英語勉強法まとめを公開しました

ようやくわかった!自動詞と他動詞の違いをイラストで説明しよう

自動詞とは、動作が主語以外のヒト・モノに影響を及ぼさず自己完結する用法を指す。一方、他動詞とは自分以外のヒト・モノに影響を与える用法である。

自動詞と他動詞は、これまで分類の暗記が学習の中心だったため、「何度覚えてもよくわからない」と感じた方も多いだろう。

そこでトイグルでは、英語の自動詞・他動詞それぞれの持つメッセージ性に注目することで、特徴と違いをわかりやすく解説していこう。

3/4追記: 例文の一部を変更しました。

*目次

  1. 自動詞の使い方
  2. 他動詞の使い方
  3. 自動詞と他動詞の違い
  4. 自動詞と他動詞を見分ける方法
  5. まとめ

1. 自動詞の使い方

1-1. 自動詞は自己完結する動作・状態を示す

自動詞とは、動作が主語以外のヒト・モノに影響を及ぼさず、自己完結する意味を持った動詞を指す。簡単に言えば、ただの動作で終わるのが自動詞だ。

自動詞のイメージ

例を見てみよう。

  • I waited. (私は待っていた)

「待つ」行為自体は主語が一人で行い、誰にも何の影響を与えず、自己完結する。単なる動作を示す語なので、自動詞と言うことができる。

自動詞は意味が自己完結するので、目的語は使用されない。動作が自分にしか影響を及ぼさないから、その対象となる語句を配置する必要がないのだ。

I waited

※自動詞は影響を自分にしか与えないので「自」動詞と呼ばれる。

1-2. 前置詞は自動詞の方向性を示す

目的語を使用しない代わりに、自動詞は直後に前置詞を用いることができる。前置詞を使うことで、自己完結する動作の方向性を表す。

例を見てみよう。

  1. Look! (見て!)
  2. Look at the boy. (あの男の子を見て)

1つ目のLook!は動詞単体が使われている。言葉の上では何も指し示すことなく、漠然と「見て!(見るという自己完結する動作を行って!)」と言っていることがわかる。

2つ目の例文では前置詞atを使い、Look at the boy. (あの男の子を見て)と言っている。atには「点」の意味があり、1つのヒト・モノに焦点を当てるイメージだ。

自己完結の自動詞lookに、焦点を合わせるatが組み合わさることで、the boy(男の子)に向けて目を動かし見るという動作を行ってくれ、と言っていることがわかる。

要するに「男の子を見て」の意味となるのだ。

前置詞atのイメージ

まとめると、自動詞は自己完結の動作を表すから、直後に目的語を使用しない。代わりに、動作の方向性を示したい場合は、前置詞を使って表現する。

2. 他動詞の使い方

他動詞とは、自分以外のヒト・モノに影響を与える意味を持った動詞を指す。自動詞とは逆の概念だ。

他動詞のイメージ

例を見てみよう。

  • I can cut this cake. (私はこのケーキを切ることができる)

「切る」という動作を行うことで、対象物に形や状態の変化が起こる。動作は自分以外のモノに影響を与えるから、例文のcutは他動詞として使われていると言える。

I can cut this cake

他動詞は通常、目的語と共に使用される。目的語は動詞の影響を受ける対象であり、動詞の直後に配置される。

  • I will use this table. (私はこの机を使う)

他動詞の動作がモノ・コト・ヒトの2つに影響を及ぼす場合、目的語は2つ連続で使用される。いわゆる二重目的語だ。

  • I sent you a letter. (私はあなたに手紙を送りました。)

二重目的語では、2つの目的語の間に「is(〜である)」か「have(持っている)」のいずれかの関係が成り立つ。

先の例では、[you have a letter (あなたが手紙を持っている]の状態を、I(私)がsent(送った)と考えよう。

二重目的語

※他動詞は影響を他者に与えるので「他」動詞と呼ばれる。

3. 自動詞と他動詞の違い

これまで、自動詞と他動詞の使い方を議論してきた。改めて、その特徴をまとめてみよう。

  • 自動詞: 主語以外のヒト・モノに影響を及ぼさない動詞
  • 他動詞: 主語以外のヒト・モノに影響を及ぼす動詞

ところで、これまで教科書では「動詞◯◯は他動詞です」と教わってきた。自動詞・他動詞の分類にはどのような規則性があるのだろうか?

