)に使われる副詞が文頭に置かれることがある。
- Sometimes I think he dislikes me. (時々、彼が私を嫌っていると考える)
- Nowadays, it’s acceptable for women to be ambitious. But it wasn’t then. (今日では、女性が野心的であることが受け入れられている。しかし以前はそうでなかった)
(Collins Cobuild Advanced American English Dictionary)
副詞の位置はこれまで説明したような規則性があるものの、文脈や話し手の意図によって様々な位置に使われる。すべてを暗記するのは到底不可能なので、副詞の位置に困ったら都度辞書で引いて調べるようにしよう。
5. 副詞によくある5つの間違いとその対処法
これまでは副詞の一般的な用法について説明してきた。
次に、いくつかの個別の副詞に注目して、よくある5つの間違いとその対処法を紹介していきたい。
5-1. Yes-Noは「はい/いいえ」ではない
肯定文では、Yes/Noは日本語の「はい/いいえ」に概ね一致する。
- ‘Is this your car?’ ‘Yes, it is.’ (これはあなたの車ですか? はい、そうです)
- ‘Are you ready?’ ‘No, I’m not.’ (準備はできましたか? いいえ、まだです)
(Oxford Advanced Learner’s Dictionary)
一方、英語では疑問文の内容が否定であっても、肯定の返答をする場合はYes、否定の返答をする場合はNoで答える。
- Aren’t you ready? (準備はできていないですよね?)
- Yes, I am. (Yes, 準備はできました)
- No, I’m not. (No, 準備はできていません)
次のような例では、私たちは日本語の感覚につられてYesと言いがちだ。しかし、内容に同意するにはNoで答えなくてはならない。
- A: It’s not very good, is it? (あまり良くないですよね?)
- B: No, you’re right, it isn’t. (えぇ、そのとおりです、良くないです)
(Oxford Advanced Learner’s Dictionary)
否定疑問文およびその回答(Yes/No)はTOEICリスニング問題にも度々出現する. 「疑問文の内容がなんでも肯定ならYes, 否定ならNo」と覚えておこう.
5-2. onlyの位置による意味の曖昧さ
onlyは「…だけ」を意味する語句だが、その焦点によって解釈が曖昧になる。
次の例文を見てみよう。
- John could only see his wife from the doorway.
(A Comprehensive Grammar of the English Language)
この文は以下の3通りに解釈できる。
- ジョンは戸口から妻を見ることだけができた(only see)
- ジョンは戸口から妻だけを見ることができた(only his wife)
- ジョンは戸口だけから妻を見ることができた(only the doorway)
曖昧さを回避するには、onlyの位置を変えれば良い。
- John could see only his wife from the doorway. (=2)
- John could see his wife only from the doorway. (=3)
onlyは話し言葉では一律に動詞の前に置くことが多い。この場合、強制を置く位置で焦点を示す。
- John could only SEE his wife from the doorway.
- John could only see HIS WIFE from the doorway.
- John could only see his wife FROM THE DOORWAY.
副詞は使い方によって解釈が曖昧になるが、多くの場合は話の前後関係が意味を補ってくれる。会話であれば聞き返すことによって正確な意図を確かめても良い。
5-3. agoとbeforeの違い
agoとbeforeはどちらも「…の前に」と訳されるが、その起点となる時が異なる。
agoは<今>を基準に「前」を表す。
- The letter came a few days ago. (手紙は(今から)2,3日前に来た)
(Oxford Advanced Learner’s Dictionary)
一方、beforeは<過去のある時点>を基準に「前」を表す。
- She was in Paris last week and in Rome the week before. (彼女は先週パリにいて、その前の週にローマにいた)
(Longman Dictionary of Contemporary English)
次の例文は、agoとbeforeの違いを明確に示している。
- I met her three years ago. I had been at school with her husband ten years before. (私は3年前に彼女に会った. 私はその10年前に彼女の夫と学校で一緒だった)
筆者注: beforeはI haven’t met you before. (私は以前あなたに会っていない)のように<現在>を起点に「前」を表す用法もある。この場合、イギリス英語では現在完了形を用いることが一般的。
5-4. already, yet, stillの違い
already(すでに起きている)、yet(いずれ起きる)、still(今もなお続いている)は用法を混同しやすい。
疑問文では、alreadyとyetにニュアンスの差がある。
- Have you already seen him? (彼にもう会いましたか?)
- Have you seen him yet? (彼にもう会いましたか?)
(A Comprehensive Grammar of the English Language)
alreadyの例文は「(既に会ったと思うが)彼にもう会いましたか?)」に対し、yetの例文は「(会ったかどうかわからないが)彼にもう会いましたか?」の意味。
否定文では、stillとyetにニュアンスの差がある。
- She still hasn’t got a job. (彼女はまだ職を得ていない)
- She hasn’t got a job yet. (彼女はまだ職を得ていない)
stillの例文は「(職を得ていない状況が以前からあり)それがいまだに続いている」、yetの例文は「(今は職を得ていないが)今後職を得られると予想される」の意味。
already, yet, stillは様々な時制で使われますが、とりわけ相性が良いのが現在完了形です。現在完了形については別記事で詳しく解説しています。
5-5. fairlyとratherの違い
fairly(けっこう)とrather(いくぶん)はニュアンスが異なる。
fairlyは主として、ポジティブな意味を持つ形容詞・副詞を修飾する。この場合、fairlyは形容詞・副詞の意味を弱める働きがある。
- She speaks English fairly well. (彼女は英語を結構うまく喋る = 最高にうまいわけではない)
(Longman Dictionary of Contemporary English)
ratherはどちらかと言うと、ネガティブな意味を持つ形容詞・副詞に使うことが多い。
- The instructions were rather complicated. (説明はとても複雑だった)
(Oxford Advanced Learner’s Dictionary)
ratherには動詞を修飾する用法もある(fairlyの動詞修飾は不可)。
- I rather suspect we’re making a mistake. (私たちがミスをしているのではないかと疑っている)
(Oxford Advanced Learner’s Dictionary)
A rather than Bは「BよりもむしろA」の意味.