実はすべての動詞は文脈によって、自動詞にも他動詞にもなることができる

例を見てみよう。次の2つのうち、より自然な表現はどちらだろうか?

  1. Someone is knocking the door. (誰かがドアを叩いている)
  2. Someone is knocking on the door. (誰かがドアを叩いている)

(出典: 『NHK新感覚☆キーワードで英会話 イメージでわかる単語帳』)

どちらも日本語訳は同じになるが、ニュアンスに違いがある。

例文1はknockが他動詞として使われている。knock(叩く)の作用がドアに直接及ぶので、かなり力強く叩いている感じだ。

例文2はknockに前置詞onが使われている。ドアの上(on)でノックが行われているので、こちらのほうが自然な表現と言える。

このように、動詞ははじめから自動詞・他動詞のどちらかに決まっているわけではない。話し手が自己完結の意味を出したいなら自動詞として、他への影響の意味を用いたいなら他動詞として使えば良い。

したがって「動詞◯◯は自動詞(他動詞)か?」ではなく、「この文章内で動詞◯◯は自動詞(他動詞)のどちらの用法か?」が正しい認識と言えるだろう。

4. 自動詞と他動詞を見分ける方法

自動詞と他動詞を見分けるためには、次の3つのステップを使おう。

  • ステップ1: 目的語の有無
  • ステップ2: 前置詞の有無
  • ステップ3: 文章全体の意味

ステップ1: 目的語の有無

動詞の直後に目的語があれば、その動詞は他動詞として使われていることがわかる。

  • 他動詞の例: I opened the door. (私は扉を開けた)

ただし、smoke(吸う)の対象が常識的にタバコになるように、他動詞が影響を与える対象が明確すぎる場合、他動詞であっても目的語を省略することがある。

  • 目的語の省略されている他動詞: She doesn’t smoke. (彼女は喫煙しない。)

したがって、「目的語がない=自動詞」と言い切ることはできない。

ステップ2: 前置詞の有無

「ステップ1: 目的語の有無」で判断できなかった動詞は、前置詞の有無を確認しよう。

基本的に、動詞の直後に前置詞があれば、その動詞は自動詞として使われていると解釈できる。

  • 自動詞の例: He looked through the window. (彼はガラス越しに見つめていた。)

しかし、前置詞の有無だけでは、やはり目的語が省略されている他動詞と、通常の自動詞の区別はつけられない。

  • 目的語の省略されている他動詞: He smokes. (彼はタバコを吸う)
  • 自動詞: He waited. (彼は待った)

ステップ3: 文章全体の意味

最終的に、自動詞と他動詞の区別を行うには、文章全体の意味を考慮する必要があるだろう。

その動詞は対象に影響を与えるのか。与えるのであれば、目的語は明示されているか。目的語がなければ、それは省略ではないか。

これらを見極めることで、ようやく自動詞と他動詞の区別をつけることができる。

結論として、自動詞と他動詞の区別は決して簡単ではない。

試験等で問われる場合を除き、英語を読んだり聞いたりしている時に「これは自動詞と他動詞のどちらだろう」と考える必要はあまりないと言える。

5. まとめ

当エントリーでは、英語の自動詞と他動詞の特徴について紹介してきた。

これら動詞のメッセージ性に注目することで、その明確な違いがおわかりいただけたと思う。

*当記事を読んでもっと知りたいと思った方は、次のエントリーも参考にしていただきたい。

Good luck!

49 Comments

T 屋敷

今までの英文法の教え方とは全然違っています。
上から目線ではなく、上 中 下 で言うと 中と下の真ん中くらいの視線
上クラスは復習が出来るし、中クラスは理解しやすく、下クラスは
再チャレンジする意欲が湧いてくる気がします。自分もその心境です。

田邉竜彦

>T屋敷さま
お褒めの言葉、ありがとうございます。私自身もいち英語学習者として、なるべく学習者様と同じ目線に立って記事を書くよう、心がけています。

ともみ

説明の仕方が、とても分かりやすかったです。
前置詞を勉強した後の、他動詞.自動詞だったので、すんなりと頭に入ってきました!
少し気持ちが楽になった気がしました♪
ありがとうございました!!

田邉竜彦

>ともみさま
お褒めのコメント、誠にありがとうございます。
文法解説を情報発信している身にとって、「わかりやすかった」と言ってくださることほど、嬉しいことはございません。
これからもわかりやすく、実践性の高い記事を書いていきたいと思います。

すだち

自動詞 他動詞について学校の先生に何度も教えてもらっても全然理解できなかったのに、説明がとても理想的で分かりやすかったです!
学校の授業も俄然分かりやすくなりましたし、
もう文法書の自動詞 他動詞に頭を悩まさずに済みます(笑)
本当にありがとうございました!

m.F

50代男性です。やっとイメージできました!「ものすごくわかりやすい」の一言に尽きます。ありがとうございます。これまでいろいろ調べてわかったつもりになっていたのですが、説明の切り口が全く異なり、こんなにわかりやすく説明できる方はいません。すごいです!

おかd

全くわからなかった
他動詞のbuildも自己完結させようと思えばできる。
自動詞goも、~へ行く
という感じに目的語をとってしまいそうなイメージになる。
他の参考書となんら変わらないように思えた

田邉竜彦

>すだちさま

お褒めの言葉、ありがとうございます。
一度、自動詞と他動詞のイメージが出来上がった状態になると、これまでわからなかった授業や文法書の説明が、スラスラと頭に入る状態になると思います。
微力ながら、お役に立てて光栄です。

田邉竜彦

>m.Fさま

ありがとうございます、大変光栄です。
トイグルでは言語学的な正確さよりも、学習者目線の実践感覚を意識して英文法を説明しています。
他にも記事を書いているので、よかったらご覧いただければと思います。

田邉竜彦

>おかdさま

ご意見ありがとうございます。仰る点、私自身もよくわかります。
結局のところ、これらは「その動詞が英語の世界でどう捉えられているか」の問題になので、日本語の世界で生きる我々には理解できないことがたくさんあります。
goにしても、直で目的語を取ったっていいような気はしますよね。

しかし、従来の参考書は機械的に「goは自動詞だから目的語を取らない」と結論のみを述べ、暗記中心に自動詞・他動詞を指導をしてきたきらいがあります。
当エントリーは「自動詞になるのであればその理由は何か」、あるいは「自動詞になる場合、英語ネイティブはその動詞をどう捉えているか」を明らかにしようとした試みです。

私自身まだまだ発展途上のため、今後もご意見を頂戴できればと思います。

田邉竜彦

>黒澤俊一さま
お力になれず申し訳ありません。

chloe T

50代の主婦です。
英語を少しでも話せれば良いな と 2年前から勉強を始めました。
1週間に1度 無理しないペースです。先週 文法の授業で 自動詞と他動詞
の授業がありました。
授業だけでは理解が曖昧だったけど、ちょっと理解が進んだように
思います。(まだまだ曖昧なのは私の理解力が乏しいためです。)
ありがとうございました!