例: I’ll have a hot drink rather than tea. (私は紅茶よりもむしろ温かい飲み物をいただきます)
参考: 英語の副詞一覧
参考として、英語の代表的な副詞一覧を紹介したい。トイグルでは英語の副詞を意味の面から5種類に分類した。
様態の副詞 | 出来事がどのように起こるか |
感情の副詞 | 人々の感情・気持ち |
場所の副詞 | 場所・位置・方向 |
頻度の副詞 | 一定の頻度・不変の頻度 |
程度の副詞 | ことの起こり具合 |
様態を表す副詞
accurately (正確に) | beautifully (美しく) |
carelessly (不注意にも) | cheaply (安価に) |
clearly (はっきりと) | comfortably (快適に) |
easily (容易に) | effectively (効果的に) |
efficiently (効率的に) | fluently (流暢に) |
professionally (職業的に) | properly (きちんと) |
quietly (静かに) | rapidly (速く) |
steadily (しっかりと) | vigorously (精力的に) |
voluntarily (自発的に) | wonderfully (すばらしく) |
(Collins Cobuild English Grammar)
感情を表す副詞
angrily (怒って) | anxiously (心配して) |
cheerfully (機嫌よく) | confidently (自信を持って) |
eagerly (熱望して) | excitedly (興奮して) |
furiously (熱烈に) | happily (幸せそうに) |
helplessly (困惑して) | hopefully (願わくば) |
hopelessly (絶望的に) | impatiently (我慢できずに) |
proudly (誇らしげに) | reluctantly (しぶしぶ) |
sadly (悲しそうに) | uncomfortably (心地悪く) |
uneasily (心配して) | unhappily (不幸に) |
(Collins Cobuild English Grammar)
場所を表す副詞
abroad (外国で) | ahead (前に) |
away (離れて) | downstairs (階下で) |
downstream (下流で) | here (ここに) |
indoors (屋内に) | inland (内陸に) |
nearby (近くで) | offshore (沖合で) |
outdoors (戸外で) | overhead (頭上で) |
there (そこに) | underfoot (地面に) |
underground (地下に) | underwater (水面下で) |
upstairs (階上で) | upstream (上流で) |
(Collins Cobuild English Grammar)
頻度を表す副詞
always (いつも) | bimonthly (ひと月おきの) |
biweekly (1週間おきの) | continually (絶えず) |
daily (毎日) | ever (これまでに) |
frequently (しばしば) | monthly (毎月) |
never (一度も…していない) | often (たびたび) |
periodically (定期的に) | regularly (いつも決まって) |
repeatedly (何度も) | seldom (めったに…ない) |
sometimes (時々) | usually (いつもは) |
weekly (毎週) | yearly (毎年) |
(Collins Cobuild English Grammar)
程度を表す副詞
absolutely (絶対に) | adequately (十分に) |
almost (ほとんど) | completely (完全に) |
considerably (かなり) | drastically (徹底的に) |
entirely (まったく) | extensively (広範囲に) |
extraordinarily (非常に) | greatly (大いに) |
incredibly (信じられないほど) | nearly (ほとんど) |
perfectly (完璧に) | practically (現実的に) |
remarkably (著しく) | significantly (顕著に) |
simply (とても) | sufficiently (たっぷりと) |
(Collins Cobuild English Grammar)
副詞の中には複数の使われ方をするものがある。例えばsimplyは「とても」の意味では程度、「簡単に」の意味では様態を表す副詞となる。「1語=1種類」と決まっているわけではないから、上記の分類法は参考程度に知っていれば十分である。
まとめ: 副詞を知れば英語のレベルが一段階上がる
この記事では英語の副詞について解説してきた。
内容をまとめると次のようになる。
- 副詞は動詞を中心に意味を付け加える語
- 副詞は-lyをはじめとした様々な語形を持つ
- 副詞は動詞・形容詞・副詞などを修飾する
- 副詞の位置は文頭・文中・文末
- 副詞は意味の面から分類できる
副詞は用法が多岐にわたるため、すぐに習得するのは難しい。だからこそ、副詞を理解すれば英語力の向上が実感できる。
副詞に迷ったときは、ぜひともこの記事に戻ってきてほしい。きっとあなたの探している答えが見つかるはずだ。
トイグルでは他にも、英文法に関する記事を執筆している。興味のある方はぜひご覧いただきたい。
Good luck!
質問なのですが、「5.副詞によくある間違いとその対処法」の「5-1. Yes-No は「はい/いいえ」ではない」の項目は、副詞とどう関係があるのでしょうか?
>カズ様
混乱させてしまい、申し訳ありません。
Yes/Noですが、これらの語が品詞的には副詞になるため、参考として記載いたしました。
わかりやすくなるよう記事も訂正していきたいと思います。
今後ともよろしくお願いします!