なつき

高1です。先生に勧められたroyalを読んでいますが、自動詞が他動詞になり、それが結果を表す場合の例文が自分の中でモヤモヤしていましたが、こちらの説明を読んで霧が晴れたように感じました。ありがとうございました。

田邉竜彦

>chloe Tさま

お褒めのコメント、ありがとうございます。
私の説明もまだまだ未熟なため、よりわかりやすい記事を書いていければなと思います。

田邉竜彦

>なつきさま

お褒めのお言葉、ありがとうございます。
トイグルはTOEICだけでなく、英検や受験対策にも活用いただけると思います。
わかりやすい記事を書いていきたいと考えているので、今後ともよろしくお願いします。

きみ

丁寧な説明、例文、ご親切にお礼を申し上げます。
Thanks a lot.

kimmy

田邉竜彦

>kimmyさま

暖かいお言葉、ありがとうございます。
これからもトイグルをよろしくお願いします。

R

I use って使う行為自体は主語が1人で行うから何にも影響を及ばさない自動詞なんじゃ・・・?
違いがよくわからないです。

田邉竜彦

>Rさま
コメントありがとうございます。
useは「使う」の意味があります。確かに、使った結果としてその対象物の形が変わるわけではありません。
しかし、使う行為はその対象があってこそ成り立ちます。
このように、自分だけで「使う」の行為が完結しない場合、見た目の姿形を大きく変化させない場合でも、対象に影響を及ぼすと考えます。
この辺りは日本語の感覚と異なるのでわかりにくいのですが、「対象物を必要とするか」が自動詞・他動詞の違いの1つと考えると、理解が促進されるかと思います。

引き続き、トイグルをよろしくお願いします。

ななお

① ”turn in” “hand in” “submit in” は単に自動詞+前置詞の熟語ですか? 今までこれ等は他動詞+前置詞の特異ケースだと思っていました。

② 提出するは単に ”Turn it” ”submit it ”と他動詞使いができると思うのですが、何故簡単に他動詞として使わず、①の自動詞的用法をよく使うのですか?

田邉竜彦

>ななおさま

ご質問ありがとうございます。
これから加筆訂正しようかと考えていたのですが、英語では動詞1つ1つに自動詞・他動詞という区別があらかじめ決まっているわけではありません。
多くの動詞が、場面や状況によって自動詞的にも、他動詞的にも使えます。
例: I walk.とI walk the dog.

これを踏まえた上で…

①に関して
辞書によれば、turn inは自動詞・他動詞両方、hand inは他動詞とあります。
例えば、turn inを自動詞的に使えば主語そのものがturn inするということなので、「曲がる」を意味します。turn inは他動詞的に使えば目的語に影響が及ぶ行為であるため、「曲げる」や「提出する」になります。
hand inは、慣習として他動詞的な使用場面に限定されるため、結果的に他動詞となります。
submitは目的語を直後に使うため、submit inという用法はありません。

②に関して
「提出する」の意味なら、turn inとsubmitは両方とも他動詞として使います。提出するためには、その「物」が必要だからです。

尚、英語学習の目的によっても異なりますが、自動詞と他動詞の区別にあまりこだわる必要はないと思います。
それが文法用語的に何と呼ばれようと、「提出する」ならturn inあるいはsubmitと知っていれば、すべての場面に対応することがきます。

ご参考になれば幸いです。

ヤッホー

waitは待つ相手を対象物としては考えないんですか?

田邉竜彦

>ヤッホー様

waitは「待つ」を意味しますが、それは必ずしも人間を対象に待つ状態とは限りません。
waitは理由や目的に関係なく「待つ」という自己完結的な動作を表すため、自動詞的な用法で使用されることが多いです。

MK

I don’t have a car. I can’t drive. (私は車を持っていない。私は運転できない。)
She doesn’t smoke. (私は喫煙しない。)
I asked a question and he answered. (私は質問をし、彼が答えた。)

まず、sheは私じゃなくて彼女
で、どこの目的語が省略されて、どこが他動詞なのかを書いた方がわかりやすいと感じる

田邉竜彦

>MK様

ご指摘ありがとうございます。

誤字については訂正いたしました。
目的語の省略に関しては、よりわかりやすい書き方を検討し、今後訂正したいと思います。

Arne

非常にわかりやすい説明ですね。
ただ動詞にはそれぞれのイメージがあり、それによって自動詞、他動詞が決められるので、この説明だけでは理解しずらいような動詞も出てきてしまいますよね。
このあたりはそれぞれの動詞の感覚やイメージをひとつひとつ覚えていくしかないですよね。

田邉竜彦

>Arneさま

お褒めのお言葉、ありがとうございます。
ご指摘のとおり、動詞によっては当エントリーで紹介したモデルが当てはまりづらい場合があります。
このモデルは他動詞・自動詞をイメージする上での、1つの参考としていただけると幸いです。

kazu1000

とても分かりやすい解説でよく理解できました。ありがとうございます。「1-2. 前置詞は自動詞の方向性を示す」の部分で質問があります。自分は自動詞について「自動詞は自己完結する動作。自分またはその人自身がする動作。目的語をとらない。」また、「自己完結する動作の文だけでは、やはり意味として弱いので、方向や範囲を表す前置詞と結びつきやすい、又は必要になる。」と理解しています。
「1-2. 前置詞は自動詞の方向性を示す」の例文で使われているlookには「他動詞」の用法もあります。「~の…をじっと見つめる」という意味で、例えば、He looked the girl in her eyes.など。

先生が他の質問で、「英語では動詞1つ1つに自動詞・他動詞という区別があらかじめ決まっているわけではありません。多くの動詞が、場面や状況によって自動詞的にも、他動詞的にも使えます。」とお答えになっているように、明確に区別できるものではなく、やはり、数をこなして英語の感覚をつけていくことなのでしょうか?

両方の用法がるlookを使って例文を載せておられるのは、あとで両方で例えばセミナーで
ということでしょうか? または数をあたらないと、努力の、感覚を使う

田邉竜彦

>kazu1000様

ご質問ありがとうございます。

「自己完結だけでは意味として弱いので前置詞を用いる」は鋭い視点だと思います。確かに、他動詞は他者に影響を与える分、自動詞よりも強い何かがあるかもしれません。
(この辺り私自身も研究最中のため、まだ結論が出ていません。)

ご質問いただいた動詞の覚え方ですが、仰るように数を経験して英語の感覚を身につけていくのが最善の方法かと思います。
文法とは、特定の語彙の使い方がパターン化されたものです。言語習得とは、その壮大なパターンのネットワークを脳内に築いていくことです。

使い方のパターンは、文法書を読むことで明示的に学ぶとができます。自動詞・他動詞もその1つかもしれません。
言語のネットワークは実際の言語使用を通じ、体で学ぶのが一番です。言語使用は会話に限らず、リスニングやリーディング等のインプットも含みます。

自動詞・他動詞に関し新たな発見があった場合、また当エントリーでまとめたいと思います。

ko

とても為になりました。
こういった内容の核を教えてくれる授業だったらもっと楽しく勉強できただろうなぁ。
を英訳してください。

田邉竜彦

>ko様

コメントありがとうございます。
お役に立てたようで光栄です。

恐れ入りますが、当方は翻訳が専門でないこと、また文脈がないと正確な訳ができかねることから、英訳はお断り申し上げております。
何卒ご了承ください。

たまたまこの記事を見た通りがかり

とにかく読みやすいし、記事全般に親切心がにじみ出ているようです!
時間が許せば何度も再読したいです。

田邉竜彦

>たまたまこの記事を見た通りがかり様

お褒めのお言葉、ありがとうございます。
他にも英文法の記事を書いているため、お時間があればぜひご覧ください。

HAMA

とてもわかりやすくためになりました!スクランブル英文法・語法を読んで自動詞と他動詞の仕組みを理解しましたが見分け方が分からず困っていたのでとても助かりました!
しかし一つ聞きたいのですが、他動詞の使い方の所で「他動詞とは自分以外のヒト、モノに影響を与える意味を持った動詞」とありますがこれは「I」に限定されるということでしょうか?それとも主語全体を指すのでしょうか?気になったので宜しければ教えていただけると幸いですm(_ _)m

田邉竜彦

>HAMA様

お褒めの言葉、ありがとうございます。

他動詞ですが、これは主語が「I(私)」以外でも同じです。
よく使われるのは、You(あなた)やJohn(ジョン)など、人が主語の場合です。

・You can cut this cake. (あなたはこのケーキを切ることができる)

人以外が主語になる場合も、原理的には他動詞のイメージはそのまま残ります。

・Increased tourism would help the economy. (観光の増加は経済を助ける)

ただ、モノ・コトは人と違って意志を持って何かを行うわけではありません。そのため、モノ・コトを主語にする場合、受身形が使われることが多いです。

・The building was designed by John. (そのビルはジョンによってデザインされた)

そして、受身形の文章で人を主語にすれば、先ほど見たような他動詞の文に戻ります。

・John designed the building. (ジョンはそのビルをデザインした)

文法は様々な項目が相互に関連しあっている1つの例となります。参考にしていただけると幸いです。

もう一度英語学習者

他者に影響が及ぶ、というイメージが他動詞である、という説明について、
reach the mountain top, arrive at the mountain topの違いを考えてみると、
なぜ前者(reach)の場合だけが影響が及ぶのか今一つわかりませんでした。
一方自動詞の方は、「自己完結する動詞」というのは、要するに主語が他者とは無関係にすることができる
動詞というイメージがもてました。すると、reachの場合は、一枚の写真をイメージしたときに、
頂上の印が写っていて、そこに到達した場面を、arriveの場合は歩いてきて、頂上らしいところに
さしかかった場面(頂上の印は写っていない)が写っているように思えてきました。
こんな理解でも良いのでしょうか?  自動詞って、「動く・止まる・とどまる」みたいな「力」を
感じるような気がします。他動詞は何か写実的な感じ。

田邉竜彦

>もう一度英語学習者様

コメントありがとうございます。

reachとarriveですが、大変鋭い分析だと思います。
reach/arriveは、文中で取り上げたwait/cutほど自動詞・他動詞のイメージがシンプルに当てはまるわけではないため、使い分けが難しいですよね。

かなや

4. 自動詞と他動詞を見分ける方法
の2. 前置詞の有無にて、
前置詞が使われていれば自動詞と考えると書いてある下に前置詞が使われていなければ自動詞と考えると書いてあるのですが、どーゆーことですか?

田邉竜彦

ご指摘ありがとうございます。

該当箇所に誤りがありました。
「前置詞が使われていなければ自動詞と考える」は削除し、「前置詞が使われていれば自動詞と考える」を残しました。

ご参考にしていただけると幸いです。

1111

思いっきり例文も大西のものですね。参考文献等つけまししょう!!

田邉竜彦

ご指摘ありがとうございます。
本記事を書くにあたって『一億人の英文法』を参照したため、無意識に同じ例文を使ってしまった箇所がありました。先ほど例文を修正いたしました。

尚、本記事はもともと認知言語学の考え方をベースにしています。
確認を取ったわけではないのですが、『一億人の英文法』も認知言語学にインスパイアされた発想が随所に見られます。
その意味で、本記事が『一億人の英文法』と似た展開になっているのかと考えます。

本記事は、近いうちに内容のアップデートを行う予定です。

田邉竜彦

ご指摘ありがとうございます。
訂正いたしました。

禊萩

とてもわかりやすかったです!
ありがとうこざいます。
テスト前にわからない所を無くせて良かったです。

田邉竜彦

お褒めの言葉、ありがとうございます!

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